産婦人科医院の医院長でありながら医師の1人として第一線に立つ細川順子を筆頭に、この医院には看板女医があと2人いる。
明子と藤子は順子の妹の次女と三女である。
彼女たちは長女の片腕として、今日も敏腕を振るっていた。
その下に男性医師が姉妹たちそれぞれ2人づつが配下におり、彼らは実働部隊として存在している。それ以外の医師はいわゆるまともな医師たちだった。
実働部隊の彼らは実力はあるのに職場に馴染めなかったとか、理不尽な理由で職場を追われたとか、医療事故で職場にいられなくなったとか、女性関係がだらしなくて職場にいられなくなったとか…………理由は様々だが順子が厳選して引っ張ってきた、ある意味精鋭たちだった。
精鋭………それは言わずとしれた、性専門の男達である。
女を満足させる以上の体力と絶大の精力を持ち、順子たちに服従を誓える者たち。その対価はもちろん、女とのセックスだった。
リストに目を通していた順子が、1人の女性に目をとめた。
先週にカウセリングと診察を受けた、川島凛というまだ26歳の若い人妻。
彼女は突き詰めると、性問題に悩む女性だった。
お誂え向きではないか、順子の瞳に妖しい光が宿る………。
楽しみだった………。
時間前にきちんと来院していた川島凛は、名前を呼ばれてドアを開けた。
緊張で身を固くしている凛を椅子に座らせ、順子は全てを包み込むような柔らかい笑顔で迎えた。
女医:順子 川島さんは先週、いらしていただいてますね……今日は検査と、もし必要なら治療をしていきましょう。
凛 ………はい……あの、治療は痛みはどのくらいあるんでしょうか……
女医:順子 何らかの疾患というわけではない限り、痛みを伴う治療は必要ありませんからね
凛 そうですか………
ほっとした凛に順子は続ける。
女医:順子 ご自分の身体をよく知ることから始めていきましょう………デリケートな問題ですから、頑張りましょうね
川島凛は、セックスに問題を抱えていた。
凛は厳格な家庭に育ち、大学を出て直ぐに家庭に入るまで処女だったというのだ。
両家の親が決めた時代錯誤の結婚は、世間体の良い見せかけの家庭だと順子は見抜いた。
女優やモデルでも通用しそうな凛と違い、頭脳だけが良い夫とのセックスは、女を喜ばせるものとは程遠いのだろう。
初めは処女膜を貫く感動はあったものの、開発もされていない凛の身体を女へと変えるテクニックなど持ち合わせともないし、男としての度量は悲しいくらいないと思えた。
凛の場合、始めから検査着に着替えてもらった。
彼女の気持ちを考慮して、ショーツは着けたままにさせた。下着を剥がされる羞恥心は、男を勃起させるのに大事な興奮材料なのだから。
健康診断と称して一通り通常の検査をしていった。
婦人系の検査に移る。
女医:順子 じゃあ椅子にお座り下さい……お胸を診させてください、前を開けますね
そういうと順子は検査着を止める紐を解いて、凛の乳房を露わにした。
同性の順子を相手にしても凛の恥じらいを見せまいとする表情は、男なら堪らなないだろうと順子は思う。
Cカップはあるだろうか、小ぶりで白くて柔らかくて、乳首はまだピング色から脱してもいない、まるで少女を彷彿させた。
順子も医師である以上は丁寧に触診する。
もちろん性的感覚を呼び起こすソフトタッチが、惜しみなく発揮する。
凛は順子の触診に繊細な反応を示した。
順子が指を這わせるたびにすぅ〜っと肌が粟立ち、鳥肌になる。
若くても乳癌のリスクはゼロではなく安心を買う為にと、仕上げの乳首に取り掛かる。
女性の身体のことは女性である。
ソフトに摘んで痛みを感じる手前まで力を入れて、そして離す。
不信感を抱かせないように微妙に揉む。
摘む箇所をずらす際には先端をさり気なくスリっと擦り、念入り指先を駆使した。
すると凛は肩を寄せて感じまいとする健気な仕草を見せ、耳を赤く染めながら乳首を硬くさせた。
女医:順子 はい、問題はありません……じゃあ、あちらの診察台に乗って待っていて下さい
順子が目線の先にある診察台を凛も見た。
やはり緊張するのか、耳たぶ赤みがすぅっと引いていく。
女医:順子 緊張しますよね…痛いことは本当にありませんから、リラックスしましょうね…いま用意しますからあちらで待っていて下さいね
順子に促されて重い腰を上げた凛は、人生で2度目の診察台に上がった。
脚を広げて待つのが恥ずかしくて、順子が来るまで寄りかかりながら待つことにした。
もう子供じゃないんだから……凛はそう自分に言い聞かせた。
順子がやって来ると覚悟を決めて診察台に上がり、脚を開いてそれぞれの足を置く。
素早く目隠しのカーテンを引いてくれる心遣いが、凛には有り難かった。
それを見計らって若い女性が好きな順子の下僕が、音もなく順子の隣に立った。
やや内股にしている凛の股の間からは、パステルプルーのショーツが見える。
女医:順子 ごめんなさい、下着を取りますね…
順子の言葉に凛は腰を浮かせ、手を煩わせまいと協力的になってくれた。
片足づつ引き抜くと、申し訳程度で最低限の手入れが施された密度の濃い陰毛がびっしりと生え揃う光景に順子の下僕は、早くも股間を硬くさせる。
取り去った凛のショーツのクロッチには、たった今出来たばかりの染みがあった。
その証拠に染み込みきらない分泌液が、指がヌルリとした感触を覚えた。
順子に乳首を弄じられたことで、身体が反応した何よりの証拠だった。
こんなに敏感なのに不感症なはずはない、バカな旦那に代わって自分が………。
そう決意をする、そんな下僕だった………。
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