真由美がそのサイトを見たのは月曜日だった。生まれてこの方縁の無かった異様な世界に真由美は引き込まれてしまった。仕事のことも今は忘れたかった。
その内通常に何もかもが戻るだろうと軽く考えていた。
飛鳥や徳田達は、それに一部の石川商事の社員たちはその翌日からそのサイトを覗き見せざるを得なかった。
そして夫の孝男は自宅で入浴を済まし寝室へと入って行くのを見届けると別の寝室で今まさに素っ裸で男達と楽しむ真由美の掲示板を読みだした。
飛鳥の手も回っていたのだろう、話はサドマゾに及んでいた。
<上はノーブラにしますがノーパンはお許し下さい。皆さんに触られる前に町で捕まってしまいますわ。その代わり真由美は革のパンティを付けていきます。>
すでにモザイク入りのセクシーな画像で参加者は真由美に合格を与えてその日を待ち焦がれているようだ。
日ごとにエスカレーションしていくのが手に取るようにわかる。
参加者もかなりの数になってくる。
革のパンティの仕組みも知った彼らは真由美がマゾであることを指摘してきたがネットとは恐ろしいもので真由美はそれを認めた。
<浣腸とかお尻の穴とかにも興味がありますわ。>
<こんなに参加者が増えれば電車一台貸し切れそうですよ。>
<みんなで囲んで電車の中で素っ裸にして浣腸もして差し上げます。>
日が立つにつれてそこは益々過激になって行った。
<今日も真由美素っ裸で参加致します。勿論オナニーしながら>
<電車内での全裸はリスクが高いですね。実はアダルトショップの主人と知り合いでして。店内で露出調教は可能だそうですよ。>
もう真由美の頭の中ではすっかり露出狂のマゾに変貌していた。
<浣腸もしてやるからな>
朝から排便はせずに来るようにとも指示された。
飛鳥や孝男、ライバル会社の連中はもう真由美が彼らの指示通り来ることを確信していた。
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