ママ友１ うちのなんかさぁ、いつもゴロゴロして……
ママ友２ うちの人なんか呑んでばかり、お腹周りがさぁ………
ママ友３ うちの旦那なんか、もう頭が薄くなってきちゃって………
休日の午後のひと時、女子会と称した夫の愚痴を言い合うことに花が咲く………。
ママ友１ 男の人は、変わるのよねぇ……
そう言う彼女だって子供を生んでからこの１８年で、２０キロ近く体重が増加しているのに………。
神田彩花は、内心で苦笑いをする。
彩花も結婚して１７年、子供は１6歳と１３歳の娘と息子がいる。
夫は５つ歳上の５０歳、夫婦仲はわりと良いほうだと思う。
お互いに健康を気遣い体重の増加も5キロ以内に収まり、頭も幸い剥げてはいない。
けれど……と彩花は思う。
お互いに良くも悪くもパパ・ママになってしまい、夜の営みも義務的で月に１〜２回程度。
性欲は恐らくある……との自覚はある。
申し訳ないが夫相手では、もうあまりその気になれなくなっていた。
ママ友２ あの俳優、いいわよね〜
ママ友３ あたしはアイドルのホニャララ君よ…
ママ友１ あたしは、誰々さんの旦那かなぁ……
ママ友２と３ やだぁ〜……危な〜い……
各々が好き勝手なことを言い、実現しようのない夢を見る……。
やれ彼と一晩を過ごしたいとか、ああしたい、こうしたいと子供と夫には決して聞かせられない話で盛り上がり、夕方前に解散した。
彩花にだって夢を見ることはある。
大学生では若過ぎる、やはり一回りくらい歳下のいい男と………なんて……。
そんなある日、駅前でチラシを配る女の子に声をかけられた。
エステ店スタッフ 今なら無料体験していただけます……
今さらエステって………そんな白けた気持ちになる。
エステ店スタッフ 奥様だからこそ、綺麗になりませんか?……
何かと心をくすぐる言葉で攻められ、今なら無料という言葉にそそられる………。
チラシには女性スタッフの他に、エステサロンなのに数人の男性スタッフの笑顔が載せられているではないか……しかも、彩花好みのいい男……。
それをスタッフの女の子に確認をしたかったが、それ目当てだと思われるのは恥ずかしくて聞けなかった。
エステサロンで男性なんて、まさか……ないない、あるわけがない。
子供を生んでいくらか肉付きは良くなったけれど、５５キロから増えないように努力している。
そんなおばさんとなった自分の体をあんな男性に触られると思っただけで、申し訳ない。
でも………一回くらいなら………。
卑しい気持ちが捨てられない。
だって、罪悪感を打ち消すことが出来る時間はもうさほど、残っていないから………。
口車に乗せられて、まんまとお店の扉を開けてしまった彩花。
チラシに載る男性に受付で会えたらいいな、そんな淡い希望は無惨に崩れる。
女性スタッフに対応され、やはり客寄せのチラシだったのね……と、内心で落胆しながら自嘲する。
何を期待していたのよ……いやらしい………。
シャワーを浴び終えて、紙ショーツを身に着ける。
バスタオルを体に巻いて、施術ベッドの前に案内される………。
エステ店スタッフ お客様……只今、女性スタッフが空いてなくて、少しお時間を頂くかもしれません……
もしお嫌でなければ、男性スタッフならすぐにでも対応させて頂けますが、いかがでしょう?……
彩花は耳を疑った。
本当に男性スタッフがいたなんて………。
時間が惜しくて仕方がないから……そんな雰囲気を見せて、不承不承な感じで聞いた……。
彩花 男性スタッフって……エステサロンですよね?……
エステ店スタッフ はい……でも、経験を積できた スタッフなんです……チラシをご覧になられてたらご存知かと思いますが、彼等がそうです……
胸がときめく……まさか、と思った。
彩花 本当に、経験はあるんですか?
