初めて由美さんを見た時、彼女の性的な魅力に、その色気に気づかなかったのは、僕が緊張していたせいかもしれません。
しかしもうひとつのシンプルな理由は、まだ春先で、由美さんがタートルネックの厚いセーターとジーンズを着ていたからだと思います。
やがて季節は初夏へと移り、ドアを開けて僕を迎え入れる由美さんが、からだにぴったりのワンピースを着ている姿を見た時にドキッとしたあの瞬間は、忘れられません。
白いミニのワンピースはノースリーブで、薄く伸縮性の良い生地でできていました。彼女の姿を見た瞬間、僕はなまめかしい印象を受け、股間のいちもつも、すぐそれに反応していました。
――まるで――
言葉で、どう表現すればよいのでしょう。
由美さんは、まるで裸でそこに立っているかのような、むき出しの色香を発散していました。
大きな乳房が―― 控えめに見積もってもFカップはありそうな乳房が、からだにぴったりした布地のせいで、はっきりそのやわらかそうな形を現わしていました。
乳房が左右に少し離れ、動くたびにぷるぷると小刻みに震えるのを見て、僕にも彼女がブラをしていないことがわかりました。
ワンピースの白さと比べても、由美さんの肌の白さは見劣りしませんでした。
小柄でスレンダーな娘の桃香ちゃんとは違い、由美さんの全身はむっちりとした滑らかな脂肪に覆われ、大きなお尻、そしてむちむちしたなまめかしい太ももへと、男の視線を釘付けにする魅惑のラインが続いていました。
由美さんについて僕が好きなのは、そのなまめかしいからだつきと、美しい顔だけではありません。彼女の声も、大きな魅力のひとつでした。
由美さんはいつもゆっくりと落ち着いてしゃべるのです。
彼女のやさくくおっとりとした印象は、その話し方が最大の要因でした。
声はやや低めで、少しハスキーでした。とは言っても、いわゆるガラガラ声とは全く違います。
音を、由美さんのあの声を、言葉でどうやって表せばいいのでしょう。
やわらかでふかふかな、キメの細かいフェルト生地。
眠る時に、耳元でいつまでも聴いていたい、やさしい声。
若くて性欲が旺盛だった僕の妄想の中に、由美さんの姿が入ってっ来るのに、そう時間はかかりませんでした。
AVの画面で四つん這いになった熟女が後ろから激しく突かれ、その重たそうな乳房をぶるんぶるんと揺らしながら「イクぅ」と叫んでいるのを見た時、僕はその顔を由美さんに置き換えていました。
そして、びっくりするぐらい大量の精液を、左手に持ったティッシュの上に吐き出したのです。
僕と由美さんの間の壁を崩す出来事があったのは、そんな時でした。
田辺部長の家に届け物をしに行った、あるの夜のことです。
部長は北海道に出張に行っていて、翌日の朝に東京へ戻ると、いったん自宅へ寄ってパスポートや航空券と荷物を取り、そのまま台湾へ向かうという強行スケジュールが組まれていました。部長が北海道にいる間に、急遽台湾への急ぎの出張が決まり、僕はそのための資料作りを任されていました。
今とは違い、大容量のファイルをメールするのは困難で、インターネット上に保管できる容量も限られていた時代です。僕は徹夜してやっと作った資料を外付けのZIPドライブに保管し、部長宅に届けに行ったのです。
ドアを開けた由美さんは、白いノースリーブのブラウスを着て、太ももの半分ぐらいの丈の赤いタイトスカートを履いていました。
何よりも僕をドキッとさせたのは、ブラウスの襟もとが大きく開いていて、わずか数センチながら、マシュマロのような胸の谷間を初めて見たことです。
「山岡さん、すみませんね、わざわざ。」
「いえ、仕事ですから。」
「それにしても、急でしょ。主人も、参ったもんだって電話で言ってましたわ。せっかくだし、上がってお茶でも飲んでいってくださいね。」
家庭教師として毎週おじゃましている家なので、由美さんが僕を招き入れるのも、全く不自然には感じませんでした。
「タイヘンだったでしょ? 急すぎるのに、どうしても英語にしないといけなくて、山岡さんに負担をかけすぎるって、主人が言ってましたわ。もしかして、徹夜したんじゃないの?」
「はい、実は。」
「すみませんねぇ。」
「いえ、一番タイヘンなのは部長ですよ。」
リビングのテレビでは夕方の情報番組をやっていたけれど音は消してあり、代わりにミニコンポからボサノバが静かに流れていました。
「今日も紅茶でいいかしら? そうそう、桃香は今日、姉の家に泊まりに行ってるの。」
桃香ちゃんは従妹と仲が良く、その日遊びに行くのも、実は本人から聞いていました。
「そうだ、晩ご飯まだでしょ。あたし、今日はひとりだから簡単に済ませようと思って、焼きそば作ろうとしてたの。山岡さんも、召し上がる?」
「あ、いいんですか。いただきます。喜んで。」
ソファに座って温かい紅茶を一口飲み、ボサノバを聞きながらテレビの画面を眺めているうち...
