男性医師 気持ちいいですか?
さゆり あぁ〜いやぁ~…いいっ…あっあっ!
男性医師 いい子だね………さゆり…
自分よりも一回り歳上のさゆりを支配下に置いた彼は、目隠しのためのカーテンを開けた。
さゆり どうして……やめてっ!…いやぁ〜
男性医師 会いたかったよ…さゆり…
腰を使いながら不敵な笑みを浮べ、羞恥と快感に溺れるさゆりを目でも犯す。
さすがに40を越えても美しい女は、美しい。
彼はさゆりが経産婦であることに気づいていた。
独りで生きる美しい女には、人には言えない過去がある。
人妻だったことがあるのか、未婚の母だったのか知る由もないが、木の強さを身に着けなければ生きてこれなかったのだろう。
そう思うと、愛おしさが湧いた。
後ろで様子を見ていた医院長、女医の順子はそっと近づいて、目隠しのカーテンを支柱ごと移動させてしまった。
キャスターの回転するカラカラという音が、2人から遠ざかっていく……。
男性医師 ここがいいんだろう?……さゆり
ペニスの先端が子宮口を突く……突く……突く……
膣口が締まり、眉間にシワを寄せたさゆりが白い喉を見せて仰け反った。
さゆり あぁ〜っすごいいっ!………いい〜っ!
むちゅっ!…むちゅっ!…むちゅっ!…むちゅっ!…
どこまでも卑猥な水音が、ペニスの後押しをする。
男性医師 あぁ〜さゆり……出していいかな?
さゆり あぁ〜っ…あっあっあっあっあ〜っ…
男性医師 いいんだね?……出すよぉ?…中に出すぞお……あぁ〜だめだ…おぉ…出すよっ…出すぞっ……ふぅ~うぅん〜っ!!………
さゆりは白い濃霧に包まれて、下半身に温かい何かを感じた。
ドクンッ……ドクンッ………………ドクンッ………
幸福感の中でペニスが大きく脈打つように精液を吐き出す感覚を、さゆりは子宮で感じた。
身体にしつこく湿気がまとわりつくかのように、さゆりはなかなか引かない快感に包まれた。
胸の上に男性医師が覆い被さり、重さが心地よく感じる。
意識がだんだん明瞭になってくると、中に射精された絶望感はなぜか訪れなかった。
愛おしくて、彼の頭を撫でた。
医師が身を起こして、さゆりを見る。
今しがたまで感じ狂っていた女が、憂いのある美しさで見つめ返していた。
何年も前に愛した女と別れた悲しい出来事が、なぜかフラッシュバックする。
激しく困惑する中で、どこか瞳が似ていることに気づく。
雰囲気もタイプもまるで違うのに、かつての女と似た匂いがあるのかもしれない。
拒絶されるかもしれない、それでも唇を重ねた。
予想に反してさゆりは、舌の進入を許してくれた。
絡め合う舌と舌、鼻にかかったさゆりの声が次への活力になった。
キスを続けなからニットの中に手をいれる。
背中に手を回すと、そっと身体を浮かせてくれた。
柔らかい乳房を包みながら、唾液の交換が続く。
ニットを捲り、魅力的な白い乳房を愛撫する。
舌が乳首を弄ぶと、さゆりが指に彼の髪の毛を絡ませて色気のある吐息を漏らす。
何人もの女と交じってきたが、こんなにもいいと思う女は珍しかった。
抜かずにそのままだった分身が、力を取り戻したことを自覚した。
ゆっくりと輸送を再開させる。
鬼頭のむず痒さを無視した。
2度目のさゆりを味わうために………。
はぁ~ん……んん~っ……あっっっ……はぁ~〜……
何もかも、今はどうでもいい。
1人の女でいたい、ただの女、それでよかった。
熱く硬いペニスが気持ちのいい所を通過する。
気持ちのいい場所に当たる、何度も何回も。
彼を引き寄せて、広い背中に腕を回す。
包み込みたかった。
セックスの相性がこんなにも合う男性は、初めてだった。
できることならベッドで愛し合いたい、贅沢だろうか。
今は仕方がない、彼が欲しいと本気で思った。
突いて………もっと突いて………もっと…もっと………
分泌液で滑るペニスを抱きしめる膣壁に、力が込められた。
後退するペニスに追いすがり、腰が迎えに行く。
それに彼が応え、快感を引き連れてきた。
堪らない……気持ちいい……堪らない……離さない……
さゆりは、彼の肩を甘咬みした。
男性医師は早くも近づく射精感を、必死に押しのけた。
