吉崎の第一印象は最悪でした。
熊のような大きな体。
大きな鼻が特徴的な醜い顔。
ぶ厚い唇を歪めて下品な笑みを浮かべながら見つめられると嫌悪感すら感じた。
謝って逃げようとしましたが、それよりも早く手首を掴まれ部屋の中に引き込まれました。
強制的にソファーに座らされ、同意を求めもせずに横にどっかりと座ってくる。
私は振動に揺れながら、なんてデリカシーのない男だろうと思いました。
醜くて威圧的で自分勝手で・・・おまけにデリカシーもないなんて最悪だ。
それは、私の顔と態度に出ていたと思います。
でも吉崎は気にしません。
私の態度など気にも止めずに太ももを撫でてきました。
私が断ろうとするたびに雑談でお茶を濁して体に触れてきます。
体をよじっても肩を撫で、足をよけても太ももを撫でてきます。
たっぷりと時間をかけ、ゆっくりと少しずつ進んでくるのです。
普通なら こんな事を受け入れるはずがありません。
でも、その空間は普通ではありませんでした。
この醜い男は私を抱く為に、私の旦那の許可を得てこの場に来ているのです。
私は旦那の望みで、名前も知らない男に抱かれるために このホテルに来たのです。
不能になり自分の妻を他の男に差し出す旦那。
旦那の願いを叶えるためとはいえ、もうすでに2人もの男に体を許した私。
それを思うと、この下品なくらい露骨な欲望を剥き出しにした醜い男だけを悪いとは言い切れませんでした。
そして吉崎はそんな私の心の隙をつき、抵抗しきれない私の体から少しずつ服を奪っていきました。
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