そんなとき、タカヤがパソコンの電源を入れた。
スクリーンには、はちきれそうな乳房に黒のレースのブラをした詩織があの男の下半身に頬ずりする姿が映し出されていた。
「お前、、、こんなエロいブラ、、、持っていたんだな、、、」
「なに、、、これ、、、」
「お前が、、、浮気がバレた日に、、、アイツがとっていた録画だ、、、処分する前にユキエさんが俺に黙っているわけにはいかないと、渡された、、、今夜はこれを見ながらお前を抱く、、、」
そうだったのか、、、
全て合点がいった。
あの日タカヤはこれを渡され、わたし達の新たな情事を見た。
それで機嫌が悪くなり、具合を悪そうにしていた、、、
「イヤ、、、それだけは、、、許して、、、」
「イヤなら、抱かない、、、お前とはもうしない、、、」
「イヤッ、、、シタい、、、タカヤとシタい、、、分かったから、、、イッパイ抱いて、、、」
「お前も見るんだ、、、」
「、、、はい、、、」
詩織は映像の中の自分を見つめた。
そこにはまるで自分とは思えない淫らな顔をしたオンナがいた。
『ああっ、今日はイッパイ乱れたいの、、、わたしが全部シテあげるね、、、』
コウタの体にへばりつき、乳首を舐めタカヤを凌駕する性器をシゴいていた。
次第に唇を下に移動させていき、腹筋、ヘソ、そして太ももを舐めすする。
さも愛おしそうに口づけを混ぜながら丹念に愛撫を続けている。
『ウウッ、すごくイイぞ、、、今日の詩織、、、いつもよりもスケベだな、、、』
『だってぇ、、、コウタにすごく逢いたかったから、、、』
タカヤが詩織の胸をまさぐってきた。
「ああん、タカヤ、許して、、、わたしのおっぱい、イッパイ触ってぇ、、、」
許しをこうように胸を押し付けていく。
『詩織って、本当にフェラが好きだよな?』
『イヤン、、、そんなこと、ないよ、、、コウタのだから、好きなんだよ、、、』
『本当だろうな?』
『本当だよ、、、あーん、スゴイぃ、、、デッカくてビンビンになってるよ、、、あぁ、好き、、、わたしね、、、あの人のフェラしているとき、、、コウタのを思い出すの、、、コウタの方が全然スゴイって、、、それでねぇ、、コウタにすごく逢いたくなるのぉ、、、』
わたし、こんな酷いこと、、、言っていたの、、、
「ごめんなさい、、、本気じゃないの、、、あんな男だと知らなかったから、、、このときは、、、アイツに歓んで欲しくて、、、本当にバカでした、、、もうしません、、許して下さい、、、』
激しい後悔に襲われる。
だが、ここで挫けたら、タカヤは二度と戻って来ない。
これは罪を犯した自分へのバツなんだ。
今にも遠ざかりそうな夫の気持ちを必死に繋ぎ止めようとする。
つづく
※元投稿はこちら >>