朝日が窓から部屋に差し込む。
身体がそれを感知して、朝が来たことを知る。
寝返りを打ち、瞼が自然に開いた。
テラスに目をやるとすでに小さなお客さんが、つぶらな目で部屋の中を眺めているのが見えた。
順子はベッドを抜け出して切り分けた果物を小皿に乗せ、テラスに出た。
足元に小皿を置くと小鳥はとまっていた手摺りから飛び降りて、輪切りにしたオレンジに近寄ってきた。
3年目にもなると、さすがに警戒心の強い野鳥もご馳走をくれる人間を覚えるようだ。
その場を離れると、嬉しそうにクチバシで突いている。
ベッドの横に置かれた写真立てを見て、呟く。
女医:順子 おはよう…あなた…。
遠く海外に単身赴任している夫。
笑顔で写る写真にキスをして、バスルームに向かった。
熱いシャワーを済ませると肌に化粧水を染み込ませ、身体にはボディオイルを塗り拡げる。
新聞にを通して、コーヒーを口に運ぶ。
濡れた髪の毛を乾かしてブローを施し、メイクで武装する。
バスローブを脱ぎ捨てると、その日の気分で決めた下着を身に着ける。
落ち着いたワンピースを着ると、玄関を出た。
職場のディスクに身を落ち着けると、今日のスケジュールを確認していく。
そして出勤する下僕たちの顔ぶれを確認する。
今日の気分からすると………決めた。
彼は今日、特別手当を手にすることになる……。
ドアがノックされ、やや緊張気味の下僕が院長室に入ってきた。
まだ半年ほどの新人の彼はご多分に漏れず、甘いマスクをしている。
木製の大きく重厚なディスクにつく順子が、遅れて顔を上げる。
緊張でガチガチの彼を見て、見る者が虜になりそうな笑顔を作って見せた。
女医:順子 おはよう、体調はどう?
下僕 はっ……はい、問題ありません…
女医:順子 フフッ……そう……いらっしゃい。
椅子を引いた順子は下僕がディスクの下に潜るのを見て、そのまま椅子を戻した。
スカートにやや震えた手が入ってきた。
腰を浮かせてやると、ショーツが膝を通過していった。
椅子の座面を下げて浅く座り直すと、膝を割られて……………この瞬間は、いつも鳥肌が立つ。
順子が薄く唇に隙間を作ると、息を吸い込んだ。
下僕の柔らかい唇と舌の温もりが、伝わってくる。
はぁ~………っと、口から吐息が漏れる。
順子はディスクの上で、昨日のカメラ映像をチェックしていく。
まずは下僕たちは問題ないか、女性たちを満足させたのかを確認する。
舌の使い方が荒い。踵で下僕を軽く蹴って不満を伝えると、直ちに改善された。
甘〜い快感に酔いながらも、次女の明子と三女の藤子をチェックする。
相変わらず品がなくて指導の必要性を感じたが、最後には男を虜にしたようだから 、今のところは大目に見ることにした。
女医:順子 んっ……………はぁ~………
堪らない快感に襲われて、思わず肩に力が入る。
この下僕にはもっと教えなければならないが、まぁ目くじらを立てるほど悪くはない。
いかに順子を酔わせることが出来るか、それによってこの下僕のその後が決まる。
決して急がず乱暴にもせず丁寧に隅々まで舌を這わせ、クリトリスを可愛がらなければならない。
順子はパソコンのキーボードを軽やかに叩き、資料をまとめていた。
その指が時おり震え、苦労してボタンを叩くことが増えてきた。
チュウ〜っとクリトリスが座れる。
順子の視線が中空を彷徨い、舌先を動かされて瞼を閉じる。
堪らない……いいわ……そうよ……そう……あぁいい……
コン、コン、コン………
ドアがノックされ、スタッフが入ってきた。
医院長〜女医:順子 何かしら?
スタッフ 午後のこの患者さんなんですが……
医院長〜女医:順子 そうね………彼がいいんじゃないかしら?
クチュ…クチュ…クチュ…クチュ…クチュ…クチュ…
その間も続けられるクンニリグス。
潤む瞳はコンタクトレンズのせいにして、震えそうな手は指を組み合わせて耐える。
医院長〜女医:順子 それとも最近実力が伸びてきた彼のほうがいいかしら……どう思う?
舌が撫でる刺激に組んだ指に力が入った。
スタッフ そうですね……甲乙付け難いですが、この患者様にはテクニックが冴える彼が良いかと…
医院長〜女医:順子 あなたがそう言うなら、任せるわ……
スタッフ ありがとうございます、ではそういたしますので……失礼します…
速やかに退室していく年配スタッフ。
彼は順子の変化に気づいていたが、そんなことはおくびにも出さないマナーを心得ている。
きっと机の下には下僕の誰かがいるに違いない。
この病院の三姉妹の色情ぶりには困ったものだが、見ない聞かない知ろうとしない……これを守る限り高額の給料が貰える。
やれやれだった………。
スタッフが出ていくと、順子はディスクに突っ伏した。
我慢は限界を越え、平静さを装うのは困難を極めるまでになっていた。
ん~~……………あぁ…あぁ…あぁ…ん~あぁ…あぁ……
歯を食いしばり耐える口元からは、一筋の涎が垂れ落ちる。
握り拳を作った手をプルプルと震わせて、何かを振り払うかのように首を振る。
白い喉を見せて頭を仰け反らせ、そして俯いて肩を震わせ……………………身体が痙攣を起こした。
数分が過ぎて順子は椅子を引いた。
下僕の髪の毛を鷲掴みにして引き寄せ、立たせるとズボンのファスナーを下ろす。
取り出したペニスを愛おしそうに眺め、口に含んだ。
隙間なく密着した唇、頬を凹ませて首を前後に振る。
舌が忙しなく動いたかと思うと、ネットリと絡ませる。
そしてまた、首を前後に振る。
ここで射精をしてしまうようなら、失格の烙印を押されてしまう。
下僕は歯を食いしばり、必死に耐えた。
もうだめだ、我慢出来ない……努力が水の泡となって諦めかけたとき、不意に順子が攻めるのを止めた。
テカテカと艶のある唇を舐めながら、立ち上がる順子。
下僕と入れ替わり彼を座らせると、スカートを捲り上げた。
黒々とした剛毛が燃え上がるようなボリュームを見せ、凄まじい性欲の強さを誇示していた。
下僕は思わず、生唾を飲み込んだ……。
※元投稿はこちら >>