有休も温泉、実家と満喫し、仕事に復帰する。
⑰美夕(みゆ)30代 既婚
電話で依頼が来た時に、泣きながらだったので心配ながらマンションを訪問する。
私「こんにちは〜」
美夕「はい。今開けます」
浜崎あゆみに似てショートヘアの人だった。
私「お、お邪魔します…」
私は2つ驚いた。1つは美夕さんの体。
どこのパーツも大きかった。
身長は私と同じか180は超えていた。
Tシャツ姿にショートパンツ姿で胸もお尻も大きく見えた。
もう1つは、部屋が荒らされてるかのように散らかっていた。
私「散らかり方が凄いですが、何かありましたか?警察呼びますか?」
美夕「いえ、泥棒とかじゃなく、主人が暴れて出ていったんです」
私「酷いですね」
美夕さんは泣きながら話をする
美夕「私が悪いんです」
私「どうかしたんですか?」
美夕「彼より背が大きくて邪魔扱いされて、出ていっちゃいました」
私「そうなんですね。それで今後は?」
美夕「離婚してと言われ、出て行くことになりました」
私「それはまた酷いですね」
美夕さんは涙を流し座りだす。
私「とりあえず、運びたいもの教えていただけますか?」
美夕「そこの部屋」
美夕さんは指で教える。
私は居間の隣の部屋を見る。女の子らしく綺麗にしてあった。普段は確認しながら開けたり見たりするのだが、美夕さんは落ち込んでたので勝手に見ることにした。家具はベッドにタンスに鏡台があった。先にクローゼットの中を見ると、ユニホームらしきものがあった。これは後で聞こうかな。タンスの中身は見るのはやめて、ベッドをどうバラすかマット下の引き出しを開ける。
やはり、ありました。おもちゃ。
とりあえず、ベッドを見て一通り見終わった。
私「あとはありますか?」
美夕「あとは衣服くらいで、そこの部屋だけです」
私「電化製品はないんですね?」
美夕「はい」
私「では、確認していただきたいので、部屋に来てください」
部屋に来る美夕さん。やはりデカイ。
私は1つづつ説明する。タンスの中身は見られてイヤであれば箱詰め。鏡台の中身はマニキュア等の液体はきちんと閉めるように。
次にクローゼット…
私「このユニホームは何のスポーツですか?」
美夕「バレーです」
私「そうなんですね。背も高いし。バレーってボールどこに飛ぶかわからないからハードですよね」
美夕「はい。ハードなプレイありますね。あっちこっちアザになるし」
私「ハードプレイ…激しそう笑」
美夕「笑」
私「衣服はダンボールに詰めてください。あとベッドですね」
私は引き出しを開けた。
美夕「あっ…」
私「バラして現地で組み立てます」
美夕さんは下を向いている。
私「この電化製品は持っていきます?小型なので見えないよう箱に入れてください」
美夕「電化製品?笑 わかりました」
私「他の人も電化製品持ってるんで大丈夫ですよ」
美夕「そうなんだ笑」
私「あと、この散乱してる物どうします。持っていくものあります?」
美夕「あとは、置いていこうかな。そのまま片づけないで」
私「わかりました。ただ、出すのに寄せたりしなければなりません。一通り見ますね」
美夕「お願いします」
私「ご主人とは、別の部屋ですか?」
美夕「はい。一緒に寝ることもなかったので」
私「では、ご主人の部屋は大丈夫ですね」
流しに洗面所、風呂場を見た。
私「洗濯物も大丈夫ですか?」
美夕「はい。私のだけ持っていきます」
私「あとは大丈夫そうですね」
美夕「あの…電化製品なんですけど、電池取ったほうがいいですか?」
私「リモコン付きであれば、誤作動防止の為、取ったほうがよいです。もし動きだしたら、びっくりしますからね笑」
美夕「そうなんですね…」
私「私が見てみますよ」
美夕「あ、でも…」
私「あとからイヤな思いするより、今のうちですよ」
私は半分強引に引き出しを開け、おもちゃを手に取った。
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