他の部屋に聞こえるから声は出せない、他の部屋に振動が伝わるから動くことも出来ない。
分かっていたとは言え、互いの身体を欲していた僕達には、辛い現実だった。
それでも抱き締め合い、口づけを交わしながら、手を使って互いの性器を刺激し合う、そんな愛し方をしていたのです。
ただ、その程度のものでも、感じやすい彼女はとても苦労をしていました。
何度も僕の胸に顔を埋めいたのは、その度に声が出てしまいそうになるのを押さえ付けるため。
口から漏れそうになるのを、歯を食いしばって必死に堪えていたのだと思います。
「ツラい?」と聞くと、「ツラいよー…。ほんと、ツラい…。」と真顔で嘆いてましたので。
そんな悦子さんが、「お口でさせてー?私はもういいから、ソウヤくんだけ、逝って?」と言って来ました。
本当にツラそうで、これ以上はもう難しいと判断をされたみたいです。
彼女は静かに僕の下半身に移動をすると、数回チンポをしごき、口へ入れました。
顔も身体も満足には動かせない状況。そんな中、彼女は最低限の動きをして、フェラチオを始めてくれたのです。
チンポを咥えた顔をほとんど動かすことはなく、その舌だけを使ってのフェラチオ。
たぶん、彼女もあまりやったことはなかったのではないでしょうか。とても苦労をしているのが分かりました。
ただ、その不器用さが僕の刺激を高めたのかも知れません。
不定期にある部分を舐められることで、不意に襲ってくる絶頂感。
それを何度もくらうことで、明らかにいつもよりも速い射精になるのが分かります。
僕は広げた手を彼女に見せました。それを理解した彼女はティッシュを手に取ると、最後の仕上げをしてくれたのです。
声も出せない僕は、ただ下半身から精液が飛び出していくことで、達成感を感じていました。
彼女はシゴいたり、搾ったりして、僕から全部を抜き取ってくれています。
「気持ちいい…。」、静かに伝えたのは彼女への感謝でした。
事も終わり、彼女と布団へと入ります。少し気になったことがあったので、聞いてみました。
「少し、飲んじゃった?」、それに対して彼女は「ちょっとだけ…。勢いが良すぎちゃって…。」と喉を襲われたそうです。
「ただねぇ?これからは、頑張って飲むようにしてみるー。あなたもその方が良くないー?」と静かに言ってくれました。
僕を満足させたことで、安心して眠りにつく悦子さん。このまま、明日に向けての英気を養うようです。
実際、本当にそのまますぐに夢の中へと堕ちていきました。
ただ数分後、彼女はまた現実の世界へと呼び戻されることになります。
「僕だけ、なんか悪いよ…。」と考えている、僕の手によって…。
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