二人で作業を続ける。
意外に早く、30分ほどでそれは済んだ。
まだ残暑が残るなか、日差しが強く、まるで盛夏を思わせるような陽気だった。
ヨシコの誘いで別荘に入り、冷たい飲み物を口にした。
高校生離れした男らしい逞しい体、、、
若くて艷やか肌に汗を滲ませ、一気に飲み干すその姿に言いしれないセクシーさを感じてしまう。
、、、あの頃よりも逞しくなった、、、
顔立ちだって、、、大人っぽくなって、、、ますますわたし好みに、、、なって、、、
ダイキの視線を感じる、、、
わたしは皆が出かけるとすぐに羽織っていた上着を脱いだ。
もちろんダイキを意識して、、、
一瞬、胸元に注がれたのを見逃さない。
わたしも汗をかいている、、、タンクトップが素肌に張り付き、ブラのラインが透け、胸の谷間が覗けているはずだ。
細身のカラダに似合わないミッシリと実った乳房、、、ミナミには敵わないけど、人が驚くぐらい着痩せするまん丸に張り詰めた豊乳をダイキは知っている、、、
久しぶりにダイキの男の気配を感じとる。
わたしがオンナのすべてを教えたオトコ、、、
そして、わたしのオンナを呼び覚ましてくれたオトコ、、、
はじめてダイキがバイトの面接に来たとき、中学生ということもあり、断るつもりでいた。
しかし家庭の事情を聞くうちに気持ちが変わり、雇うことを決断した。
そのときダイキはすでにキンパツにしていた。
家庭を顧みず浮気に走る両親への反発心だったのだと思う。
そのキンパツとは裏腹に、ダイキはすれたところのま
るで無い少年で、一生懸命に働いてくれた。
夫の浪費癖と浮気で一年前に離婚していたわたしは、一人娘ということもあってダイキを弟のように感じていた。
それに背が高くて整った顔立ち、真面目に仕事に取り組む誠実な性格。
正直、タイプだと思った。
だから、いつの間にかダイキを視線で追うようにな
り、特別に目をかけるようになった。
家庭のこともあり、沈みがちな表情のなか、ときおり見せる笑顔に女心がトキメイた。
わたしがあと10歳若かったら、、、
何度もそう思うようになっていた。
いつ頃からだったろう、、、皆と打ち解けるようになったダイキが、わたしを憧れのこもった視線で見つめるようになったのは、、、
初めは気のせいかと思った、、、
でも違っていた、、、
明らかにわたしを女として意識している、、、
胸がトキメイた。
わたしはまるで少女に戻ったようにダイキを熱い視線で見つめるようになっていった。
さりげなく体に触れながら会話をするようにした。
ときおり胸を押し付けたりもした、、、
ますますダイキに男を感じるようになっていく。
頬を染めるダイキの反応に童貞だと確信する。
きっとダイキはわたしを思って、オナニー、、、してる、、、
カラダが疼いた、、、
わたしだって、、、ダイキで、、、してる、、、
誰にもダイキの初めてを奪われたくない、、、
バイトの女の子たちもダイキを狙っている。
そんなことは前から薄々感じていた。
特にミナミは危ない、、、
ふざけているように見えて、あれは本気だ、、、
わたしには分かる、、、
あのミナミのカラダ、、、
あのカラダと可愛らしい顔立ちで童貞のダイキに迫られたら、、、
現にそれらしきことをしつつある、、、
絶対にイヤ、、、
わたしは決断した、、、
つづく
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