「待て待て。そう焦らずとも良いではないか。志乃殿。その短刀で拙者を刺して志乃殿も死ぬ積もりでおられたようだな?それが、フフフ。
夫の新左衛門はどうした?」
「只今、死にましてにございます。」
「さて、それは困ったのう。我々が毒を飲ませてことを志乃殿も御存じだ。ご奉行も志乃殿にご執心。ここは一考の価値がある。皆の衆。」
「志乃殿の素っ裸は今日は拝めそうもありませぬな。」
耕三郎を刺す積もりで忍び込んだ志乃だったがこれまでのたび重なる現代で言うところのセクハラで志乃の心の奥に潜んでいたマゾの炎が
燃え盛っていたのだった。死ぬ前に一度だけその喜びに浸りたい、そんな気持ちが耕三郎の一言で爆発してしまったのだ。
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