エステ店スタッフ はい、うちはもちろんお客様は女性だけなんですけど、リピーターになってくださる方が何人もいらっしゃるんですよ……
女性スタッフの言葉はある意味で事実だったが、それは別の意味で………である……。
そうまで言われたら……表向きはそんな態度で、仕方なく男性スタッフを了承して見せる彩花。
しばらくしてチラシに笑顔で載っていた男性２人のスタッフが、笑顔そのままで姿を現した。
男性スタッフ 私共で、申し訳ありません……
心を込めてお客様に精一杯、お相手をさせていただきます……
彩花は胸のドキドキが聞こえやしないかと、年甲斐もなく動揺してしまった。
それでは………と、一人が彩花の顔を、もう一人が彩花の足から取り掛かる……。
男性にしては柔らかい手の平が足の裏から足首、脹脛を良い香りのオイルが塗り拡げられていく。
顔も顎の下から頬にかけて柔らかい手の平が動き、顔全体を移動していく。
女性スタッフの言葉に偽りはなく、彼等もちゃんとしたプロなのだと知る。
なんて心地良いの………。
彩花好みの若い男性にしてもらうだけでも気分が良いのに、夢心地だった。
下の彼の手が少しづつ上に這い上がり、膝の辺りにまできて脚を広げられる。
男性スタッフ１ 少しだけ、広げますね……
心地良い声音が彩花の耳にくすぐったくて、胸がドキドキする……。
脚の外側もそうだが膝からわずかに上がった手が、内側に触れている……ドキドキする……。
顔に触れていた彼の手は、首周りから肩へと移り、鎖骨の辺りを行ったり来たり……。
嫌だわ………ドキドキする……。
彩花は胸のときめきが、止まらなくなってきた。
だがそれは秘めた性欲を無意識に正当化した気持ちに他ならい………。
上の彼が両腕を終えると、頭の上から覆いかぶさられお腹周りに取り掛かる。
気のせいだろうか、頭に彼の下半身が当たる気がする……。
いや、気のせいではなかった。
彼の手がお腹を時計回りに半円を描き、反時計回りに動く。
そして手が上から下に、下から上に動かすときに下半身が頭に確かな感触を与えていた……。
もう……わざとなの?………失礼じゃないの……
自分を正当化しつつ、若い頃なら嫌悪した筈の彼の不手際に密かな興奮を覚える彩花……。
その彼の手が首周りと鎖骨の辺りに戻り、小さな平泳ぎをするように少しづつ南下していく。
今やハンドタオルで隠した胸の上に到達していて、タオルの際の乳房の一部に触れていた……。
ちょっと………それ以上は…………
ドキドキする興奮と、焦る気持ちが交錯する……。
それよりも下半身側の彼の手が、バスタオルに隠れた太腿にまできている。
内腿に触れる手が怪しい気がする……。
あぁ……恥ずかしい………。
羞恥心と興奮、焦りとわずかな嫌悪感が大人の女の淫欲をそそる……。
そして、紙ショーツに触れはじめ、鼠径部に指先が触れる……。
上半身側の彼も脇腹から肋の上を手が行き交い、タオルを押し上げるように乳房のアンダーに触れている……。
その彼の手を制したいのか、彩花は無意識に肘から下を持ち上げかかり、彼にやんわりとベッドに降ろされる……。
仰向けにさせられる……。
背中と足の裏から脚の付け根まで、２人の手が這い回る。
脚の内側を滑る手が、鼠径部に当たる……。
背中を滑る手が、押し潰されはみ出た乳房に触れる………。
下半身側の彼の手が、紙ショーツの中にまで入り、お尻をなで上げる……。
上半身側の彼の手が、脇の下から乳房の横を繰り返し往復する……。
体が熱くなっていく………。
紙ショーツの触れていない部分がオイルとは別の何かが透けさせ、黒々とした淫毛と割れ目が分かるようになってきた………。
再び仰向けにされる。
何かを期待する気持ちと、不安が混り合う……。
男性スタッフ 眩しくありませんか?……よろしかったらタオルをお掛けします……
目にタオルが被せられると両膝が立てさせられ、脚の外側と内側を恭しく……エロチックに触れられていく……。
紙ショーツのお腹側と脚の付け根側の両方から彼の手が侵入し、際どい場所を避けて這い回る……。
上半身側では頭にあの感触を覚える。
胸に被せられたタオルの中に手が侵入し、乳房の際を上から下、下から上へと半円を描きながらさり気なく乳房の側面に手が触れている……。
あんなに興奮を覚えていたのに、彩花はなんだか急に怖くなってきた。
