「・・・・・本当に良いの?」
妻からの返事があったのは、あの夜から3日後の夜だった。
突然だったから一瞬だけ何の話か分からなかったが、すぐに思い至った俺は その場に転げ落ちてしまいそうなくらい驚き、また同時に喜んだ。
まさか本当に妻が受け入れてくれるとは!
「も、もちろんだよ!して欲しい、、、いや、してくれなきゃ嫌だ」
「・・・・・どうして?・・・こんなコト・・・」
「そりゃ・・・」
俺は咄嗟に言葉を飲み込んだ。
取り繕う言葉と本音の言葉が同時に出そうだった。
そしてどちらを話そうか迷った後、両方ともを言うことにした。
「美代子に満足して欲しいってのは本当に思ってる・・・俺は、その・・・た、勃たない・・・から・・・」
「・・・・・・」
「でも同時に・・・その・・・いやらしい気持ちも・・・正直言ってある・・・
考えただけでこんなに・・・美代子が言葉にするだけでこんなに興奮するのに・・・
もし・・・もしこれが現実になったら、どれだけ興奮するか・・・」
言いながら、最悪な事を言っている事に自分で気づいた。
恥ずかしくなって目を伏せてしまった。
情けないと思いながら恐る恐る視線を上げると、妻は腕を組んで仁王立ちになって俺を睨んでいた。
しかし次の瞬間、妻の肩からフッと力が抜けた。
「・・・まったくもう・・・こんなこと言ったら私が怒るとか思わなかったの?」
「思ったよ・・・でも・・・」
「でも、そんなに私を他の男に当てがいたかった?自分の興奮のために」
「・・・ごめん・・・・・でも・・・それもあるけど・・・美代子も求めてるって思ったんだ・・・その・・・いろいろハードルはあるだろうけど、本心では・・・心の底では本当はって・・・そう・・・思ったんだ・・・」
妻は俺の言葉には答えなかった。
しかし自分からタブレットを持ち寝室に向かった。
その後ろ姿は、まるで嬉しくて仕方がないような雰囲気だった。
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妻とのプレイ