しばらく抱きしめたまま、唇を楽しんだ。長年密かに思いを寄せてきたMさんが、今俺の腕の中にいる。両腕で俺に抱きついたMさんの頬を、俺の唇が横に這う。
耳を軽く甘噛みすると、「ひゃん!」と子犬のような悲鳴を上げて、身体をのけぞらせた。俺の唇から逃れようと、イヤイヤをする。
「アハー、私、駄目なんです、耳は・・小さい頃から耳の周りは弱くって、くすぐったくって、触られると変になっちゃうんです・・」
そうだったのか、腰の整体には耳の周りに施す施術はなかったから、今までMさんの性感帯に、全く気が付かなかったのも、当たり前のことだ。
肩で息をするMさんを見つめて俺は言った。
「M・・」
初めて、名前を呼び捨てにした。
「ハイ」
「私はこんなにも女の人を、愛おしく思ったのは、生まれて初めてだ・・嘘じゃない。もっと早く心をMに打ち明けていたら・・・
もしそうしていたら、Mは受け入れてくれたかい?」
俺の顔を斜め下から見上げながら、コクンと頷いた。
「ええ、私、多分初めて先生と会った時から、先生に恋してたんだと思う。そしてこうなることも、最初からうすうす予感していたかも・・
でも、そんなこと打ち明けたら、先生も困るだろうし、私が先生に軽蔑されて、まともに相手してもらえなくなるのが、怖かったから。
だから先生に 《最後の女に・・》って言われた時、正直とても嬉しかった。すぐにでも「はいっ」って返事したかった。
でもあの時、軽い女だと軽蔑されたくなかったし、どぎまぎして『イヤ』って、拒否のポーズを取ってしまったの。私、後で凄く後悔した・・だからこうして先生に、正直な私をまっすぐに見てほしかった・・・」
俺の胸に額を押し付けると、Mはすすり泣きをはじめ、俺の肌に涙が伝わるのを感じた。
それ以上、言葉はいらない。
そっと抱き着いた腕をほどき、Mの身体をベッドに横たえた。そしてシーツを剥いで足元に押しやる。Mの下半身には、バスタオルが絡まってはいるが、上半身の裸には見事な乳房が露わになっている。
Mは両腕でそれを搔き抱くように、乳房を隠して小さな声で言った。
「先生、部屋の灯りを消して・・このままじゃ明るくて恥ずかしい・・」
コントロールパネルに手を伸ばして、一つ一つ確かめるように灯りを落とし、ダウンライトの薄明りだけを残して、Mの身体に寄り添った。
「まだ明るい・・」
責めるようにMが呟いたが無視する。
「見事なプロポーションのMの身体を、見ていたいから、このままで・・」
「もおぅ・・私、デブだから見られるの、恥ずかしいのにぃ・・」
甘えて咎める声を出したが、それ以上の拒否ではなかった。
ベッドで着衣のままと、シャワーの時とすでに2回は見てはいるものの、あらためて見下ろしたMの乳房は、身体の両脇に向かって崩れ、年齢相応に色のついた乳輪と、乳首は卑猥さを増して俺の愛撫を待っていた。横座りした俺は黙って片方の乳房を柔らかく握り掴むと、残りの乳房にむしゃぶりついた。
「あっ、んん・・ムン」
鼻から抜けるような吐息で、俺の愛撫を受け止める。
吸いだすように乳首に口づけすると、Mは両手で俺の頭を抱いた。両方の乳首は完全に勃起していた。
乳房を交互に愛撫しながら、まだすこしMの身体に纏わりついていたバスタオルを広げた。
女の心理は計り知れないが、恥じらいか、熟女の身だしなみなのだろうか、下半身にはショーツが、脱がずにあった。薄暗くなった部屋のせいで、色ははっきりしないが、股上の狭い、薄い色のショーツだった。
「ショーツ、脱いでこなかったんだ?!」
「だってぇ・・」
Mは恥じらいの甘えた声を出した。
乳首を軽く甘噛みしながら、片方の手をみぞおちから、ヘソに向かってはわせ、子供を3人産んでいるという妊娠線をなぞり、骨盤の上部のお腹の肉の薄いくぼみを軽く抑えた。
