若くて逞しい青年の性欲は尽きる事がなかった。
ホテルを出るまで ずっと繋がったままだった。
ソファーからベッドに移動する時も、正常位からバックになる間も繋がっていた。
3回目の精液は正常位で、4回目はバックで受け止めた。
今までの男もそうだったが、吉田君も旦那より気持ちいいと言うと悦んだ。
よがり狂う私を満足げに見下ろしながら、さらに激しく腰を振った。
私はそんな吉田君に抱きつき・・・
先輩、先輩!
ふと気がつくと、吉田君が心配そうな表情で私の顔を覗き込んでいた。
場所は、妄想の中にも出てきた喫茶店だ。
私は無意識に妄想に没頭していた自分が怖くなった。
今まではムラムラした気分の時に自分で作った妄想を楽しんでいただけだったのに、最近では自分でも気づかないうちに自然に、しかも肩をゆすられてもすぐには元に戻れないくらい深く没頭してしまっている。
どこまでが現実で、どこからが妄想なのかがわからない。
それが一番怖かった。
駅前で声をかけられたのは現実。
誘われて断れず、喫茶店に入ったのも現実。
過去の失敗談で笑ったのは、今のプロジェクトへの熱い意気込みに感心したのは、イヤな上司の口を言い合ったのは、どこまでが現実なのか、、、
まさか、ホテルの話は・・・現実のはずがない・・・そんなコト、話すはずがない・・・
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