所詮は欲求不満の中年女の妄想、淫らな想像の産物だったのだと今さらに思い知った……。
変な欲を出しだ自分が馬鹿だった。
テレビで俳優やアイドルを観ていれば良かった。
帰りたい…………心から、そう思った。
そんな彩花の気持ちは伝わらず、今や乳首を避けながら彼の手が乳房を可愛がる……。
淫毛の森を手の平で撫でながらV字になった指が割れ目を避けて、鼠径部を上下に擦る……。
男遊びとは無縁のどこにでもいる善良な主婦は、タオルの下で涙を浮かべ声を上げられずに身を固くする……。
不意に指が乳首に触れ、彩花の心の水面に波紋が広がる……。
２回………………3回………………４回……………5回…………
指の股に挟まれ、いつの間にか手の平に包み込まれてクネクネと首を倒してなぶられる乳首……。
くすぐったくて、それでいて何かを呼び起こすような予感が沸き起こる………。
プリンに触れるように優しく揉みほぐし、乳首が敏感になっていく……。
彩花はイケない……そう危機感を覚えた。
自分の中のメーターが再び反対方向に傾き、明らかな快感を感じはじめていた……。
下半身側はV字にされた指がまるで割れ目を開いたり閉じたりさせるように動き、クリトリス包皮を擦るように触れている……。
寝ていた子が、愚図りはじめる………。
そこは………そこだけは………それ以上は………。
焦りなのか建前なのか、気持ちと体が裏腹にその気にさせられていく………。
クチャッ………クチャッ…………
耳を覆いたい音が、自分の下半身から聞こえてくる……。
乳首が軽く摘まれて引っ張られ、スッと離されて感じる………。
クネクネと指で揉まれながら、指の腹で擦られてまた感じる………。
乳房の上を４本の指が半円を描くように動きながら乳首の上を通り過ぎ、吐息が漏れる………。
彩花に動揺が走る………。
指が入口から中に侵入し、ゆっくりと出入りをはじめられていた………。
感じるところを何度も触れられて、頭がとろけそうになる……。
ニュ〜チャッ……ニュ〜チャッ……ニュ〜チャッ……
夫意外の男性に触れられたのは、いつ以来のことか………。
夫とは違うタッのフィンガーテクニックが、透明な粘液の分泌を促進させる………。
胸のタオルが外され、鼻息とともに唇の柔らかい粘膜に包まれる……。
舌に転がされ、彩花の口から……はぁ～っと声なき喘ぎが溢れる……。
紙ショーツが下げられていく…………。
決して感じることのない場所に鼻息を感じ、唇と舌がそこに触れる………。
チロチロッ……レロレロレロッ……ムッチャッ…………クチュックチュックチュッ………
彩花 はぅっ………はあぁ～っ…………………
がうねる彩花の腰が男性スタッフの鼻に淫毛を擦り付け、淫靡な匂いが鼻を突く……。
唇を使って包皮を押し上げて直にクリトリスに触れる……。
ブルッ………ブルルッ………っと彩花が腰を震わせ、ひときわ深い吐息を漏らす………。
夫と出会う遥か前、当時の彼氏がクンニリングスをよくしてくれたことを思い出す……。
あの頃は敏感過ぎて辛かった。
今は………堪らなく感じる……。
こんなふうに優しく丁寧に、執拗でねちっこい女を酔わせるようなクンニが憧れだった……。
自分の顔のすぐ下と下半身から卑猥な音がチュパチュパと鳴り響き、現実感の伴わない快感が押し寄せる………。
指が乳首を優しく虐め、舌が意地悪に可愛がる。
指が肉壁を伝い撫で、舌が突起を研磨する……。
彩花の荒ぶる息使いがもう何年も忘れ去っていた、あのエクスタシーの接近に心を震わせる…。
気持ちい……いいっ…………………あぁっ……
鋭いオーガズムが彩花を襲う……。
彩花 あっあ………あぁっ……あっ………あっ……
体を震わせる彩花に、圧迫感を伴って何かが入ってきた……。
ぐぅっ…………喉を振り絞った呻き声しばらく後には、艶めかしい女の声が続く……。
狭く締まりのいい女の子の中とは違い、柔らかく懐が深い肉壁がペニスを向かい入れる……。
まったりと絡みつき、油断させておいていつの間にか膣圧を感じさせられる……。
まるでペニスを掴んで離さないとでもいうように、若い彼を射精に導こうとする……。
彼も負けじと感じるポイントを攻め続け、その反応を見極めながら子宮の入口をノックする……。
波打つように揺れる乳房を、恍惚とする表情を見ながら中を味わう………。