射精しても直ぐに復活させる自信はあるが、今この瞬間を味わいたかった。
さゆり……田畑さゆり……この女をもっと知りたい、そう思った。
にゅりっ…にゅりっ…にゅ〜り…にゅりっ…にゅ〜…り……
さゆりが締めてきた。
今は待ってくれ……まだ待ってくれ……まだだ……
絡みつく膣壁が凶器のような快感を操り、執拗に苦しめてくる。
複雑な凹凸、ざらついた領域、狭い領域、ゆとりを感じる場所でも絡みつきながら、いきなり締め上げてくる。
全てが脅威だった。
揺れる乳房を見つめ、さゆりの体臭に今は酔っていたかった。
いいっ……凄くいい……ねぇ…もう……だめかも…………
そんなに……あぁ……だめだから…ねぇ……ねぇっ!…
さゆりの身体がいきなり硬直した。
喉を絞るような声を上げて、身体をバウンドさせる。
愛おしい女がまた、意識だけ夢の国へと外出して行った。
まだ息が整わないさゆりの中を、駆け抜ける。
さゆりが美しさに見合わない、声を上げる。
閉じきらない目蓋から白目が覗く。
ペニスの付け根の更に奥から、何かが迫る予兆を感じざるを得なかった。
1度目に勝るとも劣らない幸せに包まれた。
長らく忘れていた快感に、2度も浸かった。
今この瞬間に快楽に身体を震わせる女性は、一体どのくらいいるのだろう………。
理論的な思考で思うのではなく、感覚でそう感じていた。
精神的な平均感覚を取り戻す前に、次の波が起こった。
予想外の快感に、身体がついて行けなくなった。
凄まじい快感を、身体が遮断しようと準備を開始する。
さゆりは自分が崩壊する恐怖に襲われた。
無慈悲な快感は、許容を越えて人格に浸食をしてきた。
物事の価値観も、何もかも、溶けてなくなっていく。
何がなんだか分からなくなった。
さゆりはオーガズムが続く、その最中にいた。
未開の地に立ち、肉体の姿は無くなり、意識だけの存在になっていた。
遠くで男性の呻く声がしたようだ。
気がついたら自分の顔を見下ろしていた。
さゆりは力なく半開きに口を開けて、下顎が痙攣するように動いていた。
私はどうなったの?…………
ぼやけていた視界がはっきりしてきた。
誰かは分からない男性が、心配そうにしている。
知らない男性……でも知っているような………
思い出した。
さゆりはベッドに寝かされ、身なりはきちんとしていた。
下着も身につけている……。
とてもリアルな夢を見ていたのだろうか………。
………………違う、と思った。
なぜなら、緊急避妊用ピルを渡されたのだから。
やっぱり夢じゃなかった。
あんなに凄かったのに、夢なら悲し過ぎる。
窓口で手続きをしなければならず、移動をすることになった。
あのどこか好きになれない女医の姿はない。
散々さゆりをいじめた男性医師は、こう言った。
男性医師 お疲れ様でした…よく頑張りましたね、異常は見られませんでしたからね。
また何かありましたらどんな些細なことでも構いません、ご予約の上、お越し下さい。
現代人はなにかとストレスが多いのか1ヶ月後には再来院なさる方が多いようです。
田畑さんもお気兼ねなく、おいで下さい。
白々しく意味深なことを差し込んで話していたが、目が合うと固く瞼を閉じた。
思いっ切りひっ叩かれるとでも思ったのだろう。
頬をひっ叩く代わりに、唇を重ねた。
男性医師 あっ…あの……本当は教えるのはいけないんですが……。
今のうちにご予約なさることをお勧めします、混み合いますので。
田畑さんは身体の変化は、その……生理の前と後ではどちらがお辛いですか?
医師らしく聞いているようでも、女ならおかしな言い方だと理解できる。
要するに生理の前後ではどちらがしたくなるか、そう言いたいのだろう。
さゆり 私は生理の一週間前から、かな……
男性医師 分かりました……それでは4週間後のこの日はいかがですか?
さゆり 念入りに観て下さい……
男性医師 では、お待ちしています
やり取りを済ませ、田畑さゆりという美熟女は帰って行った。
確実に来る約束を残して………。
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