二人で話をしているとミナミがケーキと紅茶をもってきてくれた。
「さっきはゴメンね、、、コユキちゃんが、、、その、、あまりにも美人で大人びてるから、、、なんだか、女として嫉妬しちゃって、、、これ、わたしからのお詫び、、、」
「わぁ、、このケーキ、大好きなんです、、、ありがとうございます、、、」
「よかった、、、じゃあ、ゆっくりしていってね、、、」
美子がコユキにウィンクして微笑んでいた。
客足が戻ってきて美子も応援に入り、1人になった
常連なのか、ダイキにしきりに話しかける女性客も結構いる。
それにミナミも、、、
楽しげに声をかけながら、ダイキにボディタッチを仕掛けてくる。
仕事中だよ、、、ダイキに近づかないてよ、もう、、、
あっ、今ダイキにオッパイ押し付けた、、、
ダイキがすかさず離れてくれた、、、よかった、、、
でもモヤモヤする、、、
ケーキの事で、いい人だと思ったけど、やっぱりダ
メ、、、
どうしてもミナミを視線で追ってしまう。
ふざけて憎まれ口をききながら、ダイキへの視線に艷めいていたことを感じ取る、、、
女のわたしにはよく分かる、、、
ミナミはダイキを男としてしている。
それだとさっきの態度が頷ける。
ダイキの方が年下なのに、、、
でも最近はそういうのも多い。
全然ヘンじゃない、、、
そう考えると美子さんまで怪しく思えてしまう。
まさか、、、いくらなんでも年が離れ過ぎている、、、
でも単なるバイトの男の子にあんなに気を遣うものだろうか?
なにかしてあげたかったって、、、
まさか、、、
胸がざわめく、、、
ダイキがモテ過ぎるからいけないんだよ、、、
時間が過ぎていく、、、
ダイキが美子さんや、ミナミさんに積極的に慰められていたら、、、
例えば、それが肉体関係を伴うものだとしたら、、、
ダイキはきっとわたしになど、見向きもしなかったかも知れない、、、
また気持ちが沈んでいく、、、
ふとダイキが私服に着替え、そばに立っていた。
「えっ、、、もういいの?」
「店長があがっていいって、、、コユキを送っていってあげなさって、、、」
「そうなの、、、」
嬉しい、、、
ゴメンなさい、、、ヘンなこと考えて、、、
やっぱり、美子さん、、、いい人、、、
美子が見送ってくれる。
またいつでも来てねと声をかけてくれた。
そしてミナミの視線を感じる。
わたしはダイキの腕を取った。
胸を押し付ける。
「行こうか?」
「うん!」
店を出た。
まだ視線を感じる、、、
コユキはアタマをダイキの肩に預けた。
「ねぇ、、、ダイキの部屋に寄りたい、、、」
「うん、、、そうしようか、、、」
フーンだ、、、
わたし達、ラブラブなんだからね、、、
つづく
※元投稿はこちら >>