学生の頃、プロを目指して陸上競技に励んでいた。
将来を有望視されインターハイでそれなりの結果を残したのにある日、腰痛を発症してから人生が狂った。
思うように体を動かせなけなり、病院を渡り歩く日々……。
どこも似たりよったりで、最後に辿り着いた整体医院でどうにか歩けるまでに回復することが出来た。
それでも競技に復帰することは難しく、普通に走れるまで回復するのにさらに1年かかった。
スポーツの道は閉ざされたが、代わりにこの道に進む夢が出来た。
専門学校へ進み、卒業後は見習いとして自分を直してくれた師と仰ぐ先生の元で精進を続けた。
そんなとき、ひとりの女性を担当するかとになったのだ。
彼女はエステティシャンらしく、この腰痛を治して欲しいと懇願されたのだ。
自分もそうだったように、この人を治すべく全精力を女性に注ぎ込んだ。
そのかいがあって彼女は、見事に回復してくれたときには嬉しくて堪らかったものだ。
本来はいけないのだがこの人の兼ねてからの願いとあって、食事に付き合った。
そして、そのまま………。
30を過ぎた女の虜になったのだ。
初めて会ったときから目を付けていた、そう言われ自分の上で激しく腰を振る彼女の性技に身悶え ながら何度も射精をさせられた。
休みの日には彼女の部屋でセックスに溺れ、夢のような日々を過ごし、若くして性癖が確定したようなものかもしれない………。
出しても出しても求められ、逆にこちらの求めにも応じてくれる女性だったのだ。
その彼女にスカウトされたのは、三年前のこと。
独立するからあなたのその腕を生かして、スタッフに加わって欲しいと引き抜かれた。
初めはメンズエステ部門を作るのかと思ったが、普通に女性を相手にするというのだから、びっくりしたものだ。
あなたはルックスが良いし、それにあっちのほうはもっと良いと……。
そんなことが可能なのかと思いながら彼女のノウハウを吸収し、実技も身に着けた。
そして彼女が独立してエステ店に立ち、彼女に言われるがまま施術をして、そして………。
もうこの1ヶ月あまりで3人の人妻を、性の虜にさせていた………。
自分が彼女の虜となったように………。
際どいところまて進めても成就しないことのほうが圧倒的に多く、フィンガーテクニックで満足して帰っていく女性がほとんどである。
それでもだんだんと最後まで持ち込める女性、その気にさせる方法が分かってきた。
つい3日前に施術した人妻はなかなか落ちなかったが、指で夢心地を味合わせて間髪入れず挿入をさせてもらった。
抵抗する暇を与えず、何度も繰り返しオーガズムに導くとついにおねだりをしてまで自分の男根に狂うまでになった。
個人差はあるのだとしても、30後半からの人妻の貪欲さは半端がない。
髪を振り乱し、心の底から感じてエクスタシーを追求するのだから堪らない。
それだけに中途半端は許されず、訴えられないように満足以上の快楽を与える必要に迫られる。
今度の人妻は、どうだろう………。
42歳の主婦、スリムな体型で主婦にしておくには勿体ないほど綺麗な人だった。
感度は恐らく良い、紙ショーツをすでに濡らしているくらいだから間違いない。
際どいところまで攻めてきたが、そろそろいいかもしれない………。
エステサロンのオーナーとなった彼女に目配せをすると、小さく頷いて見せる。
GOサインの合図だ………。
上半身を担当する彼女の手が、少しずつ胸を覆うハンドタオルの中に入る。
乳房を周りから取り囲むように手の平で包み込み、頂点に向けて滑らせる。
その時、人妻の体がピクンっと反応した。
それからも度々、そういうことが続くようになっていく………。
そう……彼女の指が乳首に触れるようになり、そして露骨に乳首を通過するようになっていた……。
