採用にあたってアンケートには、梓は確かに性欲は強いと答えさせてもらった。
誰に言う必要もないことだけど、この仕事に採用されるには答えなければならないようだったから事実を記入したのだ。
だけどいつでも誰に対してでも、欲情するわけがないのだ。
誰だって胸に何かしらの秘めた欲望はあるはず。
人に知られたくない性癖だって、そうではないだろうか………。
梓は羞恥心を擽られることに、弱い……。
例えば人の車の助手席に座っているとき、バッグで駐車する際に自分の座る座席のヘッドレストに片手を置かれ、後を見るというあれ………。
覆い被されると勘違いをして、内心ではキュンっとしてしまう……。
例えばパソコンの画面を見ていて、肩越しに男性が乗り出してきて自分の顔の近くに寄せられるあれ………。
まったく女子高生じゃあるまいし、今だにドキドキさせられる……。
そんなだからこんなシチュエーションは、梓にとってある意味で地獄なのだ。
眼の前には若い彼のペニス、彼の顔の上に自分の下半身があるなんて………。
もう夫とは以前のように、夜の営みは頻繁にはなくなった。
セックスレスとまではいかないけれど、月に1〜2回が限度といっていい。
だからといってしたくないわけではなくて、夫としたくはなくなっただけの話………。
むしろ女として欲求は年々…………なのだ。
この悶々とした気持ちは生理が近づくとピークに達し、しかなくお風呂で解消する始末だったりする……。
眼の前にペニス………こんな酷なことがあっていいのだろうか………。
手を伸ばせばすぐそこにあるというのに………。
正人は困惑していた……。
アソコを濡らしで染みを作るショーツを至近距離にして、人参をぶら下げられた馬だった……。
女の匂いが鼻を突き、そそられる……。
両手で引き寄せれば、もう………。
ペニスに力が込められて、カウパー液が溢れ出てくる………。
堪らなかった……。
梓の眼の前でペニスがビクンっとして、ジュワっと染みが濃くなった……。
女の情欲をそそる匂いが鼻を突き、膣口から新たな粘液が溢れ出す……。
どうしよう………どうすればいいの………。
ただ、ただ困惑するだけだった……。
正人の眼の前でクロッチの染みをが、不意に濃くなった……。
これは………。
我慢も限界だった……。
無意識に梓のお尻に両手で触れ、我に返った。
とんでもないことをしてしまったと、体が固まってしまった……。
エステティシャンはピクッ……っとして、やはり固まった……。
そのまま10数秒が経ち、何も変わらない状況が流れ…………気がついたら正人はエステティシャンのお尻を引き寄せる自分を止められなかった……。
クロッチの濡れたところが鼻と口に密着し、舌でそこを撫で回す………。
我慢できずにショーツを横に寄せ、パックリと開いた割れ目に舌を這わせていく……。
ヌルヌルとしたビラビラと粘膜がいやらしい……。
彼女が動揺しているのが伝わったが、クリトリスに舌を絡めていく……。
もう、止められそうない………。
いきなりだった……。
彼に腰を引き寄せられて、口を押し付けてきて、今は直に舐められている……。
希薄な現実感と、確かな感触に解離する感覚に梓は戸惑った……。
だが気持ちのいいところを執拗に舐められているうちに、どうでもよくなっていく……。
心の底で求めていたことが今、起きている……。
クチュックチュックチュックチュッ……チュッ……
這わせていた梓の手が止まり、震えだす……。
そう、そこ……そこよ……………あぁ~だめ…………
梓の手が良からぬ場所に移動して、こんもりとした形を手の平で上下に擦る……。
ゆっくり………ゆっくりと、撫でていく………。
そして、彼の下着を捲っていた……。
解き放たれて自由になったベニスは形そのままに大きく、夫のそれとは比較にならない……。
綺麗な色の亀頭から透明な粘液が、また溢れ出す……。
自然と手に握り、気がついたときには梓の口の中に入っていた……。
ズッキーニよりも太く、まるでコッペパンを頬張るような気持ちで亀頭を唇が包み込む……。
顎が辛いのに、梓はうっとりしていた………。
舐めれば舐めるほど透明な粘液が溢れ出て、このエステティシャンの興奮度が伝わってくる……。
クリトリスを吸うと腰が逃げ、舌先を走らせるとピクビクと反応を示す………。
舌を休まず動かしながら、指を挿入して抜き差しをはじめる……。
ベニスを上下させる彼女のベースが乱れ、呻くような声を漏らす……。
それでいて彼女はフェラチオをやめようとはせず、相変わらず首を振りながら亀頭に舌を絡ませる……。
根比べのように攻め合う2人のうちに、先に音を上げたのはエステティシャンのほうだった……。
2本の指に忙しなく抜き差しを続けられ、梓はついにペニスから口を離して喘ぎはじめた……。
握り締めたペニスはそのままに、甘い声を漏らす……。
ヌッチョッ……ヌッチョッ……ヌッチョッ………
同時進行でクリトリスを吸い込み、舌先で表面を掃くように繊細に動かしていく………。
梓 んっ…んっんっ…あっ…んっ…んんっ…あっ……
もうだめ…………欲しい……………
梓は彼から逃れるように前に移動し、体の向きを方向転換させる……。
彼の顔を見ないでペニスを向きを起こし、自分にあてがった………。
いきなり逃げられて呆気に取られてしまったが、エステティシャンは向き直って跨ってきた……。
改めて見たエステティシャンは妖艶な表情になって色気に満ちており、起こしたペニスをあてがって何度か位置を確かめるようにして………。
静かに腰を沈めていった……。
あぁ~っ……と息を吐き出し、顔が上を向く……。
しばらくして顔をそらしたまま両手を体の脇について、腰をグラインドさせはじめる……。
くうぃん……くうぃん……くうぃん……くうぃん……
そのくせ結合部からは………
クッチャッ……クッチャッ……クッチャッ……
温もりの中に包まれて肉壁に弄ばれるこの凄さは、同年代の女の子ではまず味わえない……。
目を閉じて首を傾けたまま恍惚として、怪しく腰を動かし続けるエステティシャン………。
いたずらにアンアンとうるさいだけの女の子と違って、その経験値の深さを物語るようにひたすら腰をグラインドさせている……。
エステティシャンの施術服のファスナーに手を伸ばし、彼女から服を引き剥がす……。
ショーツとお揃いの乳首の浮き出たブラジャーを取ると、その乳房を手の平に包み込む……。
指の間から飛び出る小豆色をした、硬い乳首を指の股で挟んで弄ぶ……。
梓 あぁ~っ…………あはっ……あぁ~っ………
ゆったりとした甘い声を出しながら、腰のペースは落とすことなく忙しなくグラインドする……。
正人は身を起こし、エステティシャンの乳首に吸い付いた………。
ペニスのゴリゴリとした感触が堪らない……。
気持ちのいいところを擦られるだけでも堪らないのに、奥のいちばん感じるところに当たるのだ。
いちいち比べて夫には申し訳ないけれど、全然ちがう……。
もっともっと味わいたくて、感じるままにしていたけれど達しそうになる……。
まったりと感じていたら、若者が胸に吸い付いて舌を使ってくれる……。
感じる………もっとして……もっと舐めて……あぁ……
抱きしめられながら乳首を愛撫され、梓は必死に腰をグラインドさせていく………。
彼の頭を抱えていると、その時が近づくのが分かった……。
梓 いく………だめ…………んん〜っ………
梓の膝がまるで羽ばたこうとする白鳥のように、バタッ………バタッ…バタバタッ……っと被規則に激しく開く………。
久しぶりに感じた、深いオーガズムだった……。
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