Mは「アッ」と身体をのけぞらせた。
ここは男でも性的感覚の鋭いところだ、そんなことを考えながら指を這わせていた。
Mはやはり陰毛をショーツの線と、鼠経部に沿って処理をしていた。手触りに髭の剃り残しのような感触がした。
指をそのままショーツの上を、股間の奥に進める。クロッチの部分にMのゾワゾワとした陰毛の感触を楽しみながら、生地の上から中指を割れ目に沿って進ませた。
「ああ、アッ・・そんなところ・・」Mの声が漏れる。
そこはうっすらと、湿り気と熱を帯びて佇んでいた。
俺の指を待っていたかのように、軽く開かれた太ももの、奥の割れ目をなぞるように、指を上下させた。
「ムッ、うーーーん」
俺の手を挟み込むように、両腿をよじりながら、M の切なげな声がする。
しばらくMのオマンコの感触をショーツの上から楽しんでいた。
だがしかし、俺はその時とんでもない事実に気が付き、愕然とした。
気持ちの昂りを、喘ぎ声で表現しているMとは裏腹に、俺の一物は先ほどガラス越しにMの裸身を見た時のまま、半勃起状態だったのだ。
俺は焦ってより強い刺激を求めて、手をMのショーツのゴムをくぐらせた。
Mのオマンコに直接指を伸ばし、クリトリスをこすり、蜜壺の中に中指を差し入れた。
「あっ、ああーン・・」
そこはもうしとどに濡れて、愛液がこぼれそうになっている。
たったあれだけの愛撫でも、Mは充分に感じていたのだ。
少し蜜壺の中をかき回しても、小ぶりのクリトリスをこすり上げて、Mの悲鳴のような喘ぎ声を聞いても、俺のペニスに変化はなかった。中途半端で、このままでは行為に及べない、情けない半勃起状態だった。
『フウー・・』
思わずため息が漏れてしまった。
それを聞き咎めて、Mが怪訝そうに尋ねた。
「先生、どうかしました?・・私の身体が何か?・・」
Mは何か自分の不具合が、俺のため息を誘ったのではないかと、心配したのだろう。
「イヤ、M、そうじゃないんだ、この期に及んでだけれど、私はMを抱けそうにないかもしれない・・」
「えっ、どういうことですか?私を抱けないかもしれないって?・・・」
「実は・・恥ずかしい話だけれども・・」
そう言ってMの手を俺の股間に導いた。
最初はおずおずと触れていたが、しかし俺の状態を確かめるように、そっと握りしめた。
「まぁ‥!」
Mはしばらく俺のペニスをもてあそんでいたが、変化のない俺のペニスに、意を決したように、俺の身体を押してベッドに横たえた。
「私に任せてください・・・、あんまり上手じゃないかもしれないけど、何とか頑張ってみます・・」
そう言ってMは俺の半勃ちのペニスを、愛おしそうに頬ずりをした後、口に含んだ。最初は亀頭を、そしてそのまま口の奥深くまで、咥え込んでいった。
上目遣いに俺を見て、次第にジュルジュルと音を立て、一生懸命に顔を上下させた。
「へんへひ(先生)、ほへでいいへふか(これでいいですか)?ふほひはかはんひはふは(少しは感じますか)?」
ペニスを咥えたまま俺に聞く。
感じてないわけではないが、俺のペニスはなんとも心もとない。
「M、後ろ向きになって、俺の顔をまたいでくれないか?・・」
俺はそう提案して、Mの腕を引いて後ろ向きに俺をまたがせた。Mは素直に従った。俺はそのままMのショーツの股間に顔をうずめた。
Mは黙ってペニスを咥えたまま、俺のなすがままに任せた。
ショーツ越しに鼻と口のあたりに陰毛の感触がして、オマンコからは若干、ソープと女の匂いがした。
Mは相変わらずジュポジュポと、音を立ててペニスを咥えている。
俺はショーツのクロッチ部分を横にずらした。
ダウンライトの光の中で、初めてMのオマンコを見た。ヌラヌラと漏れ出た愛液が、陰唇の間に糸を引いていた。俺の愛撫と、フェラチオの奉仕をする自分に感じて、溢れ出たものに違いなかった。