由美さんの、夢を見ていました。
由美さんの美しい顔が、自分の顔の真横にありました。
由美さんは全裸で、大きな乳房の先にあるベージュ色の乳首を僕の胸にすりつけ、勃起した僕のペニスを指先でゆっくりと上下にしごきながら、
「ねぇ、たまにはおとなの女のからだも欲しくない?」と囁いていました。
目が覚めて、自分がソファで眠ってしまったことに気付いた時、由美さんが僕のすぐ隣に座っていて、そのきれいな顔が、実際に僕のすぐ真横にありました。
「――あ、すみません...」
そう言った瞬間、由美さんが目を上げて、やさしく僕の顔をのぞき込みました。
その時、由美さんが直前まで他の物を見ていたことに気付いたのです。
僕の股間が、大きく盛り上がっていました。
ペニスが、完全に、固く勃起していたのです。
慌てて素手で覆い隠すのも、逆に恥ずかしいような気がして、僕はうろたえ、そのまま顔が火照るのを感じました。
「――つい...」
「いいのよ、もちろん。徹夜明けだし、仕方ないわ。」
そして、口元にかすかな微笑みを浮かべ、イタズラっぽい眼差しを、再び僕のズボンのふくらんだ部分に向けました。
僕はどうしていいかわからず、紅い顔でまっすぐ、すでに用意されてテーブルに載っている焼きそばのお皿を見ていました。
「山岡さん、彼女は?」
「――いません。」
「いつから?」
「もう、ずっとです。東京へ来てからは、一人も...」
「じゃぁ、タイヘンね。」
「......。」
「若いし、毎晩こんなになって――。いつも、自分でしてるの?」
まるで小学校の保健室の先生のような、とっても優しい口調でした。
「――はい...」
まさか「最近はあなたの娘さんとセックスしてます」とも言えません。
由美さんの手が、僕の太ももに置かれました。そして、布地をやさしくさすりながら、下腹部へ向かってゆっくり這っているのです。
「かわいそう。男の人って、タイヘンよね。」
至近距離で僕の顔を見上げた由美さんの唇は薄いピンクに塗られていて、細かいラメがキラキラと光っていました。
「ね、徹夜してうちの主人のお手伝いしてくれたし、こんなおばさんでよかったら、あたしからもお礼してあげたいな。」
「そんな... 奥さんは、おばさんなんかじゃありません」
すると、まるでそれが合図であったかのように、彼女の指先が、ズボンの下で固くそそり立った僕の陰茎に置かれました。
そしてゆっくりと、固く勃起した僕のペニスを、さすり始めたのです。
ソファに座った僕の両ひざの間に膝をついて座ると、由美さんはブラウスのボタンを2つ外しました。
白くてやわらかな、夢のような胸の谷間があらわになり、由美さんはそのイタズラっぽい瞳で僕の顔を見上げてニッと微笑むと、手を伸ばして僕のベルトとズボンのファスナーを外し、トランクスごど一気に引き下げました。
はずかしいぐらい勃起したペニスがぴょんと現れ、由美さんは満足そうに微笑みました。
「――あの... シャワーかなにか...」
「いいのよ。」
由美さんは左の手のひらをやさしく睾丸に押し当て、右手の指先で僕のペニスの根元をキュッとつまむと、顔を下げて、亀頭の尖端に「チュッ」とキスをしました。
びくん!と動いた男根を見て、再びあの妖しい笑みを浮かべて僕の目をのぞき込むと、「若いって、いいわね」とささやきました。
