階段を下りてくる足音が聞こえた。
まるで音をたてないように気を付けているような感じだった。
息子ならこんな歩き方をするはずがない。
私はゆっくりと立上り、静かに廊下を覗いた。
そこにいたのはコウジ君だった。
ゆっくりと静かに廊下を進み、脱衣所に入っていく。
ドキッとした。
何をするつもりだろうと考えただけで息が荒くなってしまった。
脱衣所を覗くと電気も着けずにコウジ君が立ち尽くしていた。
後姿だったのでズボンと下着を膝まで下ろしている事しか分からなかったが、その体は小刻みに揺れている。
まさか・・・
脱衣カゴを見ると、何かを漁ったかのように乱れていた。
服の下に隠したはずのブラが見えていた。
パンツがない・・・
一気に心拍数が上がるのが分かった。
そんな私の目の前でコウジ君がゆっくりと振り向いていく。
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