人妻キラーの彼は、夢心地だった………。
40も半ばに差し掛かり、女盛りの体が若い彼の性を享受する。
固く熱い、張りがあって太い男根が堪らない……。
ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ
逃げよとするペニスを後追いするようにヒダヒダが追いすがり、中に沈むペニスを抱え込む……。
溢れる性欲、重ねられられ厚みを増していく快感が彩花の時を止める……。
凄い……あっ…あっ…だめ…んっ…もう………だめ……
いいっ………凄い……あっ…あっ…あっ…凄い……
壊れるっ…壊れちゃう…あっ…あっ…気持ちいい…
彼はその兆しを感じ取り、無闇にペースを早めず彩花に合わせ腰を動かし続ける……。
休まずペースを落とさず、淡々と突き入れる…。
いつ見てもこの年頃の人妻の感じる顔は、興奮する………。
締まる……締められる………。
唇を噛み、彩花の無意識な攻めに抗う………。
まだだ……まだなんだ………。
彼の吐息を顔に受け、彩花はその官能にうち震え翻弄されていく……。
力強く逞しい男根が絶え間なく動き、もう限界を迎えていた……。
あっ…あぁっ…………あぁっ……あぁっっ……んあっ……
子供の頃にした素潜りを、彩花は思い出していた。
苦しいのに、海の中から見上げる水面が光り輝いて神々しい光景……。
彩花は今、水面に向かって浮上しようと躍起になっていた。
狂おしい快感が息苦しいあの時と重なり、喘ぎもがく自分がいる……。
水面が近づく……もう少し、あともう少し……。
陽光が近づき、眩しい………。
眩しくて、目を閉じて水面に飛び出した瞬間だった……。
言葉では言い表せられない快感に襲われる……。
身を捩らせながら背中を反らせ、彩花は官能の頂点に上り詰める……。
体の中を電流が通り過ぎ、締め上げられた男根は白い内容物を中に吐き出した………。
何度も……何度も………。
どのくらい経ったのか、鼻を突く生臭さに彩花は目を開けた。
目の前に未だ脈打つペニスがあり、精液の臭いが漂っている。
彩花は無意識に手を伸ばし、男根を口に入れて愛おしむように舌を使った。
この子が彼のペニス………。
鼻腔を抜ける精液の臭い、舌がその滑りを拭い取っていく……。
不意に敏感になっている膣に、もう一人の男根が入ってきた。
彩花は口の中のペニスに執着し、湧き上がる快感に抵抗するように噛む頭に舌を這わせた……。
力強い男根の行進と後退に体の自由を奪われてしまった彩花が、甘い声を上げはじめる……。
ゆっくりと何度も執拗に出入りを繰り返し、彩花の背中が繰り返し反り返る……。
頭が弾かれたように右に左にと向き直り、また背中が反り返る……。
そして、エクスタシーに襲われていく………。
収まると、ゆっくりとしたペニスの躍動が再開される……。
苦しくて切なくて、堪らない快感が彩花を狂わせる………。
腰を両手で掴む彼の手に、彩花は自分の手を重ねて背中を弓なりに反る……。
続けられる拷問に喘ぐように、出入りするペニスの動きに合わせ声を震わせる……。
あぁあ〜…………あぁ～っ…………あぁ～っ………
上半身を屈め、彩花の乳首を転がしながら腰を打つ……。
彩花は彼の頭を抱え込み、その髪の毛に指を絡ませながらもう片方の手を汗ばんだ彼の背中に爪を立てる……。
喘ぎ続け乾いた唇を舐め回し、突き入れられる彼のペニスを腰が無意識に動き迎えにいく……。
ああっ…きもちっ…気持ちいいっ!……ああっ!……
オーガズムに襲われては突き上げられ、体を震わせてはまたオーガズムに達する……。
彩花 死んじゃう………………また……イっくぅ……
そんな彩花の中に白いモノが放出される………。
彩花は身を起され２度目の彼は対面座位、騎乗位と自分のペースで交わり………。
２人目の彼の２度目はバックスタイル、背面座位で交わった……。
彩花は自分でも信じられず涙を流し２人と男性との快楽を貪り、精魂尽きるまで性を味わっていた……。
もう、離れられない………。
台所で夕飯を作るときにも、きっと思い出す…。
次も無料で待っていると言われている。
生理明けが待ち遠しい、彩花はそう思った……。
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