2日後。悦子さんに呼ばれた僕は、あの工務店へと向かっていました。新築住宅の工事ことで、僕と打合せがしたいと言ってました。
着くと、駐車場には社長さんと悦子さんの車が停まっていました。2人共、事務所にいるようです。
「こんにちわー。」と言って中へ入ると、社長さんがそこにいて、「ああ、後藤さん、いらっしゃい。」と挨拶をしてくれます。
しかし、悦子さんはと言えば、「どうしてよー!いっつも言ってるでしょー!もう、私、知らんからねぇー!」と興奮気味。
社長さんに不満をぶつけていたようです。社長さんは僕を見て、「女房より恐い…。どう思う、後藤さん?」と苦い顔をします。
「今は、後藤さんは関係ないでしょー!あなたに言ってるのー!」とまだまだ社長さんに追い討ちを掛ける悦子さん。
来るタイミング、間違えたようです…。
一悶着も終わり、社長さんは奥の部屋に戻りました。悦子さんは資料を揃えながら、僕を自分の机に招きます。
「いっつもあんなの、あの人。」と僕に同意を求めて来ます。
でも、何があったのかは知りませんが、社長さんの肩を持ちたい僕でした。
打合せが始まると、この工事に対する彼女の意気込みのようなものを感じました。
現場監督としての知識のようなものが足りないことはこの僕でも分かりますが、彼女なりに考えて、僕に質問をぶつけて来ます。
「そんな当たり前のこと…。」なんて質問もいくつかありましたが、全て丁寧に、こと細かく答えてあげたのです。
気がつけば約40分、彼女と打合せていました。仕事のことで、これだけ長く悦子さんと話をしたのは初めてでした。
打合せも終わり、「あー、飲み物出してなかったねぇ?コーヒー飲むー?」と言われました。
その頃には社長さんの姿はなく、「さっき、あっちから出て行ったよ?」と彼女が教えてくれます。
「大橋さん?この現場、気合い入ってる感じ?」と聞くと、「一人で任されるの、初めてだから。」と言っていました。
そして、「助けてよー?何かあったら、私、助けてよー?頼りにしてるんだからー。」といつもの甘え声でお願いをされるのです。
それを聞いて、取り敢えず、社長さんではなく、やっばり悦子さんの方の肩を持つことを決めた僕でした。
まあ、工事開始は数ヵ月後。それから、完成までは約8ヶ月掛かります。長くなりそうです…。
ちなみにこの家を建てる施主様は、ある新婚のご夫婦です。資金は奥さんの方のお父さんがほぼ全額を出資されます。
それなりのお金持ちのお嬢さんなんですね。そのお顔は年齢よりも幼く、まるでアイドルのような可愛さの持ち主です。
しかし、目を奪われるのはそこではありません。胸です、胸!
巨乳を越えて、もはや爆乳。会った人はみんな、「あの胸が気になって、気になって。」としか言いません。
その女性を巡り、僕と悦子さんの間で一騒動あるのですが、それはまた後程…。
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