人差し指、中指、薬指、小指の順に乳首を通り越し、果てはアンダーから持ち上げるようにしながら浮かした手の平で巧みに乳首の先端を前後に擦る……。
勃起をはじめた乳首がクニクニと形を変え、その敏感さ故に切ない快感が走る……。
その悩ましさは無意識に膝が内側に向き、足の親指を重ねる仕草を見せることでこちらに伝わってくる。
人妻は抗議の声を上げようか迷い、だけどそれが出来ないでいる……。
抗議をするほどのことなのか、分からない……。
そんな迷いの中、また乳首に触れられる……。
下半身を担当する彼も、行動に移る。
今まで触れずにいた下の毛に、指先が触れる。
次第にその頻度が増え、明らかに密林の中に指先が入る……。
そして………デンジャーゾーンへと踏み入れる……。
数回に1回、指先が割れ目にまで伸びる。
人妻の意識が胸から下半身に向く……。
タイミングを見て、彼女が乳首に触れるときに合わせクリトリス包皮に触れる……。
また人妻の意識が下半身に向く……。
さすがに頭を起こしかけるのを見て、彼女が乳首を指の股に挟んで軽く刺激する……。
後頭部を枕に下ろしたのを見て、彼は指をV字にして鼠径部を上から下へと這わせて見せる……。
何度も、何度もそれをして見せ……ふっくらとした丘の両側から指を狭めてクリトリスを捉えた。
閉じた指の溝に埋まる形で上下に揺さぶられながら、包皮が捲れるたびに本体が擦り上げられる……。
もう、誤魔化しの効かない快感が体を走る。
彼女はハンドタオルの下で乳首を摘み上げ、優しく刺激を与える……。
彼はクリトリスを刺激しながらも、もう片方の手を紙ショーツの下から入れて挿入した指を抜き差ししはじめた……。
彼女に仕込まれたフィンガーテクニックがいま冴え渡る……。
2本の指が滑りの中でお腹側のザラついた辺りを行き交い、この辺りだと見当をつけた場所を繰り返し行ったり来たりを続けていく……。
人妻に明らかな変化が見えはじめる。
頭が揺らぎだし、口呼吸になっていく……。
プリプリのクリトリスを擦り続け、指の出し入れを淡々と持続させる……。
上半身ではすでに胸からハンドタオルは取り去られ、露わになった乳房を愛撫というのに相応しい触られ方に黒っぽい乳首が硬く尖がらせている……。
人妻はもう……息をハアハアと弾ませ、その世界に没頭してしまった姿が彼を次の段階に進ませていく……。
彼が施術着のパンツのファスナーに手を掛け、いきり立った男根を取り出した。
様子わ見ながら紙ショーツを引き下げて見る。
人妻はわずかに抗って見せたが、簡単に取り去れるではないか……。
試しに両膝を立てるとさすがに頭を起こし、何事かと彼を見る……。
自分のそこに顔を埋めようとするのを見て驚愕する人妻。
優子 えっ…ちょっと……どういうことで……
最後まで言わせず、彼はむしゃぶりついた。
クリトリスに舌先を走らせ、有無を言わせず敏感な刺激を与え続ける……。
途端に言葉を詰まらせて、苦悶を浮かべる人妻。
暴れる腰を押さえつけ、プリプリの突起を舌先で弾く、弾く、弾く………。
唇で吸い込み、上下に細かな舌先の刺激が続けられる……。
唇で咥え、舌先がクリトリスを周回し連打させていく……。
そしてまた舌先が………。
優子はこんなにそこを攻められたのは、久しぶりだった……。
そもそも夫のセックスだって最近は義務的な感じが否めないし、おざなりでしかない。
本当に気持ちがいい………堪らない……。
喘ぎ声を噛み殺し、彼の頭に手を置いて腰をうねらせるまでに感じらせられていた………。
特売の食料品をスーパーに買いに行っただけなのに………。
それなのに………。
そのスリムな体のどこにそんな力があるのか……。
