タカヤではなかった。
そこには店長が立っていた。
店長は有無を言わせず家に上がり込んできた。
詩織とシュウジのせいで店が大変な迷惑を被った。
これからの客足にも影響が出るとくどくどと詩織を責め立てた。
そしてシュウジにもバイトを辞めて貰ったと告げられた。
シュウジは他のパートにも手を出していたらしい。
泣き寝入りをして辞めていった人妻や女の子が何人かいて、大事にはならなかったので目をつぶってきたが、今度ばかりはそうはいかない。
二人が辞めたとしても、売り上げが下がったらどうしてくれると脅すように言いながら、店長はいやらしい目つきで、詩織のカラダを舐め回すようにに見つめていた。
詩織はこの男が何を望んでいるのか気付いていた。
詩織にはそれをはねのける気力すらなくなりかけていた。
「どうしろと言うんですか?」
「そうだな、、、奥さんの誠意が見たいと言うところだな、、、」
この男もわたしのカラダが欲しいんだ、、、
ヘビのように滑りを帯びた視線がそれを告げていた。
想像の中でわたしを裸にして、楽しんでいる目つきだ、、、
「イヤとは言わせない、、、近所にバラしてもいいんだぞ、、、もしそうしたら、どうなるかな?」
最低の男だ、、、
この男は普段は善良な仮面を被っているが最低のクズ男だ、、、
でも、、、わたしも最低のクズ女だ、、、
「なあ、、、一回だけだ、、、全部秘密にする、、、だから、いいだろう?」
わたしは汚れきっている、、、
もうどうでもいい、、、
詩織は男に従った。
寝室で裸に剥かれ、ベッドに押し倒された。
「スゲェ、、カラダだ、、、ずっと、一度、見てみたいと思ってたんだ、、、こんなにエロいカラダして、、、思いきりハメてやる、、、あんなガキより、ずっと気持ちよくさせてやる、、、」
この男はきっと同じような手口で何人もの女をものにしてきたに違いない、、、
詩織の目にはもう何も写っていなかった。
本性を現した醜い中年男が体中に指を這わせ、唇を吸い、辺り構わず舐め回し、そしてシャブリ尽くしてきた。
馬鹿の一つ覚えのように、スゲェ乳だと褒め続ける男が滑稽にしか思えない。
何も感じなかった。
よごれてしまったカラダを更に汚されているとしか思わなかった。
男がのしかかって来て、カラダを繋がれた。
感じていないのに濡れたカラダが、男を難なく受け入れているのが不思議だった。
店長はだらしなく頬を緩めながら詩織のカラダの内部を褒め称え、腰を力強く打ちつけてきた。
男の律動を受け入れながら、ずっとタカヤとしないまま別れることに辛い思いが込み上げてきた。
これがタカヤだったら良かったのに、、、
店長の性器は思いのほか逞しく、他の誰よりも太い気がした。
でもタカヤの方がずっといい、、、
最後にタカヤに思いきり抱かれたかった、、、
つづく
※元投稿はこちら >>