壁を飾るレズビアンカップルたちの写真を指し示しながら、ユカが話し始めた。
「浩司さん、この美しい女性たちはみな、このクリニックを経て幸せなレズビアンになった奥様たちなんです…どうです浩司さん、男性から見て、この美しい奥様たちをどう思われますか?」
「そ、そうだったんですね…、はい、美しいだけでなく、すごく興奮します…」
浩司は、いきり立つ股間を手で押さえながら答えた。
「浩司さん、なぜレズビアン女性たちがこんなに美しいのか、あなたには分かりますか?」
「わ、わかりません…」
「それは、彼女たちの愛が真実の愛であり、彼女たちの純愛とセックスは何よりも美しく神聖なものだからです。」
「た、確かにそう思います…」
「それなのに浩司さん…、あなたはレズビアン女性たちの美しい愛を間近に見て、いやらしく勃起してますよね?」
浩司は赤くなり俯きながら答えた。
「そ、その通りです…」
「それは何故だかわかりますか?」
「わ、わからないです。でも何故だか、すごく興奮して勃起してしまうんです…」
浩司は、レズビアンたちの愛の美しさや気高さに比べて、自分が取るに足らない卑屈な存在に思えて情けなくなった。
それを見て取ったユカは、しばらく間をおいてから口を開いた。
「それは、あなたたち男性が、レズビアンの愛と官能の美しさに敗北した結果、彼女たちに性的にも精神的に支配されたい…とか、射精の自由まで奪われて服従させられたい…という強い性的願望を持つようになった表れなのです。」
「…た、確かに…」
浩司はみごとに指摘されて縮こまってしまった。返す言葉のない浩司をみて、ユカは話題を元に戻した。
「ところで、浩司さん。この奥様たちはみな、今では情熱的なレズビアンでいらっしゃるのに、ご主人と離婚なさった方はお一人もいないんですよ。不思議だと思いませんか?」
「ど、ど、どうしてですか?」
浩司の顔色に希望の光が差した。
「というか、みなさん、ご主人公認の同性カップルなんです。
ところで浩司さん…奥様がレズビアンになってからずっと奥様に勃起し続けてるのに、一度もセックスさせてもらえませんよね?それどころかあなたには射精の自由もなくなりました。」
「…そ、そうですね」
浩司は恥ずかしそうに赤くなった。
「それなのにあなたは、美咲さんだけでなく、美咲さんの恋人である加奈子先生にまで激しく勃起なさってる…」
「そ、その通りです…」
「浩司さん、レズビアンになった奥様たちは、あなたのような素晴らしい夫を手放すと思いますか?答えはノーです。なぜなら、あなたのような夫は、奥様たちにとって理想的な存在だからです。
どんな亭主関白な男性でも、奥様がレズビアンになり、射精まで管理されるようになると、奥様に対して絶対的な服従を示すようになります。そして、奥様だけでなく、その恋人までも心から尊敬するようになるのです。
つまり、浩司さんは、美咲さんと加奈子先生にとって、かけがえのない存在となる。だから、離婚の心配なんてする必要はないんですよ。」
浩司は、その言葉にゾクゾクするような興奮を覚え、気もおかしくなりそうなくらいに勃起していた。
プルル…
そんなとき浩司のスマホにメッセージの着信音がした。美咲からだった。
浩司は恐るおそる開いてみた。
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