翌日の夜ジムに行くととも君が嬉しそうに話しかけてきた。
「町田さん。昨日はありがとうございました!」
「うん。楽しかった?」
「最高でした!」
「それは良かった。でも奥さん大丈夫だった?」
「はい。ちょっと機嫌は悪かったですけど、町田さんちに泊ったことにしましたから」
「え、あの子と朝まで一緒だったの?」
「へへへ、実はあの子も僕の事気に入ってくれたみたいで、サービスだって言ってました。」
「そっか。まぁ奥さんにばれないようにしないとね」
「はい。町田さんももし街中でうちの妻とばったり会っても話し合わせてくださいね。」
「わかってるよ。」
その日の帰り道前日の立ちんぼについてとも君は饒舌に話してくれた。その子は胸が大きく興奮したこと、3万で一晩付き合ってくれたこと、4回も抱いたこと、ライン交換をして今もやりとりをしていてまた会いたいと言われていることなどを聞いた。
「じゃあまたあの子と会うの?」
「いやぁ金銭的にも頻繁にってわけにはいかないっすね」
「でももしその子がとも君に気があるなら間は開けない方がいいけどね」
「そうですよね。」
「お金なら俺が貸すよ?もちろん無利子で」
「まじっすか?町田さん」
「うん。でも奥さんにばれないようにしなよ?俺んちに泊るとかは何度も使えるいいわけじゃない。」
「そうですよね。」
「例えば明日から一泊二日で急な出張になったとか。事前に言い訳を考えてから言うといいよ」
「町田さん。さすがですね」
とも君は急に足を止めスマホを見ると俺に借金を申し出た。
「町田さん。あの子が会いたいっていうので、明日会おうと思います。お金お借りできますか?」
「わかった。明日の夕方渡すよ」
「ありがとうございます。さっきの出張の言い訳も使わせてもらいますね(笑)」
「また泊りでやるのかい?元気だねとも君」
「へへへ、すいません」
俺は翌日とも君にお金を貸す約束をして別れた。
翌日の朝俺は電話で年休をもらう旨を会社に伝えると千佳さんの家に向かった。
千佳さんの家のチャイムを押して待っていると千佳さんが玄関を開ける。
「ひろさんっ困りますっ来ないでくださいっ」
「落ち着いてください。家の中に入れてくれとは言いませんよ」
「これを見てください。後でラインします。」
俺は編集した千佳さんと俺の行為が入った動画データのコピーが入ったUSBを千佳さんに手渡し、更に紙袋を1つ渡してその場を離れた。
その1時間後くらい千佳さんからラインが入る
(ひろさん。撮ってたんですか?酷いです。消してください)
(千佳次第でしょ?)
(こんなの卑怯ですよ。やめてください)
(千佳がちゃんと言うこと聞いてくれたら元データをあげるけど?)
(どうしたらいいんですか?)
(またラインするからそれまで待ってて)
夕方とも君の勤め先の最寄り駅で待ち合わせしてとも君に封筒に入れた10万円を手渡した。
「町田さん。本当にありがとうございます!」
「気にしないで、楽しんできたらいい。今日は出張ってことにしたの?」
「へへへ・そんなんです。昨日も出張だから無理って感じで今日に備えましたよ(笑)」
「そっか。それなら安心だ。俺はジム行って帰るよ。」
「はい。俺は出張に出発しますね(笑)」
俺はとも君と別れてから千佳さんに電話した。
「もしもし。ひろだけど」
「はぃ。あの。。あの紙袋はなんですか。。」
「洋服だよ。紙袋の中身を来て待っててね。下着はつけちゃだめだよ」
「えっ。。ダメですっ家には来ないでっ!だ、旦那がいるんですよっ!やめてっ」
「とも君がいないことはわかってんだよ、とにかく言うとおりにしなよ、逆らえると思うの?それともとも君が家にいる日がいい?」
「いやっ。。わかりました。。。わかりましたからっ。。」
「ちゃんと着ててよ。下着は上も下もなしね。約束破ったら俺も考えるから」
「。。。わかりました。。。」
俺は電話を切ると表情が緩むのを抑えきれなかった。
さぁ千佳さんを堪能できる今夜が待ちきれない。
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