私はリビングから隣家の藤井香子の覗き見しながら妄想に耽っていた。
『あなた…あなたっ!』
背後からのかん高い声に振り向くと妻の京子が私を睨めつけていた。
『あなた、もしかして…お隣を覗き見してたの?』
『あっ…いやっ…違うんだ…』
とは返事したものの説得力はなかった。
『ふーん、あなた…変態なのね、お隣の奥さんも変態みたいだけど…』
京子は妖しい表情で私に顔を寄せてきた。
『大丈夫よ…』
『は…?大丈夫…って?』
京子が言った言葉の意味がわからず思わず声が漏れた。
『ふふっ…大丈夫よ!私も変態だから!』
『京子…おまえ…』
『私、病院でいっぱい変態してるのよ…』
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