桃香ちゃんの愛らしいからだの魔力に抵抗できないのと同様に、由美さんと初めてセックスした時、僕はすでに、彼女の熟した女体の虜に、彼女が与えてくれる快楽の奴隷になっていました。
母と娘、上司の奥さんと子供の両方とセックスを続けることは――
バレたら大変なことになるという不安感と、止めるべきだという罪悪感以上に――、性的な興奮を僕に与えていました。
土曜の昼下がり、アパートで桃香ちゃんをうしろから激しく犯してそのほっそりしたきれいなお尻と背中の上に射精し、家へ送り返した後、携帯に由美さんからのメールが届いていたことがあります。
そして夕食後に由美さんと新宿で待ち合わせをし、ホテル街を一緒に歩くのを誰かに見られたら困るというので、カラオケボックスに行きました。
部屋に飲み物が届けられて店員が去ると、由美さんはさっそく僕のジーンズを下ろし、床にひざまづいて、僕のペニスを頬張ります。
そうしなくても、僕は完全に勃起していました。
そしてカラオケの音を大き目にすると、由美さんに壁に両手をついてお尻を後ろに突き出してもらい、スカートをまくり上げて、立ちバックで激しく犯し、由美さんは「あぁん、いや、またイッちゃう――」と叫んで何度も絶頂に達し、僕はゴムの中に大量に射精したのです。
由美さんの豊満な肉体を味わい、その大きな乳房がぶるんぶるんと揺れ、汗だくの顔で卑猥な言葉を叫びながら絶頂に達する姿を見た翌日に、天使のような桃香ちゃんのしなやかでほっそりとしたからだを改めて見ると、その可憐な美しさのインパクトは倍増しました。
幼い顔が女の悦びに紅く染まるのを目の当たりにすると、僕は何度でも改めて勃起し、そして精子を大量に吐き出すのです。
逆に、14才の少女と交わった後に由美さんの完熟ボディーを抱きしめると、その威力は一層すさまじいものでした。
このままだと、いつか大変なことになる。
それはわかっていました。
でも当時の僕の性的な欲求は旺盛すぎて、由美さんと桃香ちゃんの肉体の魅力も強すぎて、僕は自分自身の性欲に逆らえなかったのです。
いつものように家庭教師をするため、田辺宅の扉を叩いたその日、部長は例によって出張に行っていました。
「決まった時刻」というのは、とっくになくなっていました。
仕事が早く終わって予定より前に駅に着き、僕が時々喫茶店で時間を潰すことを知った由美さんに、「何時に来ても構わないから、無駄遣いしないで」と言われたからです。
桃香ちゃんがいればいつでも授業は始めるし、稀に帰っていなければ、由美さんと世間話をして待つこともありました。
その夕方、普段より一時間も早く訪れた僕に、ドアを開けた由美さんが、艶やかな、イタズラっぽい視線を送っていることに、僕はすぐ気がつきました。
新宿で、ホテルではなくカラオケに行こうと言った時も、そんな目をしていました。
あいさつをして僕がドアを閉めると、由美さんは小声で言いました。
「桃香ね、お風呂に入っているの。さっき入ったばかりだから、しばらく上がってこないわ。」
僕は瞬時に、由美さんの意図を理解しました。
「いくらなんでもまずくないですか」と言うべきだとわかっているのに、僕はまるで蛇ににらまれたカエルのように、おとなしく、黙って頷いていたのです。
由美さんに見つめられ、意味深な笑みを向けられ、僕のペニスは、早くも固く勃起していました。
アコーディオン・カーテンの向こうのバスルームからは、ぴちゃぴちゃというお湯の音と、鼻歌を唄うかわいらしい声が聞こえてきます。
かすかな音も聞き逃さないように、テレビの音は消し、万が一の場合にも見つかりにくいように、玄関ホールの床に、由美さんはヒザをつきました。
リビングのドアは、少しだけ開けてあります。
リビングの向こうのキッチンにつながるバスルームの音が、よく聞こえるようにです。
