三ヶ月後、シズカは妊娠したことを知った。
父の子だと直感した。
最愛の人の子を身籠もった。
後悔など一欠片も無い。
歓びがこみ上げ、心から幸せを感じていた。
でもその後、すぐに地獄へと突き落とされることになった。
父は病魔に犯されていた。
父はタイシが自分の子とは知ることなく、あの世へといってしまった。
シズカにはそれを告げる気はなかった。
病魔に苦しむ父に真実を告げることなど出来なかった。
部長との食事で父を思い出し、気を許したシズカは、勧められるままにアルコールを口にした。
気がついた時にはホテルのベッドの上で裸にされて、部長がシズカの胸にむしゃぶりついていた。
「スゴいカラダだ、、、このデカイ胸、、、ずっと、ものにしてやろうと思ってたんだ、、、」
うわごとのように繰り返しながら、部長は全身に愛撫を加えてきた。
抵抗しようとしてもカラダが言うことを聞かない。
叫ぼうとしても、イヤッ、やめてと弱々しい声しか出せない。
アルコールのせいなのか、それとも何かクスリを飲まされたのか、、、
シズカの母親譲りの見事な肉体を部長は隅から隅まで堪能し、貫いた。
始めは拒んでいたシズカも、中年男の粘り着くような執拗な愛撫に熟れたカラダが反応し、熱く燃えていた。
夫のときより感じてしまう。
自分の意思とは反対に男の体にしがみつく。
最愛の人を失い、その同年代の男のセックスにのめり込んでいく。
出なかったはずの声で絶頂を告げながら、シズカは何度も昇り詰めた。
つづく
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