尖端をすっぽり口に入れると、由美さんはだ液にまみれたやわらかな舌で、ねっとりと亀頭をなめ始めました。
そして自分のだ液と僕のカウパー腺液ですっかりぬるぬるになった亀頭を開放すると、今度は舌と唇を、僕のペニスの幹にゆっくりと這わせました。
「――はぁっ」と、思わず声がもれました。
僕の陰茎の海綿体には更に血液が送り込まれ、幹は一層固くなり、時折ぴょんと揺れて由美さんの顔をたたきました。
「――あたし、うまいでしょ。」
「――奥さん... あ、ダメだ、いっちゃいそう...」
「ダメよ、まだ。」
由美さんは、マンガかドラマのように「由美って呼んで」とは、言いませんでした。
そう言えば、娘の桃香ちゃんも僕を決して名前で呼ばず、僕の肉棒を胎内に受け入れて悶絶し喘いでいる時でも、僕を「先生、先生」と呼んでいたのです。
「奥さん」「先生」、そう言った言葉の方が「禁断の行為」であるという実感を高め、更に興奮すると、わかっていたのだと思います。
あまりの快感に天井を見上げた僕に、由美さんは「――ちゃんと見て。」と言いました。
そして僕が彼女の妖艶な顔と豊かな胸の谷間から目を離していないことを確認すると、いよいよ本格的な「技」が始まったのです。
裏筋に舌を這わせるのをやめると、由美さんは再び亀頭を口に含み、今度はそのまま、ゆっくりと顔を下げ、ペニス全体を口の中に収め始めました。
やわらかく厚い舌で、だ液をたっぷりと塗りながら、かちかちに張りきった肉棒を、ゆっくりとしゃぶりながら、深く、もっと深く――
僕は右手で由美さんの肩を、左手でソファを握りしめながら、悶絶しました。
左手はずっと睾丸の袋をさわさわしたまま、右手は使わず、口だけで、僕のペニスを、ゆっくりと、ゆっくりと、深く、そして浅く、そしてまたゆっくりと深く、しゃぶり続けるのです。
「――あぁ、奥さん、――ダメ、出ちゃう――」
いいのよ、ぜんぶだして。
僕のペニスを深くくわえたまま、由美さんがもごもごと言うのがわかりました。
「――ああ、出る――!」
思わず僕が小さく叫んだ瞬間、由美さんは顔の上下運動を加速しました。
「――!!」
人妻の―― お世話になっている上司の奥さんの、口の中へ――
かわいい教え子、桃香ちゃんの母親の、のどの奥へ――
びっくりするぐらい大量の精液を、僕はどくんどくんと発射してしまったのです。
からだの硬直が収まり、肩で息をしながら呆然としている僕の顔を見上げて、満足そうな笑みを浮かべると、由美さんはようやく僕の陰茎から口を放しました。
精液は全部、呑み込んでいました。
少しずつしぼんでゆく僕の肉棒をおしぼりで拭きながら、由美さんは妖艶な笑みを浮かべて、言いました。
「――ねぇ、まだお腹ペコペコじゃなかったら、もっといいことしない? 若いから、まだできるでしょ?」
そして僕の手を取って立ち上がると、僕を寝室へ導いて行ったのです。
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コメントありがとうございます。<(_ _)>
誰も読んでいないと思っていました。この続きも書きます。
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