由美さんは僕のズボンのファスナーを下げると、トランクスの開口部からびんびんになったペニスを露出させ、夢中でしゃぶりつきました。
両手を使わずに、のどの奥へ、深く。そして、浅く。またゆっくり、深く。
バスルームから、トトロの歌を唄う桃香ちゃんの声が聞こえています。
あのしなやかで美しい、ほっそりとした裸体を、可憐な薄い乳房を思い出し、今まさに桃香ちゃんは全裸で湯舟に浸かっているんだと考えると――、そして同時に、彼女の母親が今目の前で、自分の男根にねっとりと舌を這わせてしゃぶっていることを思うと、僕は堪らず、射精しそうになりました。
僕のペニスを口から解放すると、由美さんがささやきました。
「言う必要ないけど―― 静かに、ね?」
そしてエプロンのポケットからコンドームを取り出すと、僕の陰茎に素早くそれを装着しました。
「――恥ずかしいけど...、もうあっちも、準備オーケーなの。」
僕に背を向け、靴箱の天板に両ひじをついてお尻を突き出した由美さんのスカートをまくり上げ、彼女のパンティーのあの部分がはずかしい液で半透明になっているのを見た時、「準備オーケー」の意味がわかりました。
「あの子、必ず髪を洗って最後にシャワーでゆっくり流すから、音を聞いていれば大丈夫よ。」
彼女が言い終わるのを待たず、パンティーをずらした隙間から、僕は挿入しました。
「――――!!!」
由美さんは悶絶し、急いで右手を口に当てました。
もう何度も見て、ひとりでオナニーする時にも思い浮かべるぐらい夢中になっている、由美さんの白くて大きなお尻に10本の指を喰い込ませ、僕は腰を振り始めました。
「――っ! あっ、――だ、――あぁ、ダメよ――」
パンパンと音がしないように、お尻に当たらない範囲で、素早く前後させます。
「――あ、―――あぁ、――そんな―― だめ、そんなに激しくしちゃ――」
「――しっ。静かに――」
ちいさく聞こえてくる桃香ちゃんの歌が、「トトロ」から「やさしさに包まれたなら」に変わっていました。
「――あっ、――あっ、――ダ、ダメ――」
「――しっ。声が大きいです――」
自分から、こんな状況でしたがったクセに。
そんなにセックスが好きか?
この淫乱な、メス豚め。
アダルトビデオで時々聞くセリフが、頭をよぎりました。
ふたりとの肉体関係によって、僕の中で何かが開花したのかもしれません。
由美さんはブラウスのそでを口にくわえ、必死で喘ぎ声を押し殺そうとしていました。
僕は高速でピストンを続けながら、両手を前にまわして服の上から由美さんの乳房をもみ、耳元でささやきました。
「――ガマン、できないんですか? 桃香ちゃんがいるのに」
「――はぁ、――はぁ、――うん、ガマン―― できないの――」
「――したいの? セックス。」
「――したい、――したいの――」
「そんなに、おちんちんが好き?」
「――あぁ、――好き、――おちんちん、好き―― 大好きなの――!」
反った背中をぴくんぴくんと痙攣させて、由美さんが声を殺して絶頂に達したのを見届けると、僕は一度腰の速度を緩め、後ろから彼女に覆いかぶさるように抱きついて、由美さんの耳たぶを舌でそっと愛撫しました。
由美さんが、ぶるっと身を震わせます。
バスルームからは、シャワーの音が聞こえてきました。
はち切れそうに固くなった肉棒に、更に血液が送り込まれ、由美さんが悶絶します。
「――ダメ――、おちんちん、そんなにおおきくしないで――」
「――しっ。」
由美さんの膣から繰り返し姿を現す、かちかちになったペニスを包むコンドームが、彼女の割れ目から分泌されるあの蜜に濡れ、ぬらぬらと光っています。
そのはち切れそうな肉棒を、ゆっくりと由美さんの花びらの間に埋没させ、今度はそれをゆっくりと後退させると、由美さんは声にならない叫び声をあげ、全身で靴箱にしがみつきました。
