一月二十日。私は救急車の中にいた…、らしい。目が覚めると、そこは病室だった。
しばらく考えて分かったことだが、私はまだ生きているようだ。
ただ、もう自分では身体のどこも完全に動かせなくなっていて、あの世行きが迫っているのが手に取るように分かる。
傍らには妻がいた。看護師となにやら話をしている。その顔は真剣で、やはり私の病状は深刻なようだ。
見舞いに何人もやって来ては、私の顔を見て帰っていく。その度に和代は対応に追われていた。迷惑の掛けっぱなしである。
最後にやって来たのは翔吾だった。面会時間ギリギリで、会社帰りになんとか駆け付けたくれたらしい。
それから翔吾は面会時間終了まで、妻とずっと私の傍に居てくれていた。本当に優しい甥っ子だ。産んだ妹に感謝である。
『お父さん?また明日、来るからねぇ?』
最後に和代は私にそう言って病室をあとにした。翔吾と一緒に。
二人が居なくなって、急に静かになった病室。私はまた明日もこうやって目を覚ますことが出来るだろうか。
妻はとても心配をしているだろう。その妻のためにも、明日も生きていたいものだ。
自宅へと戻った和代は、すぐに着替えを始めていた。緊急で救急車に乗ったため、まだトレパン姿のままだった。
着替える妻が身につけたのは、外出用の洋服。時刻は夜の七時半なのに、こんな時間にどこへ行くつもりなのだろう。
そこに翔吾の姿はなかった。エンジンを掛けた車の中で着替る妻を待っているようだ。
そこに和代が乗り込むと、車は町の方へと消えて行った。
二人が向かったのは、男と女が愛し合うためのホテル。妻は何十年も使ったことがないらしく、翔吾がエスコートをしている。
そして、部屋へと入って行った二人。
『持って三日って言われたわ。お父さん、死んでしまうわぁ~…。』
翔吾には初めてそこで伝えたらしい。言った後の和代は泣き崩れてしまっている。
知らされた翔吾も、『そんなに悪いの?』と驚いた表情を見せていた。
『お父さん死んだら、どうしよう!!お父さん、死んでしまう~!!』
和代は大きく泣きながら、翔吾にすがりついていった。
枯れはその小さな身体をしっかりと抱き締め、背中を擦って妻を落ち着かせてやっていた。。
アイツは浴室でも和代を気遣い、それはベッドの中へ入っても同じ。すぐに妻の身体を奪おうとはしなかった。
『ごめんごめん。こめんなさいねぇ。』
翔吾の気遣いが伝わる妻は、ここに来た本来の目的に気がついた。
『しよう?翔吾ちゃんは大丈夫?』と聞きながらも、自分は大丈夫であると伝えるのだ。
深夜二時。
二人はとっくに目的である情事を終えて眠っていた。
激しいセックスであったにも関わらず、和代はすこやかな寝顔はしていた。
そんな時に翔吾は目を覚まし、トイレへと向かう。寝る前に飲んだ飲料水の影響だったようだ。
戻って来たアイツは、再び妻を抱きかかえて眠ろうとする。しかし、一度起きたために、すぐに寝つくことは出来なかった。
一度ベッドを離れたアイツはテレビを付け、タバコを吸い、少し眠くなるのを待っていた。
テレビに映っていたのは、若手AV女優のオナニーシーン。それを見ていたアイツは、何気に自分の股間を触り始める。
単なる遊びのつもりだった。 しかし、この行為が寝ている妻を苦しめることになる。
和代にとっては、慌ただし一日だっただろう。救急車に乗り込み、病院では生死をさ迷う私に心配をしてばかり。
心労は計り知れない。こんな深夜になっても、朝からほとんど何も食っていないことにも気づいていないのだ。
『翔吾ちゃん!私、もういいから!もういい、もういい!もう疲れてるの!寝させて!やめてぇ!!』
そんなことを知らない翔吾は、眠っていた和代を再び求めていた。
遊びで触っていたはずのチンポは膨らんでしまい、もう一度、妻を抱かずにはいられなくなったのだ。
『やめてん!本当にやめてん!私…、また明日、早いから!!』
和代は寝返りを打とうとしたが、もう足の間には翔吾の顔が挟み込まれている。
股間を舐め回す翔吾。それは妻のオマンコだけに飽きたらず、その舌は尻の穴までにも延びていました。
その気のない妻の股間はなかなか濡れることはなく、それでもアイツは愛撫を続けています。
クリトリスを舐め、オマンコを舐め、指で尻の穴にまで触れて、なんとか妻を振り向かせようとアイツは必死だった。
そして、ついに翔吾は、その指を和代の尻の穴にまで突っ込んでしまうのだ。
『おっ、おっ、おねっ、お願い、翔吾ちゃん!そんなとこ、やめてん!やめてぇ~!』
大きなベッドの真ん中で、和代は苦しんでいた。深夜にも関わらず、妻の身体には大きな衝撃が加えられている。
オマンコにも尻の穴にも翔吾の太っとい親指が差し込まれていて。もがき苦しんでいたのだ。
『自分で胸、揉めよ!乳首、指でつね
れ!!』
こんな翔吾の要求にも関わらず、素直に従ってしまう和代。もう彼女は堕ちていました。
身体が男を欲しるのだ。
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