ダイキは約束の場所で待っていてくれた。
細身で背がすごく高い。
手脚もスラリと長くて、黒のスタンドカラーのシャツとデニムのパンツがすごく似合っている。
やっぱりカッコイイ、、、
顔だってモロ好みだし、、、
金髪は、、、しょうがないか、、、
まあ、似合ってるし、、、
仏頂面をしているのが玉にキズだけど、わたしを見つけると顔をほころばせ笑みを浮かべる。
お前はオッサンか?
でも、わたしも同じなんだろうなと思う。
一目散にダイキに駆け寄る。
胸が熱くなる。
さりげなく胸を強調した白のシャツにストレッチデニム、165の身長もあって大人びて見える。
水色のジャケットを羽織リ、メイクもキメてきた。
ダイキは眩しそうにわたしを見つめ、すごく似合うと褒めてくれた。
すごく嬉しい、、、
並んで歩くと余計にダイキの背の高さが分かる。
キスをするときは頑張って背伸びしないと、、、
それに、、、下着だって大丈夫し、、、
顔が真っ赤になってしまう。
だって電話で好きだと告白し合って初めてのデートだし、、、
いろいろ期待しちゃう、、、
少し照れくさいけど、思い切って腕を組んでいった。
ダイキは微笑んで受け入れてくれる。
すごく幸せ、、、
午前中は美術館に行った。
わたし達、本当に趣味が合う。
マナブのときとは大違いだ、、、
でもダイキとなら、どこでもいいかな、、、
だってそばに居るだけで嬉しくて、楽しい気分にしてくれる。
どうしてだろう?
でも本当は分かってる、、、
わたしはダイキに恋してる。
ランチを取りながらダイキの一人暮らしの話になった。
「ねぇ、、、わたし、ダイキの部屋、、、見てみたいな、、、」
「俺は構わないけど、、、マズくないか?」
「どうして?」
「だって、、ほら、、、一人暮らしの男の部屋に、、、その、、女の子がさ、、、」
もう、、、ヘンなところで真面目なんだから、、、
普通、顔には出さないで歓ぶところでしょうが、、、
「なんで?そんなこと、、、わたし、何もしないから大丈夫だよ、、、」
「それもそうだよな、、、そんなにキレイじゃないかも知れないけど、いいか?」
「うん、、、わたし、掃除してあげる、、、そういうの好きだし、、、」
「ナルミって、、やっぱ、いいよな、、、」
「ええっ、、、なにが?」
「美人なのにさりげなく優しいし、、、気取ってなくて、素直だし、、、」
「嬉しいけど、恥ずかしい、、、あっ、、、でも普通反対だよね、、、」
「どういうこと?」
「普通は男の人が何もしないから部屋にこないかって誘うんじゃない?」
「そういえばそうかもな、、、」
「そうだよ、、、それなのに、わたしったら、、、でも、ダイキが言ってくれないせいだからね、、、」
「だって、、、俺、約束出来ない事は言えないから、、、」
えっ、、、それって、、、
すごく胸がドキドキしちゃう、、、
これだけ前フリされて何もなかったら、、、かえってキツイかも、、、
「ねえ、早く、、、彼女を部屋に案内してくれるんでしょう、、、行こ、、、」
コユキはダイキの手を取った。
つづく
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