「ごめんなさい、いろいろ迷惑をかけて、、、わたし、これからどうしても外せない用事があって、、、あっ、まずい、、時間が、、、すいません、帰りますね、、、」
慌ただしくイズミが出て行った。
海斗はリビングで寝ていたが、すでに目を覚ましていた。
「あの子、あれはこれからデートだね、、、」
「そうみたいだな、、、で、どんなヤツなんだ?話は聞いてるんだろう?」
「それが言わないのよ、、、」
「会社のヤツか?」
「違うみたい、、、なんとなくだけど、、、でも分からないわ、、、」
二人は宏美が用意してくれた朝食を食べた。
「凄く美味しいよ、、、すまないな、、、」
「いいのよ、これぐらい、、、」
久しぶりの女性の手料理にしみじみとした気持ちが湧いてくる。
あのときまで、これが普通に続くものだと思っていた。
「ねえ、これから二人でデートしない?」
「デートって、、、いや、それいいかもな、、、」
二人は出かけ、愉しく時間を過ごし宏美の部屋へと戻ってきた。
「付き合ってくれてありがとう、、、デートなんて本当に久しぶり、、、凄く愉しかった、、、」
「俺の方こそ愉しかった、、、宏美、ありがとうな、、、」
離婚したとき、どうしようも無く辛かったとき、海斗が優しく支えてくれた。
だから今度はわたしの番だ、、、
「俺、そろそろ帰るわ、、、」
「まだダメだよ、、、夕食作るから食べていって、、、」
「悪いよ、そんな、、、」
「わたし達の仲じゃない?今更遠慮しないて、、、そうだ、シャワー浴びて来たら?」
「いいよ、帰ってからで、、、」
「ダメダメ、、、ほら早く、、、」
背中を押され浴室へと向かう。
タオル渡され、
「ゆっくりしていいからね、、、」
「う、うん、、、」
「なによ、一緒に入って欲しいの?カラダ洗ってあげようか?」
「それはダメ、、、そんなことされたら俺、暴れん坊になっちゃうし、、、」
「ええっ、スケベ、、、でもそれ見たいかも、、、」
「見せられるか、そんなもの、、、」
「冗談だよ、、、じゃあ料理するから行くね、、、」
スッキリしてリビングに戻るとパスタとサラダにスープまで用意されていた。
それに冷えたビールも、、、
「悪いな、、、でも速いな、さすがと言うか、、、」
「そんなことないよ、、、簡単なものでゴメンね、、、」
「ううん、スゲェ美味しそう、、、」
海斗はソファに座り二人は食べ始める。
「メッチャ美味い、、、」
「よかった、、、」
今日のデートを振り返り話が弾む。
ビールも進み、程よい酔いが身体を巡る。
「わたしもシャワー浴びてくるね、、、」
「うん、じゃあ俺は、、、」
「帰ったら絶交するからね、、、まだ二人で飲むんだから、分かった?」
「ハイハイ、分かりましたよ、、、」
二日連続で飲み会になってしまった。
でもそれも悪くない、、、
30分ほども過ぎただろうか、宏美が戻ってきた。
その姿に海斗は目を見張った。
薄手の水色のキャミソールにデニムのホットパンツ。
長く伸びやかな脚に張り詰めたヒップ、、、
乳房がキャミの胸元をカタチ良く持ち上げ、乳首がポッチリとその存在を主張する。
ノーブラなんだ、、、
ああっ、、、そんなに胸を突き出したら余計に、、、
宏美の頬がほんのりと染っている。
「ねえ、、、ワインでいい?」
「うん、、、もちろん、、、」
海斗は宏美から視線を反らすことが出来ず気も漫ろに応えていた。
つづく
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