興信所の報告書を見て、私は愕然としました。
浮気相手は私よりもふたつ年上の、夫と同時期に札幌支店に異動した営業課の女性でした。
そして、私をさらに貶めたのは、札幌では周囲には堂々と夫婦として一緒に暮らしているだけでなく、高1と中2の娘2人の4人暮しをしているというのです。
しかも、どうやって調べたのかわかりませんが、2人とも間違いなく夫の娘だというのです。
私の娘は、まだ中3だというのに。
さらに、詳しく調べてもらうと、元々は2人とも都内にいる時からの不倫関係(彼女は当時既婚者)で、私との結婚を期に別れたのですが、その時彼女はすでに夫の子を妊娠していたらしく、離婚後ひとりで育てるつもりが、夫の単身赴任をきっかけに交際を復活させ、周囲には彼女を妻だと紹介して、最初から夫婦として暮らしていたらしい。
絶望のどん底に堕ちた私を救ってくれたのは、中3の娘でした。
この時、私はもう四十路手前、夫と離婚しても娘と2人暮らしていく自信はありませんでした。
そんなある日、私は発作的にお風呂場の手すりにタオルを輪にして結び、その輪に首を通していました。
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