んっ、クチュッ・・・
クチュッ、クチュッ・・・んっ・・・
その時、敬子にとってそこは安全で平和な自宅のリビングではなく危険で卑猥な映画館だった。
座っているのは旦那と選んだ白い椅子ではなく 所々が擦り切れ起毛の剥げ落ちた安っぽいビロードの椅子だ。
閉じたままの目には平日の昼の太陽の光は届かず、嗅ぎ慣れた生活臭すら今はタバコとオスの醸し出す異臭にしか感じられなかった。
敬子にとって、確かに男は存在し 自分向かって立っていた。
荒い息をしながら敬子を見下ろし、その頭を両手で掴んで腰を突き出している。
そして敬子はその股間の勃起した肉棒を掴み、扱きながら自分の顔に擦り付けていた。
だらしなく口を開き、いっぱいに舌を出しながら肉棒を顔中に擦り付けていく。
あぁ、すごい臭い・・・
酷いわ・・・こんな・・・こんなこと・・・
丸めただけの手に確かにオスの卑猥な温度を感じた。
舌が手に触れるたび、手についた唾液が顔に擦り付けられるたび下品な腐った精液の臭いが顔の周りに充満していくのを感じた。
そしてそれらを感じるたび、敬子はさらに激しく自分の顔中に精液を塗りのばしていく。
クチュッ、クチュッ・・・んっ、クチュッ・・・
クチュッ・・・んっ・・・クチュッ、んっ、クチュッ、クチュッ・・・
※元投稿はこちら >>