一瞬の驚愕の後の束の間の圧迫感、頭の中にある防御機能が全てを放棄した。
砂漠で脱水症状に喘ぐ人が必要なものは、ホテルの冷えた水ではなく、目の前の水溜まり。
今しがたまで注がれていた快感を絶たれ、それまで以上の快感をすぐに与えられたとしたら、人はどうなるのか。
翔子は拒絶することを忘れ、即座に女の喜びを選んだ。
頭では分っているのに、目の前の果実を手放せなかった。
忘れていた快楽を取り戻すように、膣でペニスを抱き締めた。
一雫も果汁を零さないように、快感を受け入れていく。
当たる……奥に当たる。
もっと、もっと欲しかった。
力強く逞しいペニスが勢いよく走る。
翔子は今、ただの女になった。
太いペニスを咥えた膣口は白いよだれを垂らし、動き続けるベニスを離さない。
包容力のある膣は、底しれない優しさで包み込んでくれる。
だから熟女が好きだった。
突けば突くほど壁が狭まるような動きをみせる。
男性医師は、包囲網の体制をみせた翔子の変化を感じとった。
その時は、もうすぐだった。
繰り返しオーガズムを体験してきた翔子の膣は、その豊富な経験から若い子にはない動きを始めた。
熟女に多いその動きは、知る者にとっては病みつきになる秘境だった。
締まる……締めつけが顕著になってきた。
まだか……まだなのか……
奥歯を噛み締めて腰を動かした。
天井を見つめ、壁紙の模様を目で追いかける。
神経を他に移しても、射精感は少しも軽減しないのだった。
気持ちいい。
どんなことにも比べられるものはない。
気持ちいい。
人生で、こんな経験があるなんて。
気持ちいい。
人格がなくなり、狂いそう。
気持ちいい……気持ちいい……気持ちいい………
翔子の何かが崩壊した………。
男性医師はそれを見届けて、翔子の中に男の濃密なエキスを放出した。
しばらく翔子の中に留まってから離れ、流れ出る精液を見つめた。
膣洗浄を施し、綺麗にした。水気を拭き取ってから本物の炎症を抑える薬を塗り、治療の終了を告げた。
もちろん緊急避妊ピルを渡すと、彼女は黙ってそれを服用した。
男性医師 お疲れ様でした……塗り薬を出しますので、痒みが気になるようでしたらお使い下さい。
また気になることがありましたら、お越し下さい。
翔子はまだぼぉ〜っとしていたが、気怠げに立ち上がると病院を後にしていった。
だが1ヶ月と絶たないうちに再来院をして、その姿を見せた。
どこか艷やかで、内側から女性ホルモンが湧き出すかのように女の香りを漂わせている。
診察室に入るなり男性医師の前にしゃがみ込み、スラックスのファスナーをゆっくり下げた。
下から男性医師を見上げ、鼻先のペニスを口に含んだ。
目を閉じた男性医師が、その温もりに吐息を漏らす。
思いのほか翔子のフェラチオに翻弄されて、熟女の底力を感じさせらててしまった。
立上がった翔子は、目の前でショーツを脱ぎ捨てた。
男性医師に跨り、ゆっくりと腰を沈めていった。
翔子は彼の首に手を回し、仰け反った………。
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