あなたのために11
妻と連絡が取れない…LINEは一向に既読がつかず電話も繋がらない……
「部長…部長………この書類の決裁を……!!」
気が付くと部下に声を掛けられていた……
「あっ………すまん……ありがとう!!目を通しておく」
妻の動向が気になって仕事に身が入らない……
部下は俺がスマホを覗いている方に気が付き……
「珍しいですねぇ………奥さんに大事な用ですか?」
「えっ!!……ああ……ちょっと家の事でねぇ………」
妻のことを聞かれた思わず動揺をしてします……
妻は今どこで……
そう思うと俺の股間は、はち切れんばかりに膨れ上がっていた……。
誰かに頭を撫でられている……
気が付くと彼が私の頭を撫でていた……。
起き上がるとさっきのベットの上……
彼はベットに座り私の頭を撫でていた……
「気が付きましたね……少し無理をさせてしまいました……彼はプロなんですが、まぁ言ってもまだ若い……」
彼の隣には立つ男性は、頭をペコリと下げて部屋を出て行った。
その後、シャワーを浴びてリビングに戻ると彼がワインを嗜んでいた………
彼に向かいに座る様に言われ座ると、ワインを勧められたが断る……代わりにコーヒーを注文してもらう。
程なくするとさっきのホテルマンが、やってきてコーヒーセット置いていく………服は着ていたがマジマジと見られなんとなく恥ずかしくなる………。
ホテルマンが退室した後、コーヒーを淹れながら、彼はゆっくりとした口調で話し出した。
あれから一週間が過ぎた、彼からの連絡は来ない……
私が色々やらなければいけない事、そして生理が来たことも関係している……。
朝の家事を一通り済ませ、しばしソファーで休む……
流石に生理中は性欲も湧かない……カレンダーを見ながら……
「明後日ぐらい〜?」
そう呟く………
あの日、彼が話した内容はプレイの感想と避妊
の事、それと生理について……
彼は事細かに私のプレイの話を聞いてきた……
とても恥ずかしかっだが、ありのままに答える。
そして彼は……
「そうですねぇ〜今回はオーガニズムの、一歩手前辺りだと推測します。
それと貴女の性癖は、人前で興奮をする様ですねぇ……
今後のトレーニングに取り入れましょう……」
オーガニズム……なんの事?
「あの……そのオーガ………」
「オーガニズムですか?これは最絶頂とも言われ、女性にとっては最高の喜びです。」
彼の話だと、イクとオーガニズムは別物で、人によってはイクを連続で経験する人もいるとのこと、かつては存在しないとも言われた事もあったとか………
オーガニズムは、ナカイキとソトイキに分かれる様で、まずは比較的簡単と言われるソトイキからと、
ナカイキオーガニズムに、達したことがある人は5割を切るとのこと。
「オーガニズムは肉体的刺激と精神的刺激………
まぁ、リラックスや相手への信頼関係なんかも影響しますが、女性器は鍛えれば鍛えるほど育つので、少しずつ近づいていく方法もあります。
前回、隣にいた女性は、ひどい性体験をしているので、ここまで達していません。
いずれ貴女も体験出来ます……そして………」
彼はここでこの話をやめて次の話に……
あの日の男性は、すでにパイプカットをしているので、射精について問題が無いとのこと、けれど、今後の事を考えて避妊リングの取り付けを勧められた。
そして彼の知り合いの医師に施術してもらう事になった。
最後に、今後の私のトレーニングについて、
彼に生理の事を聞かれ答えると、何やら彼はスマホで登録をしていた。そして………
「でわ、今週末に避妊リングを………次のトレーニングは生理が終わる2週間後です。終わったらご連絡を……
それと今日のトレーニングはご主人にお話し下さい
………そうですねぇ〜今日だけはたっぷりご奉仕をして、ご主人に抱いてもらいましょう」
そして彼は次の依頼があるとの事でその場に残り、
私は帰ることに………
ホテルの正面玄関を出る時に、フロントで見覚えのある女性が………前回、隣にいたあの人……
次の依頼は……そう思いながら家に帰った……。
その夜、珍しく夫が早く帰宅……そのままベットに連れて行かれ、夫に抱かれた……夫に抱かれながら今日の出来事を話すと、夫は何度は何度も私を抱いた。
私は夫に抱かれながらも男性を思い出していた……。
※元投稿はこちら >>