「ダメーーッ、」
Mは片手を後ろ手に、オマンコの部分に蓋をしてきたが、俺はそれをそっと外して、尖らせた唇をそこに押し当てた。
「見たいんだ、Mのすべてを・・・、綺麗なオマンコだよ。たとえMとセックスできなくても、こうしてMのオマンコを見れて、触れることができただけで本望だ、十分だよ・・」
オマンコに人差し指を差し入れ軽くかきまぜた。指をある角度に曲げると、Mの尻はビクンと反応する。
俺はペニスの不具合を考えずに、しばらく舌と指でMのオマンコを楽しんだ。
『フウゥ・・』
Mは感じているのか、時折軽くペニスに歯を立ててため息をついた。
暫くそんな状態が続いて、俺のペニスから唇を外したMが叫んだ。
「先生、これ見てみて、もう十分大きくなったよ、もう大丈夫みたい・・」
そう言って俺の手を俺の股間に導いた。
そこには若い頃には及ばないものの、しっかりと十分に屹立したペニスがあった。
『これならできるぞ、Mを抱ける・・』
心の中で軽くガッツポーズをした。
「さぁ‥M・・」
「ハイッ」
Mは俺の身体から離れると、俺の横に身体を横たえた。
広げたMの股の間に俺の身体を置くと、ショーツの上部に両手をかけて脱がそうとしたが、ふと気が変わってそのままMのショーツの股間部分を凝視しながら、両手をはずした。
「どうしたんですか?」
若干腰を持ち上げて、ショーツを脱がせやすい体勢にしたMは、怪訝そうな目線を俺に送ってきた。
俺は黙ってショーツのクロッチ部分を横にずらしてオマンコをさらし、Mの腰を軽く持ち上げた。
「えっ?!??」
そのままMの十分に愛液に塗れた、オマンコにむしゃぶりつく。
そのまま舌をオマンコに差し入れた。
普通の女性よりはMのオマンコがやや下についている。俗にいう『下付き』のオマンコなのだろう。
「先生、もう・・私は充分です、先生をください、お願い・・入れて・・」
もう頃合いは充分だ。ショーツは脱がさず、クロッチ部分を横にずらしたままでオマンコにペニスをあてがった。
「えっ?このままで?・・」
ショーツをはいたままするのか、と聞いたのだろう。
俺はそのままペニスを持って、亀頭をオマンコからクリトリスまでこすり上げた。亀頭がクリトリスを通り過ぎるとき「ひっ!」と声を漏らす。
その往復を何度か繰り返すと、切なそうな声で懇願した
「先生、もう、もうください!・・」
俺ももう限界だった。
立膝のままペニスを前に押し進める。
亀頭がオマンコの入り口に包み込まれた。
「あぁーー、うぅーーー」
Mの小さな悲鳴が上がる。
そのまま進む。
オマンコの内壁がじんわりと、俺のペニスを包み込んでゆく。
徐々に進む俺のペニスを、オマンコの壁が、すっぽりと咥え込んでいった。
多分、人より若干豊富であろう、俺の女遍歴の過去の女たちには、かつてなかった初めての感触の経験だった。
ペニスが一番奥に到達したとき、Mの子宮口がはっきりと亀頭に感じられたほどに、密着感が半端ではなかった。
「入ったよ、Mのオマンコの一番奥まで、これが私だよ・・」
Mは目をつぶって数回頷くと、小さな声で言った。
「嬉しい!・・やっと先生と一つになれた、うれしい・・」
それからは言葉はいらなかった。
俺はゆっくりと長いストロークのピストンを繰り返した。
「アッ、アッ、アッ、アッ・・・」
ピストンを繰り返すたびにMの声が漏れる。
「ねえ、お願いです、これ脱がせてください・・」
まだ履かせたままのショーツの事だ。
「先生の肌、じかに感じたい・・」
「分かった・・」
俺は一旦ペニスを抜いて、尻を浮かせたMのショーツを下げ降ろし、両脚から外した。膝立ち姿勢のままで、俺の両太ももにMの両脚を乗せ、ペニスを膣口に宛がうと、再びMのオマンコに突き立てた。
「あーー、アッ・・あーーーー!」
