紙ショーツが引き下げられようとするのを感じ、陽子は咄嗟にショーツを掴む……。
やんわりとその手を剥がし、難なく引き下げられていく。
足先から引き抜かれ、閉じた膝を左右に引いて開いた脚の間に彼が収まると鼻息が当たる恥ずかしさに両手で顔を覆い隠す陽子……。
次の瞬間に首が後に仰け反り、白い喉を見せることになった………。
エステティシャンの彼の目に、人妻とは思えない綺麗な形の性器が見えていた。
綺麗に整えられてはいるが、濃い髭を整える男性の口周りのように密度の濃い密林に、濡れた割れ目がだらしなく開きかけている……。
指で開くと無数の糸が短く伸びて弾け消え、鮮やかな色の粘膜が現れる……。
そこに舌先を走らせ、クリトリスを舐め上げる。
すると陽子がピクリと反応を示して敏感体質であることを体が白状する……。
迷わず舌先をクリトリスに走らせ、弄ぶ……。
面白いように体を震わせ、綺麗な顔に似合わず犬のような荒い息使いになる……。
どこまでも優しく、氷を舐めるように繊細に舌先を走らせる……。
先ほどカゴの中にあったこの女性のショーツを密かに手にとって、裏側を見させてもらった。
薄手のグレーの下着はサイドが細く前面に透けた部分があり、前と同様に後ろも切れ上がってお尻が半分ほどしか隠れない狭いセクシーなデザインにセンスを感じた……。
そのクロッチには黄色の割れ目の形に染みがあり、酸っぱい匂いが鼻を突き抜けた……。
そのとき以上に濃密な匂いが鼻を突き、いくら吸い取っても透明な粘液が溢れてくる……。
暴れる腰を抑え込み、包皮を剥いて完全に露出させたクリトリスを唇に包み込む……。
慎重に舌を走らせ、敏感な女を官能の最中に引きずり込んでいく……。
上半身を捩ってくねらせ、忙しく背中を反らせて悶絶している………。
常に震わせていた腰が不意にバウンドさせはじめ、激しく揺れた……。
陽子 あっ……あっあっ…………あうっ……あっ………
一足先に静かになっていた隣から、再びハスキーボイスが聞こえはじめた……。
隣りは40代らしい自分好みの人妻なので羨ましい……。
開発された女の性欲は凄まじく、堪らないのだ。
だが予想外に敏感らしいこの女は、当たりかもしれない……。
その味を早く確かめたくて、入口に亀頭をあてがった………。
分け入れられる圧迫感に、息が詰まる……。
握り締めた手に力が入り、奥へと迫りくる男根の大きさに固く目を閉じて耐えた。
大きい………。
そう思った……。
入口付近まで後退し、また迫りくる。
また後退して…………。
いつしか堪らない快感に悶え、陽子は彼に口を塞がれて喘いでいた……。
太くて逞しいペニスが執拗に中を掻き回し、彼にしがみつかずにはいられない………。
彼に引かれていないだろうか………。
口を重ねられ、舌を絡めてくる……。
接待したいけれど、それどころではない……。
はじめは少し痛かったけれど、今はもう……。
乳首を吸われ、転がされる……。
入って引かれて、また入ってきて………。
もう、もう、もう…………堪らない…………。
もう、何も考えられない………。
彼の肩を噛む……背中に爪を立てる………。
どう足掻こうが、どうなろうが気持ちがいい……。
陽子 あぁ………………あ〜ぁ………あ〜あ〜っ…………
強烈に眩しい光が迫り、体の自由が効かなくなった……。
そして死にそうな快感の向こう側へと、意識が飛んでいた……。
どのくらいわけが分からなくなっていたのだろう………。
気がついたら彼が、乳首で遊んでいる……。
目が合うと唇を重ねられ、また快感が押し寄せてくるのを感じた……。
狂うとはこういうことなのかと、つくづく思う。
抜いて欲しくない………。
だって………こんなに………。
思考が断ち切られる快感に体を震わせ、恐ろしいほどのオーガズムに襲われる……。
身を起こされて抱きしめられる形の対面座位となり、突き上げられる……。
苦しくて、それ以上に気持ちがいい……。
乳首を吸われ、執拗に奥を突かれる……。
また光が陽子に迫り、体が美しいカーブを描いて背中が反り返る……。
乳房を突き出して体が痙攣させる陽子を必死で抱きとめる、そんな彼のペニスが締め上げられた……。
我慢できなくなった彼が、陽子の中に射精した。
圧縮する肉壁がペニスを絞るようにうねり、彼を唸らせる………。
また陽子を寝かせ、そのまま腰を動かしはじめる………。
敏感になった陽子が激しく感じ、数分と経たずにエクスタシーに包まれる………。
そしてまた、彼がペニスを躍動させていく………。
壁を隔てて二組の歳の差のある男女が交わり、共に女が快感に酔いしれる………。
片方の女は髪の毛を振り乱し、もう片方の女は狂ったように腰を振る………。
禁断の密の味を知ってしまった不幸を嘆き、彼を恨みながら再びこの場所にくることになるだろうと陽子は思った……。
その陽子がまた体を大きく震わせた………。
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