わたし達はその後、立て続けに2回した。
ナオキはオッパイもカラダも、そしてセックスもアイよりずっといいと言ってくれた。
でもわたしは最初のうちは凄く感じたけど、最後にはやっぱりコウヘイの方がずっといいと思うようになっていた。
愛しているせいなのか、、、何もかもがコウヘイの方がずっといい。
ナオキには言わなかったけど、そう確信してコウヘイへの罪悪感に苛まれた。
そして翌日からわたし達は約束通り関係を絶った。
ナオキはアイとよりを戻した。
それで終わりはずだったのに、大学二年になってふと二人は再会した。
そして食事を共にした。
その後二人で飲んでいるうちにナオキがアイと別れたことを知った。
そのときのわたし達は少しマンネリを感じていて以前ほど逢わなくなっていた。
しかしもちろんわたしはコウヘイだけを愛していたし、コウヘイもそうだと疑いもしなかった。
ナオキがアイと別れた理由は意外なものだった。
アイは実は以前からずっとコウヘイが好きだったらしい。
わたしはまるで気づかなかったし、アイの口から聞いたこともない。
ナオキは薄々感じていたらしい、、、
ある日突然、もう自分の気持ちにウソはつけないと言って別れを告げられたそうだ。
これからはコウヘイだけを想い続ける、、、
二人の関係を壊すつもりは無いから、気持ちを打ち明けるつもりも無い。
けれどずっとコウヘイのそばに居たいと言って、アイはナオキの前から去って行った。
わたしはショックを受けた。
考えれば二人はお似合いだった。
わたしなんかよりずっと、、、
アイは頭が良いし、ずば抜けた美人だ。
品行方正で優しく、思い遣りもある。
わたしもそれなりに自信はあるが、アイには到底敵わない。
勝てるとしたら、それこそオッパイだけかも知れない。
アイがわたしを出し抜いてコウヘイに言い寄ったりしないことは分かっていた。
そしてかりにあったとしてもコウヘイが決してなびいたりしないことも、、、
わたし達はいずれ結婚するつもりだ。
それなのにわたしは胸の奥にモヤモヤしたものを感じていた。
そしてそのモヤモヤがわたしを不安にさせて、アルコールが過ぎてしまった。
いや、そんなことは言い訳にはならない。
その夜、わたしはナオキの腕に抱かれ、あってはならない関係を復活させていた。
今回は一日限りの過ちでは済まなかった。
関係は半年にも及んだ。
完全な二股だ、、、
いや、愛していたのはコウヘイだけだったから、ナオキは単なるセフレだったのか、、、
とにかくわたしは裏切りの生活を送っていた。
コウヘイとよりもナオキと何倍もセックスしていた。コウヘイの方がずっといいのに、、、
ナオキも満足させてくれたが、ずっと、ずっと、コウヘイのセックスの方が良かったのに、、、
それなのににわたしはナオキとの浮気関係を半年も続けた。
コウヘイとは出来ない淫らな行為も、卑猥な言葉をセックスの最中に叫びながら爛れた関係にのめり込んでいった。
なぜ自分がそんなことをしているのかも分かっていなかった。
自分がアイよりもオンナとして優れていることを証明したかったのかも知れない。
でもそんなことは必要の無いことだ。
コウヘイはあくまでもアイを友人としてしか見ていなかった。
それなのにわたしは、、、
しかしある理由でナオキとの関係は完全に終わりを告げた。
それ以来、ナオキとは一度も逢ってはいない。
それなのにコウヘイはなぜ、、、
しかも今になって、どうして知ったのだろう?
「何のこと?いきなり、、、どういうこと?」
「ナオキと浮気してたろう?高校のときと大学のときに、、、」
「そんなこと絶対にして無いよ、、、そんなに昔のこと、誰に聞いたの?」
もう否定するしか無い、、、それしかない、、、
昔のことだ、何とかなる、、、
「ナオキ本人だよ、、、結婚式の一ヶ月前に聞かされた、、、嫌がらせじゃないぞ、、、本当に悪かったって謝ってたよ、、、土下座して、、、一生黙っているつもりだったけど、俺たちが結婚すると知って、殴られるのを覚悟して告白してくれた、、、」
「どうして、そんな、、、」
「お前がそういう女だから、、、結婚するなって、、、俺が不幸になるのを黙って見ていられなかったそうだ、、、」
「そんなこと絶対にしてない、、、あの人、わたしに気があったから、、、わたし達のジャマをしようとしたんだよ、、、」
「お前達のセックスしてる動画や写真を見せられた、、、裸で中出しされた股を開いてダブルピースしてる写真もあった、、、」
「そんなのウソ、、、絶対にしてない!」
「ウソじゃないのはお前が一番よく知ってるはずだ、、、何なら見せようか?今でも持ってる、、、」
「そんな、、、」
「それにアイツと別れたのは俺のためじゃない、、、他の別男と浮気したからなんだろう?俺と二股かけていたのに、、、」
「それは違う、、、本当に違う、、、」
「違わないって、、、証拠も見せてもらった、、、ウソはもういい、、、やめてくれ、、、」
「ごめんなさい、、、わたし、どうかしてた、、、自分でもわけが分からなくなって、、、アナタだけを愛していたのに、、、それだけは信じて、、、」
つづく
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