あれから薫さんは一緒に住むようになる。
住む前に私は全てを捨て、新たに引越した。
かおるのアザも1ヶ月すると消えかけた。若いって凄い回復だ。しかし、幸せと思えることが幻のように消えていく。
⑪香 24歳 独身
香さんは、薫と同じ保険会社だった。
香さんは薫が来ない日時で、会社に来ていた。
香「大成さんですか?薫がお世話になってます」
私「はい。私です」
香「今度ゆっくりお話出来ますか?薫のことで」
私「手短ならいいですよ」
私は帰ってから、薫に香が会社に来てると話した。
薫「えっ、香が来てんの?アイツめ」
私「なんかあったの?」
薫「香とは昔からなの。名前が
かおるとかおり
どちらでも平仮名は読むでしょ、よく間違えられたわよ」
私「そうゆことか、ライバル心ね」
薫「あんな女と関わらないでね。私だけの大成でいてね」
私「かおる…今日もするか」
薫「私のマ◯コ好きでしょ?」
何も問題もなく、薫とHした。
次の日、気になったので香さんと喫茶店で合う。
香「お仕事中、ごめんなさい。薫から聞いてると思うけど、私達ライバルなの。薫が安室奈美恵なら私はバックダンサーみたいなもの」
私「バックダンサーね。誰に似てたかな」
香「…それより、前の彼氏の話聞いてますか?」
私「彼氏は暴力振るう奴って聞きましたよ。実際アザありましたから」
香「違いますよ、そんなことしません」
私「あの〜、正直、前の彼氏がどうだとか、香さんに言われても、過去の話興味ないですよ」
香「関係ないかぁ…じゃあこの写真見てもらえますか」
香さんは2枚の写真を出す。写真には薫と男。
もう1枚には香さんと男。同じ男。
私「男は一緒ですね」
香「これ私の彼氏だった人です」
私「え〜っ!!」
香「日付見たらわかりますよ。」
私「香さんの写真のほうが、3ヶ月早いですね」
香「じゃあこれも」
私「ひょろひょろ〜」
香「一応彼氏だったんです!」
私「古い日付だし、彼氏だったことは認めます。彼が暴力を振る感じには見えませんね」
私「彼が暴力をふるってないなら、関係ないんじゃないですか?わざわざ邪魔してるようなもんですよ」
香「私の彼氏もそうですが、他にもいるんですよ」
私「なんの為に?」
香「恐喝です」
私「保険じゃなく?」
香「何とも言えませんが、アザがつくのは3ヶ月〜6ヶ月の間につきます」
香「いずれにしても気をつけてください」
私は別に関係ないと思い、香さんの話を信用していなかった。
私は普通通り帰宅する。
私「まだ薫は帰って来てないのかぁ」
私は先に風呂に入ることにする。
洗濯物の中に、ド派手なパンツがあった。
こんなん履いてたかな?
とりあえず、風呂に入る。
薫「大成ただいまー」
私「たまに一緒に、入るか」
薫「今、忙しいから次ね」
薫はそう言い何度かズラすようになった。
香さんの言ってたことが気になる。
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