Mは顎をのけぞらせて、長い悲鳴を上げた。
しかしこの変形の正上位の体勢では、ペニスが下付きのオマンコの奥まで届く感じが、いまいち物足りない。ペニスを挿入したまま、Mの腰を浮かせ強引に引き寄せた。密着度がはるかに強い。俺の下腹がMの大陰唇に触れている。そのままピストンを続けた。
「これ深い、すごい、すごい、先生が奥まで来ます、アアァー、アアァー」
しばらくMを昂らせた後、両太ももを俺の両肩に担ぎ上げて、そのまま腰を突き入れた、屈曲位というやつだ。Mの抱えられた両太ももが、両方の乳房を押しつぶす。ペニスはオマンコの、もっと奥の深いところに突き刺さった。
「あああぁーー、んぐー」
Mは押しつぶされたような声を出し、俺の腰に両腕を回した。
俺はそのまま、より深く、より深くペニスを差し入れた。
「すごいっ、これ凄い、わたし壊れちゃう、きつい、これだめっーー・・」
Mは叫び声をあげて身をよじった。
俺は一旦腰を引き、ペニスの頭を入り口までもどしてから、一気に押し込んだ。
『ブッ・・ブウーー』
Mのオマンコから空気の漏れる大きな音がした。
Mは大きく目を見開き、俺の顔を見た。
「やだっ、なに? いまのなんですか? 私の? 私の音なの?」
「そうだよ、Mのオマンコの音だよ」
俺が頷くと恥ずかしそうな顔をした。
「やだぁーー、はずかしいーー、こんなの初めてェ――!」
そう言って両手で顔を覆った。
「Mのオマンコと、私のがぴったりと合ったということだと思う。私もこんなのは初めてだ、最高に気持ちがいい!・・」
しばらくゆっくりとストロークの長いピストンを繰り返したが、その後、恥ずかしい音は2,3回小さくしただけで収まった。
この体位はよほどMの琴線に振れたらしい。
「何、これっ、だめぇ、これダメぇ!逝く、イク、逝っちゃいます、壊れちゃうぅ――、もぅ、もぅ!だめぇーー、またっ、またっ、また来ますぅ!」
俺が動くたびに喘ぎ声というより、何度も叫び声を漏らして逝き続け、入口から奥にかけての、ピクピクとした締め付けは、際限なく続いた。
しばらくして、Mの両脚を肩から外して正上位に戻り、両脇に腕を差し入れて、思いきり抱き締めた。大事な人形を愛おしむ様に。
二人はそのまま繋ぎあったまま、呼吸を整えた。
鳥のように唇をついばみ、Mも目を瞑ってそれに応えた。
しばらくして、その体勢のまま俺はMの上半身を引き起こした。ペニスとオマンコはつながったままだ。胡坐をかいた俺の両足にMの尻がすっぽりとおさまっていた。
二人の結合部には白くMの体液が、泡立って絡みついている。
「M、見てごらん、私のがMのオマンコに入っているのがみえるかい?・・」
Mは前かがみに二人の結合部を覗き込んで、その部分を見つめ、『ウン』と頷いた。Mが顔をそのまま俺の胸に押し付けてきた。
俺はきつく抱きしめてやった。
その時、ふいに近く訪れるであろう、二人の永遠の別れに思いをはせ、鼻の奥にすっぱいものを感じた。
その体勢のまま俺は手を股間に差し入れ、クリトリスに指をあてがって愛撫を加えようとした。
Mは切なそうに俺の手首をつかみ、首を横に振った。
「もうこのままでいいです、私、一杯逝きました、死んじゃうかと思ったぁ・・こんなの初めてです、こんなに感じたの、生まれて初めて・・」
そう言って両腕を俺の首に巻き付け、縋り付いてきた。俺は試しにいたずら心で直ぐそばにあるMの耳たぶに口づけた。
『ぴくっ』とは反応したが、先ほどみたいに身体をよじって逃げることはなかった。くすぐったさは、性的刺激に変ったのだろう
しばらく二人はその体勢のまま、繋がったままでいた。Mのオマンコの蠢きは、かすかに続いていた。
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