「――エッチなんだね、奥さんって。」
「――あぁ、――そうなの――、エッチなの、あたし――」
ふたたび腰の前後運動の速度を速めると、由美さんはもはや声を失い、その、はっ、はっ、はっ、はっと言う荒い息遣いが、玄関ホールに響いていました。
「――あっ、あっ、――あっ、――あ、――ダメ、――イク――」
この、メス豚め。
淫乱な、美しいメス豚め。
「――イク――、あぁ、また、――また、イッちゃう――!!」
発射された精液でコンドームがずっしりと重くなった頃には、僕は汗だくで、由美さんも髪を振り乱し、汗ばんだ顔に後れ毛が数本、貼りついていました。
由美さんがタオルを持って来てくれて、ふたりとも汗を拭き、髪をととのえ終わった時、桃香ちゃんはまだシャワーでシャンプーを流していました。
僕と桃香ちゃんが、似たようなことをすでに何度もしていることを――
自分がボサノバを聞きながら夕飯の支度をしている時、二階の部屋で僕が桃香ちゃんのふっくらした割れ目に勃起したペニスを挿入して腰を振り、その小さな口を手で押さえながら、互いにエクスタシーを迎えていることを、もし由美さんが知ったら、何と言うでしょう、
田辺部長は?
自分の妻を僕がバックで激しく犯し、鏡に映る揺れる乳房を見ながら胎内に射精したことを――、自分の娘の処女を14才で奪った僕が、フェラチオを教え、その小さな口の中に射精したことを知ったら――。
このような肉体関係に、ハッピーエンドはありません。
これを読んでくれる方は、官能小説にエロス以外の要素を求めていないでしょうから、その後の経緯を詳しく書き記すことは、やめておきましょう。
手短かに言うと――
僕は恩を受けた上司との良好な関係を失い、その後、自ら会社を辞めまたのです。
このような体験は本来、男の夢であるはずでした。
妖艶な美しい熟女と、その娘である可憐な少女との、肉欲にまみれた日々。
誰もがうらやむ、憧れのシチュエーションであるはずで、だからこそAVのストーリーのネタになったりもするのです。
でも、僕にとっては実際、どうだったでしょうか。
快楽に溺れた日々は、振り返るととても短く、それでいながら僕の性生活はあの時、永遠に呪われてしまったのかもしれません。
僕は三十前にして、由美さんの熟した極上ボディーの味を、はしたない言葉を叫びながら何度もイッてしまうエロティックな姿を、男性をたちまちイカせてしまう熟練の舌技を、知ってしまいました。
そして、禁じられた14才のしなやかなからだを、無垢な少女に性の奥深さを教える悦びを、ちいさなちいさな女性器にペニスを強く締め付けられる快感を、知ってしまいました。
その後、何度か恋人はできましたが、彼女らでは、まったく太刀打ちできないのです。
由美さんと桃香ちゃんとのセックスの記憶が邪魔をして、他の誰のからだを抱いても燃え上がらず、僕は満足できないのです。
当然のように関係は続かず、出会いと別れを繰り返し、今も未婚のままです。
一度あのような甘い禁断の果実の味を知ってしまった僕は、もはや同程度の刺激が無いと、本気で興奮できなくなっているのです。
今日も僕は、3ヵ月前に知り合った5才年下の女性のきれいな背中を見下ろしながら、腰を激しく振りつづけています。でもいくら激しく突きまくっていても、なかなか射精できません。
彼女が絶頂に達して呻いている時、僕は目を閉じて、あの日由美さんが口走ったはしたない言葉や、ぶるんぶるんと揺れる重たそうな乳房、そしてほっそりした桃香ちゃんの子供のようなちいさなからだを犯している様子を思い浮かべながら、更に激しいピストンを続け、それでようやく射精に至るのです。
生身の女性を抱いて、その性器に挿入していながら、まるでオナニーをしているかのように。
――あれから20年近く経った、今でも。
< おしまい >
※元投稿はこちら >>