剥き出しにさせられたクリトリスに吸い付かれ、今や腰を浮かせている優子……。
ちゅう〜…ちろちろっ…ちゅう〜……ちろちろっ……ちゅう〜……ちろちろちろっ……
黒っぽいビラビラを唇で押し広げ、ヌラヌラと光る粘膜に舌先を走らせ、飛び出たクリトリスを攻め続ける……。
同世代の女の子ではまず味わえない、耐えに耐えて快感を享受する人妻……。
その人妻の腰がストンっと落ち、関電したかのように体を弾ませはじめた……。
その人妻の腰を引き寄せ、下半身を露わにした彼が男根をあてがった。
先端が少し沈むと亀頭が見えなくなり、すう〜っと中に飲み込まれていった……。
夫よりも硬く大きく、反り返った亀頭が感じるところをダイレクトに擦り上げる………。
優子の頭が後ろに反り、白い喉がことさらよく見える。
精力的な彼のピストンがはじまる……。
経産婦の優子でもその威力は申し分なく、奥まで届く快感は理想的だった……。
若気の至りの勢いだけのピストンではなく、女を酔わせるに十分な力加減はこれ以上はない……。
気がつけば両手で彼のお尻を抱え込み、打ち下ろす彼の腰を後押しする優子……。
これが人妻………何度味わっても、堪らない……。
腰を使いながら上半身の施術着をゆっくり脱ぎ去り、オイル塗れの優子に抱きついた。
背徳感に身を焦がし、快感に抗らえぬまま彼を抱きとめる優子……。
奥を突かれる快感に彼を抱きしめ、その太さに逃れられない官能に飲み込まれていく……。
今だけは、全てを忘れていたい……。
身を起こされた優子は対面座位となって、自ら腰を動かしはじめる……。
こんな明るい場所なのに……こんなに若い男の子と………こんなに……こんなに………あぁ気持ちいい……
仰向けに寝転んだ彼の胸に手を置き、一心不乱に腰を振る優子……。
人妻の快楽を貪る腰は凄まじく、苦悶を浮かべたり恍惚に変化を遂げる表情とは別次元に淡々と動かし続ける優子の腰……。
苦しげな声を出しはじめるとその体を捩り、頭を後ろに反らせて体を震わせる………。
彼は下から豊かな乳房を掴み、倒れてこようとする人妻を受け止める。
また正常位に戻り、ピストンを開始する。
もう20分以上、繋がったままだった。
適度に緩く、そうかといえば想像以上に締めてくる……。
懐が深く突けば突いただけ感じ、酔いしれてくれる人妻。
次第にオーガズムの間隔が短くなり、何度でもその体を震わせる……。
愛のないセックスに溺れ、迫りくるオーガズムの波にまた溺れ色気から遠ざかった声が喉の奥から吐き出され呻く………。
あぁーっ……あぁ~………あぁ~ぁっ………あぁーっ!
汗で額に髪の毛を貼り付かせた人妻を見下ろしながら、快感に苦しむかのように何度も首を振り続ける他人の妻の中に、歯を食いしばり射精を遂げた……。
時間の経過とともに意識が明瞭になり、自分の身に起きた事態に暗い後悔の念が沸き起こってくる優子……。
今さら彼等を糾弾して騒ぎを起こしたところで、良い結末が待っているとは思わない。
どうすればいいのか、今はまだ何も思いつく気がしない。
えっ!?……っと、優子は驚愕した。
中で彼のモノが復活を遂げ、今また動き出しているのだから………。
そんな………やめて…………お願いやめて………。
そんな優子の想いは掻き消され、次の瞬間にはあの忌まわしい快感に酔う自分がいる………。
自らが発する結合部からの音が耳障りだと思う前に、官能に染まった自分が若い彼の胸に顔を埋め喘でいる……。
私はこの先も彼を、必要悪として利用するだろうと何処かで感じていた………。
子宮の入口を突かれて快感で鈍る思考の中、優子はぼんやりとこう思った。
こんな気持ちいいこと、手放すなんて出来ないと…………。
※元投稿はこちら >>