その日、私は数日ぶりに自分の部屋を出て居間にいた。と言っても寝たきりの老人、妻と翔吾がベッドごと居間へ運んだのだ。
3人で食べる昼食だが、妻は私に食べさせているだけ。翔吾はそれを笑顔で見ながら、食事をとっている。
居間の大きなテレビでは、ワイドショー番組が映っていた。青い帽子を着た野球選手、彼の話題ばかりやっている。
私への食事を終わらせた和代は、やっと自分の箸を握ることが出来たようだ。
ベッドの私とこたつに座る和代と翔吾、テレビを観ながら、三人のゆっくりとした時間が過ぎていく。
和代の持った箸が震え始めたことに、テレビを観ていた私は気づかなかった。
彼女の食事は中断をし、それを私に悟られないようにテレビへと目を向けている。
知らなかった。こたつの中では、翔吾の手が和代の股間をトレパン(ジャージ)越しに触れ始めていたのだ。
それに翔吾は巧みで、和代が立ち上がって逃げられない状況まで作りあげていた。
それはアイツのもう一つの手が、和代のトレパンの腰の部分を掴んでいたのだ。
妻が立ち上がろうとすれば、嫌でもトレパンはズリ下がり、その尻が露になることだろう。
トレパン越しとは言え、翔吾の大きな手は確実に妻のオマンコを揉んでいただろう。
浴室で妻の手で奉仕をさせてもらったアイツは、もうそれだけでは止まらなかったのだ。
衣服越しに伝わる男の手の感覚。逃げられないとは言え、和代は忘れていた何かを思い出していたに違いない。
テレビを観る目の焦点は合わず、突然に襲ってきた女の快楽に負けそうになっていたに違いない。
それは瞬間的だった。しかし、下腹部で動く翔吾の手の動きを、妻はとてもゆっくりに感じていたと思う。
触れていた手が離れ、腹部へとあたり、そしてトレパンの中へと入って来る。
こたつの上に置いていた手が、侵入をさせまいと一瞬だけ動いたのは、女の防御心からだろう。
しかし、その手が届くよりも遥かに速く、翔吾の手は妻の下着の中へと滑り込んで行ってしまったのだ。
(濡れてる…。)
妻のオマンコにさわったアイツは、そう思ったに違いない。
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