女医:順子 凛さ〜ん…お身体の反応は問題ないみたいですね……これ以上はご負担でしょうから、もういいかもしれませんね………
想像していたような……というより想像以上の快楽を経験した凛は、旦那のとても身勝手なセックスからは得られない快感を奪われることに戸惑った。そうはいっても続行を望むなんて、自分からは口が裂けても言えない。凛の視線は順子と白い天井を交互に移動し、諦めと執着を行ったり来たりしていた。
凛 あの……こういうもの…んっ…なんでしょうか…はぁっ〜…初めて…なんです…あっ…んっ……
会話の最中にも中小の甘い波が押し寄せるたびに、困惑しながらも健気に訴える凛。
順子は内心でニヤリとほくそ笑んだ。
女医:順子 こればかりは症例が少なくてなんとも……問題が隠れているかどうか、探るには我慢していただくしかないのですけど…もう少し我慢できますか?
凛 ………ん〜っ……は…い……よく分からないままは…はぁ〜……怖いん…です……んっんっ……
女医:順子 分かりました……こちらも最善を尽くしますから、もう少し頑張りましょうか……
にょりっ!…みっちゃっ!…くちゅっ!…むちゃっ!…
会話の最中にペニスが根元まで入っては凛の性器に密着し、後退する……そんな卑猥な水音が響く。
羞恥心と隣り合わせの快感は凛の理性を狂わせていく………。
濃いピンク色の粘膜…膣口がまるで追いすがるかのように、輸送を繰り返すペニスに抱きつく。
凛は自分の中をゆっくりと行き来されるたびに、漆黒の海に海蛍が鮮やかに光りながら広がる光景を見ていた。旦那のいたずらに激しいだけの営みとは違い、優しいうねりの中を漂うような快感に酔いしれていた。
セックスがこんなに気持ちいいなんて、知らなかった………。
順子が下僕に頷いた。
ペニスの輸送を一段階、早める。
せせらぎ程度の水量だった川が、増水したことによって凛に注がれる魅惑の水もいきなり増えた。
迫りくる快感に両手を胸の前で固く握り、嫌嫌をする幼子のように首を左右に振った。
声を出す余裕もなく、必死に呼吸を繰り返す。
苦しくて、怖くて、どこまでも気持ちいい。
視線が白い天井を移動して、蛍光灯が眩しい。
頭の下の枕が後に吹っ飛んだ。
気持ち良かった……ひたすら気持ち良かった。
凛の感覚を無視した快感が、次から次へと押し寄せる。
もう……おかしくなる…………。
生まれて始めてのオーガズムだった。
どのくらい時間が過ぎたのか、記憶が途中で抜けていた。
耐え難い快感で凛は覚醒した。
生暖かい唇と舌が、艶のある滑らかなクリトリスを執拗に可愛がっていた。
舌先が忙しく動き、上下の唇が小さな塊を拘束する。
逃れたいのに腰を抑え込まれて、身動きもままならない。
どんな言葉も当てはまらない、強烈な快感が持続する。
止めて欲しくて、止めないで欲しい……激しい葛藤の中で翻弄された。
そして嵐の中で、大河の堤防が決壊した………。
女医:順子 凛さ〜ん、大丈夫ですか?
凛 ………あっ………あっ……あうっ……んっ……
女医:順子 良かったですね~……気持ち良かったかしら?
凛 ………(コクンと頷く)
女医:順子 じゃあ治療は終わります……頑張りましたね……
凛 ……はうっ…はぁ~……あぁ〜…あっっっあぁ〜
女医:順子 あらっ、もっとしたいの?今回だけ特別ですよ………たっぷり治療を受けて帰って下さいね…
射精がまだだった下僕が再び挿入を果たしていた。
もちろん、予定通りだった。
徹底的に凛を性の虜にするのだ。
もう、彼女は快楽を貪る1人の女になった。
遠慮のない下僕のピストン運動で、凛の身体が縦にゆっさゆっさと揺れる。
性の喜びを一身に受け、凛は快感を独り占めにした。
ん~~っ…ん~~…あっあっあっあっ…んん~っ……あはっ…あっあっ…んん~っ…あぁ〜…あ〜っ!……
下僕のこめかみに血管が浮いた……身体に力が入り、俯き加減だった顔を天井ㇸ向け必死の形相になった……。
凛が背中を反らせ、鳩胸になった2つの乳房が天井に突き出された。
お腹の中に温かい何かが広がった。
2度、3度と突き上げられ、輸送は止まった……。
事が終わり、緊急避妊ピルを服用した凛は、気怠そうに帰って行った。
またいつでもご来院下さいね…。
その際は、ご予約をお忘れなくお願いします……。
また性の虜となった、1人の女が誕生した。
1ヶ月後、また凛は姿を表すだろう………。
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