血の気が引いたあの日から何日が経ったかな。
何より彼の落ち込み様を見た時に、娘にあんな姿を晒させてしまって本当に申し訳ない気持ちになった。
それでも彼は私を気遣ってくれて、娘にも精一杯の誤魔化しをしてくれる事になった。
シングルなので、彼と交際中という事にする手もあったのだが、彼に嗜められた。
幸い娘も彼のことは心配しているようで、今の所は私が暫く憎まれ役になる方が良いみたい。
必ず誤解は解く、と約束してくれた。
本当に何から何まで有り難い。
代わりに少し重い相談をされた。
彼の同僚に、歪んだ性癖、簡単に言うと強姦嗜好のある人がいるみたい。
職業柄、風俗も行きにくいし打ち明けられないし、ということで悩んでいたみたい。
演技っぽいと冷めるみたいだけど、私ならって思ったみたい。
私は全然そんなつもりなかったけど、表情とか仕草とか、とても艶っぽい、って思いがけず褒められちゃった。
すごく不安だったけど、久々に彼が練習を申し出てくれたからすぐOKした。
私の家だと流石に駄目ということで初めて彼の家に呼んでもらえた。
練習は本当に厳しくて、めちゃくちゃエッチな言葉とか、脅されて嫌なのに快感、みたいな演技がまだまだ難しいけど、終わまた後の、あの優しいハグで全部報われる。
娘にも早く謝りたいな。
※元投稿はこちら >>