ここはどこだろう………見渡す限り、一面が白い雲が広がっている。
熱くも寒くもなく身体がフワフワして、幸せに包まれて理沙は夢の中を漂っていた。
その均整に亀裂が生まれ、理沙は再び怒涛の嵐に引き寄せられるのを意識の中で理解した。
筋肉質のしなやかな太腿を抱えて、藤子の下僕である男性医師が腰の輸送を再開した。
塞がるように収縮する膣穴を、押し広げて前進していくペニス。
鬼頭が肉壁を伝うように接触し、理沙の感じるところをカリ首が引っ掛けていく。
身体が夢の世界から、理沙の意識を現実世界に引き戻す。
硬い杭が快感を伴って、色欲を煽り立ててくる。
んっんっんっ……んん~〜〜んっ…ん~〜〜んっ…
注がれる官能が、心の中まで浸透していった……。
以前にアスリートと一戦を交えたことがあった。 下僕の回想は、その時の感動を呼び起こす。
確か競泳をしている女性だったか、膣の締まりが抜群だったと記憶している。
水中で身体を動かし続ける水泳は、それこそ全身を鍛えなければ戦えない。
それはインナーマッスルにまで及ぶくらいだから、骨盤底筋も当然素晴らしいことになる。
理沙の締りはそのスイマーのように強力ではないが、強まる快感の波を知らせるように締まりもまた波がある。
その強弱をつけた膣の締まりは、男をその気にさせる。
Gスポットを掻き回す鬼頭が理沙の頭を左右に振らせ、狂わせていく。
ヌッチャッ…ヌッチャッ…ヌッチャッ……
あぁ〜〜締まる………くっ…堪らねぇ…
顔を歪めて俯いて、理沙のあられもない喘ぎを聞きながら、温もりの中をベニスが躍動する。
理沙の危機迫るような声が、欲情をそそる。
あぁっ……あっ……あっ!………あぁ~……あぁっ!
凄い力で腰が持ち上がり、身体がバウンドした。
煩わしい目隠し用のカーテンを撤去すると、唇を震わせて快感の波の中を漂う理沙の姿があった。
未だ20代の面影を残す30代半ばを迎えた、とても美しい理沙な唇を重ねる。
震えが収まらない柔らかな感触が、生々しい興奮を呼び起こす。
難なく口の中に舌が入ると、理沙の舌を刺激刷る。
まだコントロールが上手くいかず弱々しい怠慢な動きをする彼女の舌が、懸命に抱きつこうとしてきた。
その舌を吸い上げて、唇で抱く。
滑り落ちそうになるたびに唇で抱き寄せ、こちらの舌で愛撫する。
鼻に掛かった理沙の甘い声が、堪らない。
腰の輸送を再開し、乳房に舌を這わせる。
柔らかい丘を唇で登って、プリンっとした乳首に辿り着く。
舌先抱き寄せればしなやかに避けて、捕まえて離さず舌先で犯す。
同時にベニスを打ち込んで、子宮頸部を執拗にノックする。
締め付けが強くなり、身を起こして本格的なピストン運転に切り替えた。
快感をすべて受け入れて、身をよじらせて感じ狂う理沙。
ん~~っ!……んっん~~っ!……いやぁ~っ!!
