女医:順子 坂本美鈴さん、30歳……お若いですね……今日はどうなさいましたか?
美鈴 はい、実は……あの、妊活を頑張っているんですけど……なかなか妊娠しなくて、心配で……
女医:順子 そうなんですね…健康診断はお受けになってますか?……他の病院で受診なさったとか?
美鈴 OLをしていたときには健康診断、受けてたんですけど、専業主婦になってからは……今回診ていただこうと病院に来たのは、こちらが初めてです
女医:順子 そうなんですね…今までに産婦人科に通われたこととか、行かれたことはありますか?
美鈴 はい、2〜3回は……生理不順になったときと、痒みが続いて心配になって………
女医:順子 なるほど、そうなんですね…うん………まず健康診断をしばらくお受けになってないのと、お身体の状態を把握することが必要ですね。
一つひとつ診ていきましょう。
あちらの診察台にパンツを脱いで、寝ていただけますか?
金属のフレームにとても淡いブルーの布地が張られた衝立の陰で、下着を脱ぐと備え付けのカゴに置く。下着だけがぽつんと置かれたカゴを見て少し考えた美鈴は、カーディガンも脱いで下着の上に置いた。それから戦々恐々と診察台に乗る。
順子は用意が出来た彼女に歩み寄って、目隠しのカーテンを引いた。
女性器は綺麗に陰毛の処理が施され、太腿といいお尻といい、余分なお肉もなく滑らかな肌をしていた。
女医:順子 中を診させて下さいね…ちょっと冷たいかなぁ〜…
クスコの挿入にやはり冷たいなりの反応を見せる美鈴、綺麗な中の状態を確認してクスコを抜く。
女医:順子 坂本さん、これまで産婦人科を受診して、触覚テストを受けたことはありませんか?
美鈴 触覚テスト…ですか?…いえ、ないです
女医:順子 生理不順の酷い人とか、不妊にお悩みの方が受けるテストです………デリケートな検査ですから、語られることもあまりなくて、どうしても知られることが少ないんですね。
クリトリスの反応を診ます……これは本当に大切な検査なんです
美鈴 えっ?……クリトリ………そうなんですか?
女医:順子 初めての方はびっくりされますよね……でもそうなんですよ。
ほら、そこは敏感な器官でしょ?……卵巣が正常に機能しているとか、子宮の状態とかある程度把握することが出来るんです。
美鈴 初めて聞きました…
女医:順子 ほら…デリケートな所だし、男性医師だと問題になりかねないから。せっかくの検査をしない病院が少ないんです……でもうちは出来ますから……
もっともらしい詭弁は、百戦錬磨の順子には簡単なことなのだ。
美鈴 知らなかったです……お願いします
女医:順子 ごめんなさい、この検査は少し時間を要します…それはご了承して下さいね。
女同士だから……少し頑張りましょうね…
美鈴 あっ………はい……
必要な検査なら仕方がない、恥ずかしくて嫌だけど女医さんだから我慢できないともいえないし……
美鈴は諦め半分に検査を承諾した。
赤ちゃんが欲しいのだ。
そのためなら少しくらい恥ずかしくても、我慢をする。
いつか生まれた我が子を腕に抱いて、あの検査は無駄ではなかったと自分を誇りに思う日がくるのを、美鈴は夢見ていた。
冷たい何かを塗られて、びっくりした。
塗り拡げられているうちに体温に同化して気にならなくなったが、やっぱりいい気分はしない。
あっ…きた!っと思った。
包皮の上を女医の指が優しく撫でていく。
妙な気分と、望まない感覚が沸き起こり始める。
夫の愛情を感じる愛撫に比べて義務的な感じは否めないが、場所が場所だけに………。
痛みが出るくらい両手を握り、その感覚で下半身の感覚を散らそうと試みた。
まったく意味はなく、認めたくはない甘〜い感覚はむしろ強くなる。
女医:順子 坂本さん……女同士ですからね、気になさらないで下さいね…
美鈴を察した女医の言葉が申しわけ程度の気休めをくれる。
口を抑えて、耐えなければならなかった。
だって………気持ちいいものは、どうしようもないのだから…
突然、いくつかの足音が近づいてきた。
その足音の主たちが美鈴の元まで来ると、目隠しのためのカーテンという、結界を越え自分の両側に立つのを見て驚きを隠せなかった。
美鈴 なっ…何ですか…
女医:順子 坂本さん、うちの医師ですから心配ありませんからね
両側に立つ医師は、男性ではないか……。
女医:順子 坂本さん、健康診断をお受けになってませんよね?…この検査と重ねてお胸を診ておいたほうがいいですからね…
そういえば……診察台に乗っているときに、女医がどこかに連絡をしているような声がしていた。
内線で男性医師たちを呼んでいたなんて………
美鈴 あの、聞いてないです、こんなの
女医:順子 大丈夫ですからね……不妊検査には大切ですよ?……立派な赤ちゃんが欲しいですよね?
