「ごめん、、、ごめんなさい、、、わたし、勘違いしてた、、、アナタだけを愛している自信があったから、、、知られなければ、浮気しても大丈夫と考えたの、、、他の男にチヤホヤされて、オンナとして求められるのが嬉しかった、、、あの男にイヤらしい目で見られて、、、わたしとセックスしたいんだと思ったら、、、抑えることが出来なかったの、、、好きとか愛とかじゃないの、、、ただのオンナに戻ってみたかった、、、心の中ではアナタにすまないと、いつも思ってた、、、いつでも別れられる、、、いつでも元に戻れると思い込んでいたの、、、アナタにもっと抱かれたいと思ってた、、、それなのに、アナタは、、、」
「それは、お前が浮気していたからだろう、、、他の男とセックスしているお前を抱く気になんてなるか!」
「そうだよね、、、わたし、知られていたなんて分かってなかったから、、、仕事のせいとか、わたしにもう魅力を感じてくれていないんじゃないかって、、、すごく怖くなって、、、」
「そんなことない、、、俺はずっと、お前を最高のオンナだと思っていたんだ、、、」
「わたし、最低なことをしてた、、、ごめんなさい、、、本当に目が覚めた、、、許されることではないと分かってる、、、でも、、、あと一度だけ、チャンスをくれませんか?生まれ変わったつもりでやり直します、、、コウヘイとコユキに一生をかけて償いたいんです、、、勝手なことばかりでごめんなさい、、、けど、二人がいないと、、、わたし、生きていけない、、、お願いします、、、」
ユキナは涙を流していた。
土下座をして懇願していた。
憐れに思う。
でも赦す気にはなれない。
「そんなことは、無理だよ、、、」
「そう、、、だよね、、、」
「でも、、、まだ話合いはしても構わない、、、他にも聞きたいこともある、、、今日はここまでにしよう、、、疲れた、、、後は明日にしよう、、、」
ユキナはホッと息をついた。
僅かだけれど希望はあるのかも知れない、、、
今はそれにすがるしかない、、、
涙が頬を伝う、、、
「ありがとう、コウヘイ、、、わたし、、、全部、これからは正直に話すから、、、」
「話をするだけだ、、、それだけだ、、、」
それだけでいい、、、
今はそれだけで、、、
今すぐ出ていけと言われるより、ずっといい、、、
つづく
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