強靭な膣括約筋がその真価を発揮して、ペニスを窒息させようと締め上げる。
あっ!………っと思った時には、不覚にも射精していた。
到底、我慢など出来なかった。
奥歯を食いしばり第2波…3波と精液を放出し、身体を震わせた。
数十秒と絶たず、輸送を再開させた。
唸り声を発しながら、泥るむ膣の中を進む。
互いに敏感になった感覚に悶え苦しんで、そんな最中にあっても猛威を振るう暴力的な快感に酔った。
激しくなんて、動けない。
それでも腰の動きは止められない。
男と女のエゴが交錯し、ランナーズハイと同様にゾーンに入っていく。
特殊車両の外では施設の利用者が行き交い、見慣れない医療移動車を横目に通り過ぎていく。
その中で快楽の世界が繰り広げられていることなど、誰が想像を出来たのか………恐らくいない。
女がオーガズムに身を震わせ、男が射精する。
そしてまた女がオーガズムを迎え、さらに複数回のオーガズムの波が襲いかかる。
理沙が3〜4回のオーガズムを迎えて、ようやく下僕が射精をする。
下僕が3度目の射精を迎えようとしていた。
時おり意識を飛ばしては引き戻され、快感の地獄の中で理沙は色情に溺れた。
そして下僕が唸り声を上げるのを遠くのほうで聞いた気がしたが、記憶はそこで途切れてしまった………。
1ヶ月後に理沙は、初めて見る産婦人科医院の前に立っていた。
しばらくはあの体験を思い出しては恐ろしくなり、記憶を封印しようと努力した。
時が経つにつれて苦しさよりも、あの狂おしくて堪らない快感が頭にこびり付いて離れないことに困惑し、悩んだ。
悩めば悩むほど子宮がキュンっとして、生理前に入るとそれが顕著に現れるようになった。
あのベニスの感触が、忘れられない。
もう、限界だった。
予約を入れると1ヶ月先まで埋った表示を見て、落胆して切なくなった。
携帯の画面から外した視線をもう一度、画面に戻す。
そこには信じられないことに、1週間以内に来院可能なら優先してくれるとのメッセージが表示されているではないか……。
気持ちの迷いを抱えながら、建物の前まで来てしまった。
自分の浅ましさ、卑しさに辟易したが、あの強烈な体験がここまで足を運ばせたのだ。
自動ドアを潜ると、もう迷いはなかった。
診察室の引き戸から中に入るとあの時、身体を重ねた男性医師の笑顔があった。
記憶の中で霞がかかってよく思い出せなかった彼の顔が、いま目の前にある。
こんなに素敵な男性だったなんて、今さらながら恥ずかしくなって彼の目をまともに見られない。
男性医師 今日は、どうされました?
分かっているくせに、社交辞令のようにそんなことをいう。
1ヶ月ぶりに聞くその声に、胸が高鳴った。
理沙 なんか、身体の調子が………
恥ずかしくて、それを言うのが精一杯。
男性医師 それでは、ちょっと診てみましょう…
包み込まれそうな笑顔で、彼が身を寄せてきた。
左手で腰を抱き寄せられ、右手がスカートの中に入ってくる。
ショーツの中に入ってきた。
……………………あっ……。
割れ目の中に指が割って入り、何度か上下させてなぜか引き抜いた。
その指先を擦り合わせ、何度も話してはくっつける仕草をして見せる。
理沙はその指先から直ぐに顔を背けた。
なぜなら、糸を引いていたから……。
男性医師 これはいけませんねぇ……下着を取っていただけますか?
彼の顔をまともに見られない。
椅子から腰を浮かせ、自らスカートに手を入れて
ショーツを引き下ろす。
この日のために男性が好きそうな、一部が透ける素材の下着を選らんできたのだ。
彼の視線が下着に注がれるのを意識する。
丸めて手の中に隠そうとしたが、それを奪われて恥ずかしいところを調べられる。
男性医師 これはいけない……お辛いでしょう?
そう言うと彼はその場で膝まついて、膝を左右に開こうとしてきた。
それを羞恥心が拒み、膝に力が入る。
女心に気づいてか触れる手が優しさを見せ、肌を愛撫するように変化する。
自分の体温が上昇していく感覚を覚える。
身体に力が入らなくなっていく。
ついに膝を割られ、彼が身体を入れてきた。
顔を見られたくなくて、彼にスカートを被せて見えなくする。
そこに温もりを感じて 身体に力が入る。
あの時と同じ快感が蘇り、彼の頭を両手で抱えてその甘い感覚に思わず頭が仰け反る。
堪らない………。
藤子の下僕……男性医師は理沙の内腿に挟まれ、頭を抱えられて、その心情が手に取るように伝わってきた。
包皮を剥いて、直にクリトリスを舐める。
吸って舐めて、また吸って舌先で擦る。
理沙の腰がうねり出し、吐息を漏らす音が聞こえてきた。
