どれほどそうしていただろうか。
俺はハンドルに突っ伏し、ビジネスホテルの駐車場に停めた寒い車の中で汗をかいていた。
そんな俺を嘲笑うかのようにポケットの中で携帯が鳴る。
俺は狂ったように取り出して画面を見た。
『着信:美代子』
美代子!
何かあったのか?
まさか・・・
俺は電話んとろうとして、けれど何故か車の時計を見た。
10時55分
そこには妻を送り出してから1時間半以上の時間が経過している事を示す数字が並んでいた。
とても嫌な予感がする数字だ・・・そう思いながらも、俺には電話をとる以外の選択肢は無かった。
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