3.
翌日、私は、お昼前に目を覚ましました。
そこには、正大君の姿はなく、その代わりに、昨日私が着ていた洗濯済の衣服が、綺麗に畳まれていました。
私は、衣服を整え、翔大君を探しました。
すると、翔大君の自室らしい部屋で、勉強していました。
「お母さん。起きた?」
「翔大君。何をしているの?」
「勉強だよ。僕、将来医師に成りたいんだ。」
そう言って、翔大君は、微笑みました。
私は、昨夜レイプされたことの負の感情は湧かず、代わりに、翔大君の笑顔と泣き顔を思い浮かべ、
『翔大君は、中学時代のイジメで深く傷ついてる。心の傷は、癒してあげないと。それに、夢を持って努力している。やはり、私が、母親代わりになって、支えてあげないと。』
逆に、翔大君の母親になる決心をしました。
私は、翔大君の部屋をそっと出て、掃除して、買い物に行きました。
そして、昼食の用意を済ますと、翔大君をダイニングに呼びました。
私たちは、昨夜のことなどなかったように、オシャベリをしながら食事をしました。
「お母さん。昨日は御免なさい。」
「いいわよ。謝らなくても。」
私は、翔大君の年齢で、女を知り尽くした愛撫が気になり、
「ちょっと込み入ったことを聞くんだけど、翔大君って、何人の女性と経験ががあるの?」
「う~とね。30人くらいかな。全員❝ママカツ❞で出会った人。」
『❝ママカツ❞って、そんな危険なこと。だけど、❝ママカツ❞で母親と年齢が変わらない女性を探すってことは、もしかして、本能的に、母親をもとめているの?』
「そう。でも、もう、❝ママカツ❞なんかしちゃ駄目よ。私がいるんだから。いい?」
「えっ。本当に僕の❝お母さん❞になってくれるの?」
「ええ。約束したでしょ。」
「お母さん。」
翔大君は、私のそばまで来ました。
私は、拒否する代わりに、目を閉じました。
すると、翔大君は、私にキスをしました。
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