ゆっくりと振り返ると、女は俺の目を見つめて立ち尽くしていた。
その目は潤んでいて、表情は興奮しきっている。
おそらく、いや絶対にオナニーの途中だったのだろう。
イケないまま玩具をトイレに取り上げられ、そして目の前に妄想していた光景が現実になっている。
俺は女の目をジッと見つめ、そのままゆっくりと足を踏み出した。
女は全身をビクッと硬直させ、そのままジリジリと後退っていく。
かまわず足を前に出すと、怯えた目で俺を見ながら頭を振って「だめ、だめよ」と言いながら さらに退がっていった。
拒絶している、怖がっている、、、けれど叫んだり対抗しようとはしない。
そのまま女は、まるで俺を導くようにリビングにまで後ずさっていった。
震えているが、逃げ出そうとはしない。
ただただ弱々しい態度で、過度な抵抗をするそぶりはない。
そしてその先にある寝室のベッドにまで退がり続けていった。
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