もうブラウスのボタンは全部が外されていた。
黒いブラの肩紐を外して下に下げると、真っ白い乳房が露出した。
おそらくFカップくらいは あるかもしれない。
年齢から本当は垂れているのかもしれないが、残ったブラがちょうどハーフカップブラのように支えて魅力的な形を保っている。
それは、ストリップショーのように官能的な光景だった。
深夜の野外、人気が無いとはいえ誰も来ない保証などどこにもない路地裏のアスファルトの上、久美子さんは腰に布が巻き付いているだけの 完璧に近い全裸で立っている。
まるでハイヒールとガーターベルトだけで露出調教を受ける奴隷のようでもあり、派手な顔と髪のせいでポルノ女優のような雰囲気でもある。
「ね、そのネクタイ、外してみて」
青年は久美子さんの言葉に 一瞬だけ戸惑っていたが、すぐにネクタイを外していった。
その間に久美子さんは両手を背中に回し、左手で右の腕を、右手で左の腕を掴んでいた。
そして青年がネクタイを外し終えるのを見届けると、青年に向かって背を向ける。
「あの、これ・・・」
「縛って・・・そのネクタイで、私の手が動かないくらいキツく縛って・・・」
青年は喉を鳴らしてツバを飲み込み、強張った顔で久美子さんの言葉に従っていった。
もっと強く、もっとしっかり縛るのよと言われながら、久美子さんから両手の自由を奪っていく。
「これじゃ、もし誰かが来ても隠せないわね・・・誰かに見られちゃったら恥ずかしいわ・・・」
肩を揺らして荒々しく息をする青年に呟き、久美子さんは ゆっくりと歩き始めた。
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