不動産屋は美香の他に、田川とゆう男とも繋がりがある。彼とはあまり関わりたくないのが本音だ。ただ、美香の件は彼に話し、早く解決してくれた。
番外 田川 40歳 不明
私「色々お世話になりました」
田川「ウチのことはウチで片づけるからね」
私「こわっ」
田川「これから一緒に行って見積もってほしい」
私は田川と一緒に一軒家にきた。
田川「旦那が亡くなって引越しするんだけど、捨てる物が多くてオレ1人じゃ整理しきれん」
私「はいはい。手伝いますよ」
家の人は、40代の京子さんと妹の順子さんがいた。2人は双子で髪形が違ってた。
私「田川、私を巻き込むなよ」
田川「さぁね笑」
田川「立退き理解していただけました?」
京子「すみません」
田川「今日は引越し屋つれてきたんで、早めに場所決めてください」
順子「私も手伝うので…なんとか…」
田川「全部捨てたほうが早いんだけど、持って行く物決めてください」
京子「2階は子供部屋ですが、片づけました」
私「2階見てきますね」
ほとんど綺麗にまとまっていた。
一通り見ると、持って行く物など分別され、片づいていた。
京子さんと順子さんはキッチン周り、居間を片づけている。
田川「ここ鍵かかってますが」
京子「主人の書斎は最後と思い、片づけてないんです」
田川「鍵は?」
京子「主人が持ってました。どこにあるやらわからないんです」
私「それで最後に片づけることにしたんですね」
田川「鍵どこやろなぁ大成」
私「大体、身につけてる物になるので、車の鍵と一緒か、財布の中など」
京子「財布には何もなかったから、車の鍵かも。私運転しないから気づかなかった」
京子がキーケースを渡す
田川「あったあった」
田川と私は部屋の中に入ると、机にパソコン、本棚くらいで、すぐに片づく感じだった。
机の引き出しは鍵がかかっていたが、キーケースについていた鍵と一致した。
私「ずいぶん秘密主義だね。机まで鍵かけて」
私はノートをペラペラと見ると、日付らしきと居間、脱衣場、寝室など書かれていた。
気になった私はパソコンの電源を入れたが、パスワードがわからない。
こうゆう人は必ず忘れない為に、どこかに書いてあると思い、探すとご丁寧に引き出しに貼ってあった。
パスワードを入力すると、ファイルがあった。
私「何年物のファイルだ?」
開けてみると、各部屋が映った。
隠しカメラかな。
私は何か違和感を感じた。旦那さんが違う?
おまけに京子さん、順子さんが入れ替わっている?どうゆうことなのか…
田川「尋問するか」
私「手荒くするなよ」
順子「どうかしましたか」
田川「これ見てください。見つけた以上事件性があれば警察に渡さないといけない」
順子「えっ、なんで撮られてるの。誰が…もう消してください」
田川「最近、髪形変えましたよね?」
順子「…はい」
私「なにか訳ありですか」
田川「これは順子さん?こっちは?」
順子「…これ、どうするんですか?」
田川「京子さんの旦那さんと違う人が、いたら疑われますよね」
順子「やましい事はしてません」
私「これは京子さんも知ってるんですか?」
順子「はい。私は巻き込まれただけ…」
田川「京子さんも旦那さんいながら、凄いよな」
私「京子さん呼んで確認しないと」
順子「それは…」
京子さんを呼ぶことにした。
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