沈黙が流れる。
そして、シュウジの視線が詩織の胸に注がれているのに気づいた。
えっ、、、何かあるの?
シュウジに渡されて着たTシャツ。
小柄なシュウジのものだから、そんなに大きなサイズではなかった。
それでもユッタリとはしていたし、胸もそんなにきつい感じはしなかった、、、はずだ。
胸元に視線を落とす。
えっ、、、
汗をかいたせいなのか、シャツが胸に張り付いて、その豊満さを浮きぼりにしていた。
それだけならまだ良かった、、、
乳首が両方ともシャツの下からポツリと持ち上げ、その存在を露わにしていた。
見ていたことに気付かれたシュウジが、気まずそうに視線を逸らす。
気まずい雰囲気になりそうな気配を感じた詩織が、慌てて立ち上がった。
「乾いたかどうか、、、服を見てくるね、、、きっと、もう、、、」
後ろから、抱きしめられる。
「えっ、、、なに、、、どうしたの?」
「朝倉さんのこと、、、好きなんです、、、」
まさか、、、本気なの?
どうあろうと、こんなことは許してはいけない、、、
振りほどこうとしたが、相手は小柄とはいえ男だ、びくともしない。
「ねえ、やめよう、、、ふざけているんだよね?」
「ふざけてなんかいません、、、俺、本気だから、、、」
「それなら、余計にやめて、、、わたし、結婚しているんだよ、、、」
もう離婚されているが、それはこの際構わない。
「分かっています、、、でも好きなんです、、、」
「本当にやめて、、、子供もいるし、ずっと年上なんだよ、、、」
「そんなの気にしません、、、朝倉さん、すごく若いし、、、初めて会ったときから、、ずっと好きでした、、、」
耳元で囁きながらシュウジが胸に手を伸ばしてきた。
「ダメだよ、、、絶対にダメ、、、」
振りほどくのを諦め、両腕で胸をガードする。
こんなこと、、、絶対に許されない。
絶対にイヤだ、、、
「そんなこと言って、、、朝倉さんだって、、俺のこと、時々見ていたじゃないですか?知ってるんですよ、、、俺たち、両想いだって、、、すごく嬉しかった、、、」
「そんなこと、、、してない、、、シュウジくんの勘違いよ、、、」
「そんなはずはないと思うけど、、、でもそれなら絶対に両想いにしてみせますから、、、詩織さんは俺の理想の女性なんです、、、」
甘い言葉を囁きながら、耳に息を吹きかけられ、甘噛みされる。
「アッ、イヤッ、、、」
カラダが震え、思わず腕が緩んだ隙にシュウジの手が潜り込んでくる。
「ああっ、イヤッ、触らないで、、、」
防ぐ間もなくシュウジの両手に乳房が占領される。
シャツは着ていてもノーブラだ。
ほとんどダイレクトにその感触を確かめられてしまう。
「イヤなの、、、お願い、もうやめて、、、」
「やめないよ、、、絶対に、、、」
そう宣言したシュウジが詩織のうなじに口づけをした。
「アッ、ああん、、、」
声が漏れてしまった。
詩織は感じていた。
甘く痺れるような感覚が全身を駆けめぐる。
躰の力が抜けていく。
すかさずシャツをまくり上げ乳房を晒す。
シュウジは詩織を自分の方を向かせ、両手を押さえて、じっくりと鑑賞した。
「イヤよ、、、見ないで、、、」
「スゲぇ、、、こんなに大きいなんて、、、カタチだって、、、全然垂れてない、、、」
乳房に武者振り付くようにしてベッドに押し倒す。
「イヤッ、ベッドはダメ、、、」
構わずシュウジはその量感を確かめるように乳房を揉み込みながら、唇を奪おうとする。
詩織は顔を背け、必死に抵抗して唇を許さなかった。
諦めたシュウジは詩織の首筋に唇を這わせ、本格的に乳房への愛撫を開始した。
「すごく柔らかい、、、最高だよ、詩織さん、、、」
何度も乳房に口づけされた。
撫でられながら、もう一方の乳首を吸われ、シャブられた。
必死に声をこらえるが、背中はのけ反り、何度も胸を押し付けてしまう。
まるで愛撫を催促しているかのように、、、
「あん、イヤッ、、、ダメなの、、、もう、しないでぇ、、、」
「だって、詩織さんの乳首、、ビンビンだよ、、、」
「イヤぁ、、、そんなこと言わないでぇ、、、あーん、、、」
詩織のカラダに火がついていた。
遠ざかっていたタカヤとの性生活で溜め込まれたカラダの疼きが、出口を求めてもがき苦しんでいた。
「んんっ、アッ、、、、んっ、ああっ!んんっ、イヤ、、ん、、、」
執拗なまでの胸への愛撫に、いつの間にか抵抗も弱まり、甘い声を漏らし始める。
そして詩織の下半身が気付かぬうちにくねり始めていた。
つづく
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