この注文をするのは今回で2回目だった。
その注文をした時に(脳内の架空の男達に)受けた命令は3つ。
そのうちの2つは『宅配員への露出』、『1回目のように小包にプリントされる商品名を変更するサービスは受けない』だった。
敬子は玄関に続く廊下を歩き、その途中に脱衣所の前で立ち止まって姿見をチラリと見た。
Tシャツの丈はヘソの下くらいまでしかなく、陰毛は愛液に濡れてテカテカと光っている。
固くなった乳首の形も乳輪の形さえもが浮いていて、露出とゆう(脳内の架空の男達の)命令への応えには十分すぎるように思えた。
これならば、きっと(脳内の)男達はこの後自分を嘲笑い、徹底的に下品に罵り、泣いてしまうくらい屈辱的に虐め尽くしてくれるだろう。
そのまま敬子は脱衣所の前から玄関に向かい、自分の注文した商品の商品名を思い浮かべる。
それは(脳内の)男達に囃され命令されて選んだモノだった。
わざわざ1回目に使った有名なアダルトショップの通販ではなく、ハードSMからスカトロまでカバーする『本格』を自称するサイトに掲載されている悪趣味極まりない名称のグッズ。
それはきっと住所の記載された送り状に記載されているはずで、きっと配達員は読んだだろう。
『旦那に満足できない淫乱女用の巨根ディルド』
『調教されたいマゾ専用のリモコンバイブ』
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