家のそばまでダイキが送ってくれた。
もうすぐ九時になろうとしている。
近所のこともあるしキスはガマンするつもりだったのに、コユキは別れの寂しさから、抱きついて求めてしまった。
運良く人通りも無く、熱く口づけを交わす。
明日の約束をして玄関に入った。
両親に顔を見られるのが恥ずかしくて、遅くなってゴメンなさいとだけ告げると、逃げるように部屋へと駆け込んだ。
机に向うが勉強がまるで手につかない。
ダイキのことで頭の中が、いや、、カラダ中が占領されている。
ダイキの優しい眼差し、背が高くて引き締まったカラダ、、、
そして逞しい腕の中でオンナの歓びを教えてくれたあまいセックス、、、
カラダの奥がまだジーンとしてる、、、
さっきまで逢っていたのに、今すぐ逢いに行きたい。
あんなにいっぱいシタのに彼の腕に抱かれたい。
明日、もっとイッパイ甘えよう、、、
そして、、、わたし、また、、、
わたしって、、、すごくエッチ、、、
でもそんなわたしもスゴく好きだと言ってくれた。
明日はもっと積極的になってみようかな、、、
ドキドキして頬が熱くなる。
ドアがノックされた。
「コユキ、少しだけいい?」
母だった。
もちろん迎え入れる。
母はベッドに腰をおろし話を始めた。
「お父さんが明日、三人でドライブにいかないかって、、、」
「えっ?」
急に、、、どういうこと?
話が、、、ついたということ?
どんなふうに?
そういえば以前のように母がすごく穏やかな表情をしている。
そして満ちたりた顔をしてる、、、
ひょっとして二人は、、、
顔が赤くなる。
両親のセックスを想像したことで、更に生々しくダイキとの交わりを思い浮かべてしまう。
ダイキ、、、カラダが疼く、、、
「ゴメンなさい、、、わたし、用事があって、、、」
「いいの、、、そうか、、、じゃあ、お父さんと二人で出かけてもいかしら?」
「もちろんだよ、、、わたしのことは全然気にしなくていいからね、、、」
つづく
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