そう言われてしまえば返す言葉がない。
でも、納得も出来ない………
男性医師1 お洋服を捲りますね……
納得出来ないままカットソーを巻く利上げられ、ブラジャーが彼等の目に晒される。
男性医師2 下着を緩めますね…ちょっと背中を………
彼は背中の下に手を伸ばし、ホックを外してしまった。
睨みつけるまではいかないが、露出した乳房を見る彼等の顔を見ずにはいられなかった。
2人が乳房に触れ、指を食い込ませて何かを探っている。乳癌検診を受けた経験からそれだと分かる。
その最中に鋭い感覚を覚えた。
反応をして動いてしまう身体はどうしようもないが、せめて表情は読まれたくない。
必死に無表情を作った。
女医:順子 高橋君、こっちを手伝ってくれる?
美鈴 えっ!?…えっ!?
男性医師1が女医に呼ばれ、下半身側に移る。
努めて無表情で我慢していたのに、見られたくない場所を見られるなんて……
男性医師1の目には、膣口に溜まる分泌液を認た。
女医:順子 ここをお願い
織り込み済みなのか、女医とは違う指が包皮に触れた。
それどころかクリトリスを露出される感覚を覚え、強烈な快感に襲われ始めた。
男性医師1の指が埃を散らすように、クリトリスの表面を滑る。
痛みを感じる手前の快感が、身体を走り抜ける。
どういうことか、男性医師2が左胸にしゃぶりついてきた……これは一体、何なのか。
美鈴 ああっ!
女医の指が挿入されていた。
規則正しく動かされて、何のつもりだろう。
信じたくないが絶対に屈することの出来ない感覚が、嫌でも沸き起こった。
美鈴 こんなの違う………あはぁ………絶対違う…
女医:順子 医療行為ですよ……坂本さん?
美鈴 絶対違う……検査じゃない……ですよね…
苦しげに極力感じる様を見せないように、抗議をする美鈴。
順子が男性医師1に頷いて見せると、ズボンに手をかけてファスナーを下ろした。
ちゅぱちゅぱと乳首をしゃぶる男性医師2の耳に……んっ!……っと美鈴の苦痛を表す声が確かに聞こえた。
いきなり美鈴の身体が揺れ始めた。
美鈴 こんなの絶対に……ああっ!…違う…あぁっ!違う………あぁっ!……違う……あぁっ!……んっ…あぁっ!
うわ言のように繰り返し、思わず喘ぎ声が出てしまう美鈴。
意志と快感は別なのだから………。
女医:順子 坂本さ〜ん……いっぱい感じることが大事ですからね〜……女性ホルモンが活性化させる治療ですよ~
美鈴 違う……あっ!……こんな……あぁっ!…
女医:順子 ほら、言ったでしょう…デリケートな検査だって……この治療も同じなんですよ?
美鈴 違う………あぁ〜っ……でしょ…あぁっ!
女医:順子 これは医療行為なんですよ?
でも感じてしまうのは仕方がない治療なんです……女性ホルモンを活性化しないと妊娠しやすい身体になりませんからね〜……
美鈴 こんなの……あぁ〜っ…
女医:順子 赤ちゃんの為ですよ〜……いっぱい気持ちよくなりましょうね………
まだ若いだけあって、狭くてよく締まる。
事が終わった後も変な気を起こさせないように、徹底的にオーガズムを経験させる。
もう講抗議の言葉すら出なくなり、快楽に飲み込まれた美鈴。
白い肌を見せるくびれた腰を掴み、腰を打ち付ける。
言葉はもう、いらなかった。
美鈴に最初のオーガズムが訪れる。
美鈴 あっ………あっあっ………………あっ………
その真っ只中にいる美鈴が、身体を震わせる。
収まってきた頃に、再びベニスが躍動を始めた。
もう何がなんだか、分からなかった。
中が温かくなったような気がするが、はっきりとは分からない。
2人目が入ってきたのかもしれない。
気持ち良すぎて記憶が定かではないから。
もう、どうでもいい。
いずれ夫の子は妊娠するだろうと思う。
女医に治療を続けたければ予約が必要だと言われた。
彼女によれば、1ヶ月感間隔で予約を入れる人が多いのだという。
今のうちに予約を入れておいた。
噛み合うから早めが良いと言われたから。
これは治療だから。
赤ちゃんの為だから………。
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