彼女の臀部を引き寄せて、オーガズムに導いていく。
ツルツルしたクリトリスを執拗に舐める。
硬く張りのある物体が舌を弾き、己を誇示してくる。
暴れる下半身を抱え込んで、クリトリスを吸って舐めて、舐めて舐めて舐めて、吸って舐める。
分泌液が喉の粘膜に張り付いて、咽そうになりながら理沙の欲望に応えていく。
唇でクリトリスを捉え、舌先で執拗な愛撫を続けていく。
やがて理沙が身体を震わせて、理沙の性器が彼の顔を圧迫してきた。
それでも愛液をすべて舐め取り、おもむろに身体を起こした。
顔を紅潮させた理沙が瞳に妖しい光を灯し、見つめてきた。
そこにはもう、羞恥に顔を背ける理沙はいなかった。
目は口ほどに物を語る………欲していた。
立ち上がってズボンの前を、黙って彼女の顔に向ける。
わずかに戸惑いを見せて、それでもファスナーに手をかける。
しなやかな指が進入してきて、ペニスを引き出しだ。
それを見つめて一呼吸置の後、彼女の口の中に消えていった。
これだけの美女を男が放って置くわけがない。
彼女の経験値を表すフィラチオに目を閉じて、その性技を堪能する。
滑らかな彼女の舌が、鬼頭を這っていく。
鈴口を舐め、鬼頭を包み込む唇を頭ごと上下させてる理沙。
これから体力を消耗する彼女を途中で制し、机に腰掛けさせた。
その理沙の膝を開き、スカートを捲り上げる。
Iライン、Oラインが綺麗に脱毛された性器が露わになる。
パックリと口を開けた割れ目、膣口に向けて怒れる杭を押し当てて、ゆっくり沈めていく。
粘膜が鬼頭を強かに撫で上げる感覚が、脳まで鋭い快感が突き抜ける。
突き当りにぶつかり、包み込まれた温もりに目を閉じた。
暗闇の中で、彼女の唇が重ねられる。
舌を絡ませていると、いきなりペニスが締め上げられた。
唇を離して理沙を見ると、妖艶な笑みを浮かべて挑発する女がそこにはいた。
それを見て、輸送を開始する。
いつまでも微笑みを続けられない理沙の表情が、恍惚に浸る顔に変化していく。
下からこの卑猥な感触を伝える女が、快感に顔を歪めて吐息を漏らしている。
みなぎるペニスを躍動させる。
淫らな水音を引き連れて、肉壁に接触繰り返す。
美熟女の階段を登り始めた女が首に両手を巻き付けて、頭を仰け反らせた。
あの狂おしい快感を、思い出した。
出し入れされるたびに蘇る喜び。
その時に備えて、彼の首に捕まらせてもらった。
だって、気持ちよすぎるから………。
硬くて、熱い。
張りがあって、大きい。
絶対、気持ちいい……。
圧倒的な快感に、必死にしがみついていた。
深く突き刺さるのに、無駄に力を込めて突き上げないから堪らなく気持ちがいい。
だから……もう………………
早くも快感に溺れた理沙は、自分を開放した。
迫りくるその時を、受け入れるために。
細いウエストを抱える彼が、好きなところを攻め始めた。
すべて見透かしたように、好きなペースで攻めてくる。
もう、その時がきた。
深く突き刺さった瞬間、背中を反らせて痙攣を始める。
ペニスを咥え込み、大きく拡がった膣口が泡を吹かせている。
結合部が微細な気泡の混じった分泌液に塗れる、いやらしい光沢を反射させる。
ピクッ…ピクピクっと震わせる理沙。
潤んだ瞳に彼の顔が映る。
甘〜い快感が引いてきたとき、彼の躍動が再開されたことを知った。
俯いたとき、出し入れされるそこを見てしまった。
こんな下品なことをしたのは、初めてした。
こんな大きいものが入っているなんて………。
実際に見ると驚きだったが、卑しい淫欲に押されて興奮する。
だって…こんなに気持ちいい…………。
物理的にペニスが粘膜を擦る感触に集中させると、堪らなくなる。
自分がこんなに下品な女だったなんて、思わなかった。
劣情を煽り、どんなに蔑んだところでこの官能的な状況は変わらない。
進んできて………戻っていって……また来て………
いつの間にか自己嫌悪は薄れ、快感を享受せずにはいられない。
そのために来たのだから………。
輸送のペースが早まった。
急速に高まる快感に戸惑い、慌てた。
それでも積み重なる快感を処理出来ず、わけが分からなくなってきた。
そして………。
抱き止めていた彼に抱えられて彼の膝に座る格好で、一緒に彼の椅子に座らされる。
深く突き刺さる彼のペニスで、圧迫感を覚える。
それでいて腰を動かせば、堪らなく感じる。
誰に言われたわけでもなく、理沙は腰を前後に振り始めた。
もう、………止める気はなかった…………。
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